Fate/Requiem -Another story-
トレーラー
───昔、大きな戦争があった。
戦争は終わり、世界は平和になった。
今では誰もが"聖杯"を持ち、運命の示すサーヴァントを召喚する。
死者が生者を導く歪な世界の中、人々は"終わり"を待ち望む───
+
|
"聖杯戦争"時 |
Observer:終わらない戦争を、終わらせよう。
――あなたの端末に届いた、一通のメッセージ。
そこに添付されていたのは貴方を含めて「七名」の顔写真だった。
願いを此処に。七つの命を摘み、汚れた炉に焼べよ。
叶え難きを叶えよう。終わらない戦争を、終わらせよう。
|
ハウスルール
「令呪」の扱いについて
Fate/Requiem世界観に於ける令呪の設定を再現するため、初期状態で令呪3画を保有する普段のルールとは異なり、
初期状態で令呪100%(10段階)を保有するものとして扱います。
それに伴い、消費する令呪の量とそれに対応する効果にも違いが発生しています。
消費令呪欄の「X / X」は、左が
マスターに適用する場合、右がサーヴァントに適用する場合を表します。
普段のルールと同じく、他人のマスター/サーヴァントに対しては令呪を行使できません。
効果 |
消費令呪 |
補足 |
宝具発動 |
- / 5 |
宝具の発動コストとして消費されます。 逆に、消費できない場合は宝具も発動できません。 |
補正値 |
1~5 / 1~3 |
消費令呪と同じ値の補正値を得ます。 |
振り直し |
2 / 3 |
判定を振り直します。 |
対象変更 |
3 / 5 |
攻撃対象をマスターかサーヴァントに変更します。 |
高速移動 |
3 / 5 |
行動を消費せずに前衛-後衛間を移動します。 |
瞬間回復 |
3 / 5 |
HPを20回復します。 |
この他、同世界観では《聖杯》からの魔力供給によって令呪が回復する設定のため、オプションとしてそれが採用される場合もあります。
世界観
基本世界観は「Fate/Requiem」に準拠します。
ただし、本編の続報が出たことによって設定の齟齬が生じた場合、その都度更新致します。
(基本的には「本編と限りなく似通った別世界」くらいの甘さで何卒……)
人物
カレン・ホシカワ - Karen Hosikawa
【年齢】外見18~9歳 【性別】女性型AI
【所属】《聖杯》
《聖杯》によってモザイク都市《名古屋》に配備された、都市管理型AI"カレンシリーズ"の一個体。
《名古屋》に関する凡ゆる権限を所有しており、都市圏内なら端から端まで全て把握済みと豪語する。
+
|
"聖杯戦争"関係者 |
「観測者」 - Observer
【年齢】不明 【性別】不明
【所属】不明
「聖杯戦争」の開幕を宣言した人物。
「観測者」の名前のみが知られており、性別や年齢、果ては個人なのかすら不明。
|
舞台設定
《名古屋》
都市再編により誕生したモザイク市の一つ。
他の都市と比べてもかなり巨大な部類であり、《名古屋》単体で首都圏エリアと同等の規模を有するほど。
ただし、他と比べ娯楽性、観光性に欠けているのが特色であり、難点。
産業に特化し、それぞれが住みやすくすべく街造りを行った結果、街並みは歪なものとなってしまった。
それは戦前も戦後も変わりないようで、歪に積み上げられた層や一本道を外れただけで一変する景色など、他の都市には無い独特な雰囲気を持つ。
加えて豊田市、瀬戸市なども含んでいるためか景観はさらに混沌としたものになっていて、構造を把握するのも一苦労。
逆に住民からの評判は良く、そもそもが「街の人が住みやすい街」を目的としているので、一度慣れてしまえばその利便性に気がつけるだろう。
まさしく「住めば都」を体現した様な都市。
+
|
