WARHAMMER 資料集

スケイヴン

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クイーク・ヘッドテイカー(Queek Headtaker)

「そう、そうだ。だからここじゃクイークに敵はいない。俺らは勝つ。それ以外に何がある?
俺らは全部打ち壊す。クイークは、クイークが一番強く、一番賢く、一番危険なことを世界に教えてやる!
それから俺らはノウドウェルが一体何を命令するのかを見てやるんだ。」

スケイヴンは地表からは見えない場所に群がる卑劣で悪意ある人ネズミです。
無秩序に拡がった地下の巣穴に隠れ、彼らは文明の根を齧り、常に陰謀と策略を企み続けています
― 暗い地下通路から溢れ出て、世界を不潔な毛皮と錆びた刃、害毒に汚染された汚物で溺れさせる日のために。

スケイヴンの地下帝国は無数の氏族によって成り立ち、それぞれの氏族は少しでも帝国全体の中で優位に立とうとして陰に陽に闘争を繰り広げています。
四つの大氏族はどのような状況においても揺るぎのない地位を保っていますが、
その下ではウォーロードの氏族が同盟を結び、またそれを裏切りつつ鎬を削っているのです。
現在はモーズ氏族が最大勢力を誇っていますが、これは彼らがドワーフの円柱の都 - カラク=エイトピークとして知られています - の下層部を占拠し、
地下帝国の中核の一つとして支配しているからに他なりません。
モーズの氏族長はウォーロード・ノウドウェルであり、スケイヴンの最高会議である十三人評議会の一員でもあります。
地下帝国の首都スケイヴンブライトで彼が評議会員の席に座っている間、円柱の都は彼のお気に入りである「右爪」、悪名高いクイーク・ヘッドテイカーに任されています。

真紅の鎧、そして怒りと自惚れに身を包んだクイーク・ヘッドテイカーはモーズ氏族に生まれ、スケイヴンの王国の最も狂暴で優秀な戦士の一人として知られています。
彼は数え切れないほどのドワーフの首を斬り落とし、最も多く怨恨の書のページに記されている個人の一人でもあります。
もちろん、彼を目の敵にしているという意味においてはグリーンスキンやエルフも同様ですが。クイークの戦闘能力よりも有名な唯一の特性は彼の傲慢さです。
彼は権力に飢えたナルシストで、切断した新しい敵の首を背中のトロフィー掛けに突き刺して敵(と味方)に自分がどれほど偉大かを誇示しています。

クイークがエイトピークの地下で権力の基盤を営々と築いていた頃、ノウドウェルはモーズ氏族の軍勢を統率させるためにクイークを呼び出しました。
十三人評議会は彼を深遠なる計画を完遂するための強力な駒と見なしているのです ― クイークの意志に拘りなく!

ロード・スクロルク(Lord Skrolk)

「毛皮の兄弟よ、ハハ!お前は今や真の同胞となったぞ。預言者どもの偽の言葉を拒絶して、角のある者の様相を受け入れろ!
スクロルクにワームストーンを持って来い!そうすればお前はプレイグモンクとなる。わしを裏切れば膿袋になる運命が待つだけだ…」

スケイヴン - 他のあらゆる種族を軽蔑し、捻じくれた性質の生き物による世界の支配を望む不快な人ネズミ - は揺れているヒゲから環節のある尾までを地下の暗がりに潜ませています。

