+ βver
サーヴァント
【クラス】アヴェンジャー
【真名】ベルナール・リウー
【容姿】目付きの悪い男性。常に数十枚程度の紙束を持ち歩いており、何かある度に其処へ書き記している。
【英雄点】35点(ステ16点・スキル19点):令呪1画消費
【HP】25/25
【筋力】D:2
【耐久】C:3
【敏捷】C:3
【魔力】A:5
【幸運】C:3
【スキル1】語り手 EX
10点:宝具の使用回数が無制限になる。
【スキル2】サバイバーズ・ギルト B
5点:同盟を組んでいない場合、自分の筋力・耐久・敏捷・魔力・幸運を3ランク上げて扱う。(上限10)
【スキル3】不条理の傀儡 EX
4点:最大HPを10増やす。魔術攻撃時、補正値4を得る。
【宝具】『その尖兵たる鼠と不条理』(ラ・ペスト)∞/∞
【ランク・種別】ランク:B 種別:対界宝具 レンジ:1000 最大捕捉:数百万人
【効果】先手判定時に使用できる。
    全ての相手前衛に「黒死病」の状態異常を2回分付与する。
(「黒死病」:判定に1以上の補正値を得た場合、判定後に(『得た補正値』D3)のダメージを受ける。この効果でHP0にはならない。この状態異常は重複する。)
【その他】秩序・善 人属性/男性/医者/語り手

サーヴァント
【クラス】アヴェンジャー
【真名】ベルナール・リウー
【容姿】目付きの悪い男性。常に数十枚程度の紙束を持ち歩いており、何かある度に其処へ書き記している。
【英雄点】35点(ステ16点・スキル19点):令呪1画消費
【HP】25/25
【筋力】D:2
【耐久】C:3
【敏捷】C:3
【魔力】A:5
【幸運】C:3
【スキル1】語り手 EX
10点:宝具の使用回数が無制限になる。
【スキル2】サバイバーズ・ギルト B
5点:同盟を組んでいない場合、自分の筋力・耐久・敏捷・魔力・幸運を3ランク上げて扱う。(上限10)
【スキル3】不条理の傀儡 EX
4点:最大HPを10増やす。魔術攻撃時、補正値4を得る。
【宝具】『その尖兵たる鼠と不条理』(ラ・ペスト)∞/∞
【ランク・種別】ランク:B 種別:対界宝具 レンジ:1000 最大捕捉:数百万人
【効果】先手判定時、又は自身の手番に行動を行う代わりに使用できる。
    全ての相手前衛に「黒死病」の状態異常を1回分付与する。
(「黒死病」:判定に1以上の補正値を得た場合、判定後に(『得た補正値』D3)のダメージを受ける。この効果でHP0にはならない。この状態異常は重複する。)
【その他】秩序・善 人属性/男性/医者/語り手

+ 宝具演出
 ─────近所の家々の芥箱は鼠でいっぱいだった。
 人間の終りは斯くも呆気ないものなのか、と。
 彼は知っていた。これが悪魔の遊戯でも、鬼の嘲笑でも、怪物の鳴声でもないことを。
 彼は知っていた。自身の役割を知っていた。
 彼は知っていた。彼の役割はもはや治療することではないことを。
 彼は知っていた。発見し、調べ、記述し、登録し、それから宣告する──これが彼の務めであった。

  『いろんなことがあるものですよ』
 黒いやさしい目をした、銀髪の、小柄な婦人であった。
  『あたしはうれしいの、ベルナール、またお前の顔が見られて』

  『逃げ遂せるんだ、この監獄から』
 誇りは汚され、自由を奪われ、双眸から光の失われた老紳士であった。
  『馬鹿な。死にたいなら死ねばいい。この気狂いめ』

  『先生、僕は……もう』
 古び、煤けたおんぼろの服を着た薄幸そうな、少年であった。
  『 ────────── 』

  『此れは裁きだ! 神が、大いなる神が罪在りき人に裁きを下さったのだ!』
 目は落ち窪み、頬はこけ、それでも主への信仰心に縋った、哀しき神父であった。
  『 ────────── 』