地理・地域 |
元々様々な都市の中継点にあり様々な物品が行き交うことからカミガカリ・インダストリアル、ヴァルカン重工などの二次産業の大企業、職人腕利きの職人達が集まり、その技術発展の影響を受けた結果モザイク市の中でも屈指の工業力を持つ。
製品や職人の運搬のために都市内の交通網が発達していたり、《名古屋》だけでなく周辺のモザイク市にもその製品を輸出する為に人の出入りや移動が多く、賑やかさと発展が象徴的な都市でもある。
主に「工場地帯」「商業地区」「職人街」「住宅地区」に分かれており、工場地区を中心に扇状に広がっている。
「工場地帯」
技術都市《名古屋》を象徴する大工業地帯。
その広さから、南部は外界との境界線ギリギリまで広がっている。
他都市への製品の輸送や資材の輸入を行う為に《名古屋》駅から工業用路線が伸びており、更に都市の至る所に製品や資材、人材の輸出入を行うために放射状に線路が伸びている。
カミガカリ・インダストリアルやヴァルカン重工など大企業の工場がここに設置されており、多くの企業の本社もここに置かれている。
沿線部は各企業の主要製品の最終工程の工場となっており、そこから細分化されて行くにつれ、どんどんと細かい部品や礼装、その他の製品の工場になってゆく。
工場の上部は各企業の職人達が細かな術式やシステムを制作する工房や企画部、営業部などが広がっており、「文字通り上層部」などと言われていたりする。
その広さ故に管理が完璧に行き届いているとは言い辛く、また地下を含めて細々と通路が張り巡らされており、一部はスラム化していたり違法組織の拠点となっている場所もある。
+
|
主な施設・組織 |
〇カミガカリ・インダストリアル
神憑重工業。モザイク市《名古屋》に本社を置く、巨大軍需企業の一つ。現在のトップは、《旧人類》「マリ・アサヒナ」。
『魔術と科学の融合』をテーマに、異常発達した科学技術と(現在の主流とは異なる)旧時代の魔術を併用した兵器を多数販売する。
その中でも同社が特に注力して開発を進めているのは、対ドローン殲滅兵器としての巨大ヒューマノイドロボット。
旧時代の"神憑り"を元にした「ロボットに操縦者の意識を憑依させ、安全な遠隔地から操縦する」革新的な技術は
業界内外問わず高い評価を受けており、結果的に《名古屋》という生存圏の維持に大きく貢献している。
この技術の詳細については同社の兵器開発とシェア確保の要ともいえ、社外は勿論、社内でもごく限られた人物しか知る事が出来ない社内秘。
───ただし、成功の裏側には、各種兵装の核となるコア部分に生体パーツを用いているのではないか、という噂が実しやかに囁かれる。
+
|
関連人物 |
朝比奈 マリ - Asahina Mari
【年齢】不明 【性別】女性
【所属】『カミガカリ・インダストリアル』
カミガカリ・インダストリアルの創業者にして現トップ。
積極的に「戦争」へ身を投じながら、尚も戦火を生き抜いた猛者。
しかしその事実とは裏腹に、見た者には物腰柔らかで穏やかという矛盾した印象を与える女性。
実年齢は不明。少なくともカミガカリの創業から容姿が変わっていないため、不老処置を施しているものだと認識されている。
|
|
「商業地区」
《名古屋》駅から伸びるメインストリートを中心に広がる都市の生活基盤。
「工場地帯」や「職人街」の製品を取り扱う店が軒を連ねると同時に、様々なレジャースポットや飲食店なども多くある都市の繁栄の象徴とも言える地域になっている。
昼間の中心街は若者やサーヴァントで賑わう一方で、中心から少し離れたところは如何わしい店も少なくなく、夜間には違法組織による抗争が行われているとかいないとか、とにかく治安が悪い。
+
|
主な施設・組織 |
〇食事処『ブルー・ナ・ボーニャ』