ペスティレンズ氏族はスケイヴンの四大氏族の一つです。この氏族は多くの者がプレイグモンク - 腐朽と疫病の使徒 - であることで知られ、
彼らはホーンドラットの名において、狂気とも呼べる熱情で腐敗を拡散することを第一の目標として掲げています。
ペスティレンズはラストリアに到達した最初の氏族で、この熱く耐え難い気候を克服したスケイヴンたちはペスティレンズ氏族の基盤をジャングルの地下に築きました。
彼らがリザードマンと遭遇するまでに長い時間はかからず、長年に渡り続く敵意と憎悪がこの時生まれました。
ラストリアに侵入した全ての温血種族の中でリザードマンが最も憎んでいるのはスケイヴン - 特にペスティレンズ氏族 - です。
彼らはかつてスケイヴンを分裂させた内戦の原因となりましたが、今は再統合された地下帝国に復帰し、氏族長は十三人評議会の席の一つを与えられています。
アーチプレイグロードのナーグリッチがペスティレンズの長としてスケイヴンブライトから氏族全体を監督し、
ラストリアには昔日の勢威を取り戻そうと執念を燃やすロード・スクロルクが残りました。

スクロルクの存在そのものが自然に対する侮辱と言っていいでしょう。彼が踏んだ植物は萎れて死に、周囲の空気さえ暗く固まったように見えます。
スクロルクは年老いて盲いていますが、彼の視力の欠如を弱点だと考えるのは馬鹿者だけです…
戦闘においてスクロルクは陣頭に立って怒りを爆発させ、腐敗のロッドを振るい、リベル・ブボニクス - ペスティレンズによって召喚されるあらゆる疾病について解説され、
ナーグルさえ欲しがると言われている大冊 - から得た呪文を行使します。
しかしスクロルクの最大の武器は彼の異様なまでの狡猾さです。このプレイグモンクは無数の歳月を生きていますが、単なる病的な狂信徒をはるかに凌駕した存在です!

トリッチ・クレイヴンテイル(Tretch Craventail)

スケイヴンは地下で世界の根を齧る人ネズミです ― 彼らは旺盛な繁殖能力を誇り、凶悪で陰険な種族として知られています。
スケイヴンは氏族単位で統率され、敵対する氏族を外部の敵以上に憎んでいますが、もし彼らが内部抗争を止めて一つの強力な同盟に結束したなら、
世界はたちまち金切り声を上げる害獣の波に飲まれてしまうでしょう。

しかしそのようなことをスケイヴンは考えもしません。彼らの本質は裏切りと欺き、そして臆病さであり、
地下帝国においてはそのような特徴が美徳として誉め讃えられます。
特にリクタス氏族はその特質を誇りにしています ― 彼らは非常に豊かで、モーズ氏族のような裕福な競敵に匹敵する富を宝物庫に抱えていると言われています。
リクタスは屈背山脈の地下通路を支配し、巣穴は国果て山脈東方のダークランドにまで達しています。しかし最近、彼らの注目は遙か西方に惹かれました…

トリッチ・クレイヴンテイルは自分の巣穴のグランドチーフの称号を未だ得ておらず、彼の声に応える者もいません。
この若者はあからさまで恥知らずの裏切りを駆使し、一刻も早くリクタス氏族の階級を駆け上がらなければなりませんでした。
スケイヴンの社会では運だけで生き残ることはできませんが、トリッチの陰険で狡猾な才能は現在生きている人ネズミの中でも特に卓越していました。
彼は致命的な危険が間近に迫っている時、それを事前に嗅ぎ付けるという特殊な能力を会得し - あるいは目覚めさせ - たのです。
トリッチは回避不能な運命の中に上役を「案内」して、彼自身は姿を晦ますことができました。

そのような利益 - 彼自身の才能か、ホーンドラットからの贈り物かは分かりませんが - の結果、
トリッチは遂にリクタス氏族の長、十三人評議会の一員であるクラッチ・ドゥームクローの関心を惹き付けました。
ドゥームクローはトリッチにリクタス氏族の派遣軍を率い、屈背山脈の西方の彼方、エルフどものナガロス大陸に赴くよう命令しました。
ロード・クラッチの目的が何処にあるのかは判然としませんが、利他的な理由でないことだけは確かです ― 恐らく、彼の最も有能なチーフを使って権勢を得ようとしているか、
潜在的な対抗者を消し去ろうとしているのでしょう。もしくはその両方かもしれませんが…

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