 残ったのは温度の失われた肉の塊だけだった。
 妻も、友人も、知人も、隣人も ______

「生き残ったのは、私、一人だけだった」


【元ネタ】ペスト
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】ベルナール・リウー
【性別】男性
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
 語り手:EX
  小説『ペスト』(仏: La Peste)の主人公であり、物語終盤に明かされる語り手でもある。
  彼は片時も「黒死病」への怨みを忘れない。妻を、友人を殺した相手を《絶滅》させるまで復讐の炎は燃え続ける。
  このスキルはEランク相当の狂化の効果も保持しており、アヴェンジャーは「既に黒死病が命の危険のない感染症に変わっている」ことに気付けない。

【固有スキル】
 医術:──
  医者としての総合的な近代的医学知識を保有。
  携帯する簡単な医療器具等を用いて簡単な応急処置や診断が可能な他、同ランクまでの『外科手術』としても代替可能。
  ……だったが、『その尖兵たる鼠と不条理』を所持している所為でこのスキルは失効している。
  正しく治癒の腕ではあるが、それは同時に患者の命を奪う鎌でもある。

 頑健:E
  病の蔓延する街で最後まで生き延びた証。
  主に呪い等の攻撃に対して微弱な抵抗を発揮する。

 不条理の傀儡:EX
  現実たる不条理に操られる『一般人』として、サーヴァントとしての自らの情報を完全に抹消する。
  隠蔽としては完全だが、同時にアヴェンジャーは自らのステータスに宝具情報、加えて『自分がサーヴァントであること』すらも曖昧にしか把握できない。

【宝具】
『その尖兵たる鼠と不条理』(ラ・ペスト)
ランク:B 種別:対界宝具 レンジ:1000 最大捕捉:数百万人
 生前のアヴェンジャーが残したアルジェリアの辺境都市が病魔に侵される顛末の記録。
 アヴェンジャーはこれを何の変哲もない纏められた紙として所持しているため一見して宝具と判別するのは前述の『不条理の傀儡』も相まって(本人も)不可能に近い。
 効果としてはアヴェンジャーの存在する都市に『一定の期間が経過するまで如何なる手段も用いても治癒しえない』ペストに酷似した病を蔓延させる事で記録の状況を再現する。
 また、同都市に存在するサーヴァントの幸運を2ランクダウンさせると同時に最低でも一日一回の幸運判定を行い(流行病に対する『不用心な行動』に対してはさらに判定回数増加)、失敗したサーヴァントはこの病に感染する。
 常時発動型の宝具であり、破壊されない限り期間中に効果が止む事はない。

【Weapon】
 なし。戦闘技能を習得していない。咄嗟にマスターを庇う等の行動であれば可能。
 ────────宝具効果によって発生する混乱を武器と言い換えてもいい。

【解説】
 オランと呼称される町において発生したペスト流行を記録した医者。
 知人の医者や余所者に役人といった面々と協力し、流行拡大防止のために閉鎖された街の中で様々な「不条理」と対面しつつ病と闘った末に自身は生き残る。
 しかし、流行の終息後になって最愛の妻や協力者でもあった友人を亡くしてしまうこととなった。

 アヴェンジャー自身は殆ど戦闘能力を持たないサーヴァントである。
 しかし、『不条理の傀儡』の効果で敵主従に狙われる可能性が著しく低い上に宝具効果で以って本人が自覚せずとも一部のサーヴァントを葬る事ができるなどある意味優れたサーヴァントではある。
 ただし、アヴェンジャーは決してその状況を望まない。

 聖杯戦争に召喚された場合は恐らく状況把握に努め、場合によっては最終的に自らの『所持品』が街を揺るがす騒動の原因となっている事に気付き破り捨てる可能性もある。

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最終更新:2018年06月01日 21:37