モザイク市《名古屋》の商業区にある大衆食堂。住民からは「ブルーナ」と呼ばれ親しまれている。
個人経営でありながら客入りや売上は周辺の同業他店を凌ぎ、大企業のチェーン店にも引けを取らない人気を誇る。
店長兼メインシェフは乙擬宝珠ミサキ。経営者である彼女の意向で、ブルーナはあまり無暗にスタッフを増やさない傾向にある。
最大のウリは混沌ともいえるほどのメニューの多彩さ。常人がパッと思いつくような料理は大抵網羅されている。
外国人住民も多い年の人間にとって、故郷の味を気兼ねなく楽しめることから、店が広く愛される要因の一つになっている。
店内の装飾も様々な国のものが入り乱れて置かれ、モザイク市《名古屋》という都市をある種体現したかのような店。
一番人気はナポリタンだが、店長の気まぐれ的発想により生まれた「生クリームプリンスパ」なるものが一部でカルト的な人気を得ている。
その躍進ぶりから、最近ではブルーナを買収しようとする企業は少なくないが、現状はその全てを断っているらしい。
+
|
関連人物 |
乙擬宝珠ミサキ - Otogiboshi Misaki
【年齢】33歳 【性別】女性
【所属】『ブルー・ナ・ボーニャ』
ブルーナの店主。大戦前は様々な国を旅していたらしく、各国の料理を中心に様々な知識に精通している。
料理の腕はもちろん、風変りに見える性格も一見さんをリピーターに変える魔力を持っている、と表されている。
静かな時間帯にはメニューの試作をしており、たまたまその時に訪れていた常連には試食を頼むことがある。
中にはとんでもない発想の一品が生まれることもあるが、それを含めて常連客の楽しみの一つでもあるらしい。
サグラモール - Sagramore
【クラス】ランサー 【性別】男性
【所属】『ブルー・ナ・ボーニャ』
ミサキと契約しているサーヴァント。その身に魔獣の霊を宿す、勇猛なる円卓の騎士。
普段はブルーナのスタッフとして経営を手伝い、度々突拍子もないものを生み出す新メニューの主な試食役を務める。
桜棺ユウカ - Sakuragi Yuka
【年齢】17歳 【性別】女性
【所属】『ブルー・ナ・ボーニャ』
ブルーナの数少ないアルバイト兼看板娘。料理人になることを志し、高校入学と同時にミサキに弟子入りした。
父親は都市の区画システム従事者、母親は大企業の社長と良家の生まれだが、両親はあくまで娘の意思を尊重する姿勢を見せている。
料理の腕は今だ店長には及ばないが、彼女の優しい性格が現れたような「母の味」の料理は、一般客や常連問わず非常に好評。
|
〇カジミエシュコーポ
大企業の中では珍しく、モザイク市《名古屋》の商業地区に本社を構える大商社。
最初は個人で立ち上げられた企業だが、社長の人脈とネームバリューで人が集まり、瞬く間に大商社へと発展した。
商業地区に本社を構えている通り、商業地区での商売を本筋に置いており、特に聖杯トーナメント等の興行に力を入れている。
聖杯トーナメントでは装備やアイテムの持ち込みが推奨されており、その事からスポンサーを付け、スポンサーから提供された最新装備を使用して戦うのが主流となっている。
マスコットキャラやスター選手のグッズ、装備のレプリカなど、様々なアイテムを販売しており、そのほとんどは令呪での支払いとなっており、それで得た魔力から工場の生産効率の向上等をしているらしい。
自らが興行を行う事業において、他の企業の参入も積極的に認めており、聖杯トーナメントは企業同士の競争の場という側面もある。
+
|
関連人物 |
"銀騎士"ジュリアス
【年齢】28
【性別】男性
カジミエシュコーポの社長。名古屋とは違うモザイク都市からやって来た。
元居たモザイク都市の聖杯トーナメントではスター選手であり、3連覇による殿堂入りを果たしている。
殿堂入りによる出場資格停止に伴い、彼は名古屋へ渡って一つの企業を興した。それが、カジミエシュコーポである。
人前で鎧を外した事が無く、素顔は謎。戦闘能力はずば抜けており、並のサーヴァント相手なら圧倒出来るほど。
実はサーヴァントなのではないか、とまことしやかに囁かれるほどだが、ちゃんと契約しているサーヴァントは存在する。
戦闘能力だけでなく、カジミエシュコーポの社長としても辣腕を振るっており、常に全身鎧を付けている以外の欠点らしい欠点が無い怪物。
何故企業を立ち上げようと思ったのか。それを聞くと、彼はこう答えた。
「スポーツは、栄光を最も効率よくリソースに変える事が出来る」
「今の満たされた時代、だからこそ、人々には熱を持って生きる理由が必要だ」
「私は、英霊の皆さまにはこの世の光すら照らす、灯火の星であって欲しいと願っています」
「全ては、この大地の為に」
|
|
「職人街」
「工場地帯」に隣接する地域であり、「工場地帯」を拠点とする企業に属さない工場や職人、サーヴァントなどが独自にその工房を構える職人の職人による、職人の為の街。
広大であるものの規則性のある「工場地帯」と比較して、職人達が独自に工房を作ったり壊したり、施設を設置したり撤去したりを繰り返している結果、その全貌は誰にも分からない混沌となっている。
職人の質はピンからキリで腕の悪い職人はとことん腕が悪いが、逆に企業所属の技術を上回る職人も混じっている。
「工場地帯」の企業とも一応取引はしているが衝突する職人も多く、そもそも職人同士で毎日のように衝突しており、その混沌さ故にアウトローな人々も住み着いて治安は《名古屋》最悪となっている。
ただし、その在り方はよく言えば自由であり、行き場のない人々やサーヴァントが受け入れられる数少ない場所であるとも言える。
+
|
主な施設・組織 |
〇スタニスラフの導灯
《名古屋》を中心に、各モザイク都市で活動するテロ組織。
組織全体としての目的は『人の手のみで構築された生活を取り戻す』ことであり、有り体に言えばサーヴァントと都市管理AIからの独立である。
ただしそれが目的でないただ純粋に破壊活動を行いたい者や非合法の研究を行いたい者なども集まっており、リーダーのユズリハが各種調整して結果的に組織の目的に合うように利用している。
目的のため、基本的にサーヴァントや都市のシステムそのものを狙った犯行が多いが、多少の人の犠牲も許容する。
テロ組織に入るにあたっては自ら門を叩くか、カウンセリング等で適正があると判断されたものをスカウトする等が主な方法となっている。
幹部へと昇格して初めてリーダーであるユズリハと会うことができるため、その顔を知らないものも多い。
+
|
関連人物 |
水上・エンシン -Mizukami Ensin
【年齢】35
【性別】男性
【所属】『スタニスラフの導灯』
スタニスラフの導灯の幹部の一人であり、元軍人。
サーヴァントカリュブディスを引き連れて、通り魔的に事件を起こしている。
モザイク都市名古屋における指名手配犯の一人。
|
|
「住宅地区」
一般市民が居を構える住宅街。
工場地区からは少し離れており、その分交通網は細かく発達している。
人々の居住区であると同時に行政の中心でもあり、都市の管理のまでの様々な施設や学校、図書館、人々の憩いの場である公園なども適度に配置されている。
名古屋の中心の喧騒から離れている分落ち着いた地域であり、治安もその分良好な場所となっている。
+
|
主な施設・組織 |
〇名古屋市総合学校
住宅地区に存在する、都市で最も大きな学校施設。
有志の支援によってモザイク市成立初期に設立され、大戦以前に存在した周辺の学校跡地を統合して一つの機関としている。
半公営の学校ではあるものの、組織体系は戦前の私立学校と呼ばれるものに近しく、中等部と高等部にグレードが分かれている。
「手厚い就学・学習支援」をモットーとしており、余程社会的に問題がある場合を除き、ほぼ全ての入学希望者を受け入れてきた。
人間だけでなく子供のサーヴァントも在学しており、《名古屋》の発展に特に重要な貢献をし続ける機関の一つである。
+
|
関連人物 |
アンリ・デュナン - Jean-Henri Dunant
【クラス】シールダー 【性別】男性
【所属】名古屋市総合学校・理事長
都市最大の学校施設の理事長を務める男。かつて存在した世界最大の非政府組織「赤十字」の創設者として名高い。
大戦の終了後まもなく召喚された古いサーヴァントであり、《名古屋》の成立と学校の設立において中核的な役割を担った。
現在は学校経営のために奔走する傍ら、生徒や教員たちと会話したり、畑を作ったりといった姿をよく発見される。
比良坂マリナ - Hirasaka Marina
【年齢】27歳 【性別】女性
【所属】名古屋市総合学校・高等部数学科教諭
高等部の数学科を担当する教師。《名古屋》が商業都市であるため、数学科は社会学や経済学に次いで授業比率が高い。
おっとりとした性格から生徒によく親しまれており、最近では特に女子生徒から恋愛相談を持ち掛けられ、それに乗ることが多い。
年の離れた兄がいるらしいが、本人曰く数年ほど前から音信不通であるという。
アンネ・フランク - Annelies Marie Frank
【クラス】キャスター 【性別】女性
【所属】名古屋市総合学校・中等部2年
中等部に所属するサーヴァント。旧世界で起きた2度目の大戦での経験を書いた『アンネの日記』で有名となった少女。
病弱だが積極的に登校し、明るく誰とでも接する性格から友達が多く、所属クラスの中心的な存在として認知されている。
立場上、中等部にまつわる様々な話を耳にしている。そのことについて知りたければ、まずは彼女に話を聞くといいだろう。
|
〇聖ワルプルガ修道院
住宅街にひっそりと佇む修道院。ペイルライダー事件ののち、被害者孤児を保護する目的で建てられた。
医術の聖人・聖ワルプルガ(「ワルプルギスの夜」などで有名)を象徴とし、小さいながらも一般に開かれた礼拝堂を併設する。
設立者の「エイダ・錦谷」は既に高齢だったため、一年前に亡くなった後は若い修道女が協力して運営をしている。
+
|
関連人物 |
エル・カティッチ - Elle Katič
【年齢】19歳 【性別】女性
【所属】聖ワルプルガ修道院
修道女たちのまとめ役を務める人物。院設立当初からの関係者で、エイダ・錦谷の補助も務めていた。
そのため周囲からの信頼も厚いようで、院の財務や運営統制などの実質的な管理者も担っている。
|
|
「埋め立て地「米田」」
戦時中に兵器の作成や工房を海上に作るために作られた場所である。
戦後は使用されなくなるところを所長が買い取り、都市管理AIと旧友であるチトセに許可を取り牢獄を設立した。
特産物としてオレンジが取れる
+
|
主な施設 |
「監獄クユーサ」
所長である朽方牡丹(くがた ぼたん)によって戦争後に作られた牢獄。
全3階層となっており罪が重くなるほど下に潜っていく仕組みである。
基本は、更生を目的しているもの
+
|
階層説明 |
1階層は軽度の犯罪 万引きや露出などの比較的人に危害がかからない物
2階層は中度(軽度でもなければ重度というほどではない物) 詐欺や恐喝や暴行罪などの物。一番人数が多いのはこの階層
3階層は重度の犯罪 組織犯罪や殺人が主になる。
管理者はマスターとサーヴァントのコンビであり階層が下になればなるほど強くなる。刑務官になっているサーヴァントの数も多くなる。
それぞれの階層ごとに入る場合の手続きが変わる1、2階層の場合は厳重な荷物検査を行い、消毒をしてからの投獄となる。
3階層は一度拷問室と呼ばれる更生を促す物に入れられたのち更生が認められた場合は3階層に投獄される。
拷問室:等活室、大集熱室、無間室の3つがある
等活室は小さな部屋に入れられ不定期の間隔で串刺しにされる。また、再生した後刑務官に骨を砕かれる罰
大集熱室は水が与えられない空間で蒸し続けられる空間
無間室は何もない空間で手足を縛られ、自死もできない状態で放置を続けられる空間。食事は残飯が2,3日に1回ほど配られるもの
拷問室は3階層の住人は一度投獄されるが、刑務所で過ごす中で改善されない場合はほかの階層の人間でも投獄されることはある。
|
|
|
+
|
歴史 |
年表
「旧時代」
「新時代」
- 2022年
- 8月 ペイルライダー事件発生、住宅街を中心に《名古屋》全域に被害。
- 2025年 現在。
事件
ペイルライダー事件
ペイルライダー事件とは、2022年8月に発生した、マスター不明のサーヴァント・ライダーが《名古屋》全域に病を蔓延させた一連の事件の通称である。
出現したサーヴァントのクラス・容姿・能力から、真名「ペイルライダー」として扱われている。以下、マスター不明のサーヴァント・ライダーを「ペイルライダー」と呼称する。
2022年8月5日、突如《名古屋》に出現したペイルライダーの能力によって市民の多くが病に感染した。
その能力の対象は無差別であり、完全に暴走状態であったと記録されている。
ペイルライダーは数日間猛威を奮った後、先代の"夜警"の手によって退去した。
結果、《名古屋》の住民の多くが脅威に晒され、被害は《名古屋》の総人口の3割に及ぶも、人々の心臓の「聖杯」の力と"夜警"の活躍によって被害は最小限に食い止められた。
新時代以降、病を克服し忘れ去った人々の前に現れた未曾有の災害は市民の印象に強く残っている。
そのため、同市においては他のモザイク市に比べて医学研究を行う研究所が多く存在している。
ペイルライダーのマスターは未だ不明となっており、現在でも都市管理AI、及び一部の有志によって調査が進められている。
|
その他の設定
+
|
用語説明 |
「戦争」
Requiem世界が此れまでのFate世界と大きく乖離した原因。
これが引き金となって世界は変貌し、「都市再編」が発生した。
戦争前を「旧時代」、戦争後を「新時代」と呼称する。
この戦争の勝利者は真鶴チトセであり、《聖杯》を獲得した、と云われている。
この「戦争」は恐らく聖杯戦争を指すものと思われる。
また、戦争の勝利者が《聖杯》を手に入れたにも関わらず、"未だに戦争は終わっていない"という噂が実しやかに囁かれているが―――
聖杯トーナメント
奇跡を奪い合う本来の意味を失った為に、スポーツのような興行と化した聖杯戦争の一種。
様々なレギュレーションが存在し、サーヴァントのみならずマスターも参加する。
敗退はイコール消滅だが、座への帰還は伴わない。
"聖杯"
「戦争」以降に凡ゆる市民が獲得の機会を得たもの。
基本は心臓部に存在し、所有者を「不老不死」にする。
ただし外傷が原因で死ぬ事もあり、完全な不死となった訳ではない。
願望器としての機能も備え、市民の大半は細かな日常品をこれに願うことで手に入れる。
それ自体の魔力供給量はさほど多くなく、宝具解放など瞬間的に大量の魔力を供給するのは《聖杯》の管轄。
《聖杯》
モザイク都市群運営の為の凡ゆる管理を行うもの。
一市民が目撃することは殆ど無いが、モザイク都市群は《聖杯》でも無ければ維持し得ない高度技術で保たれており、その存在を疑う者は居ない。
市民が個人で所有する"聖杯"と比べては天と地ほどの差が在り、
都市運営、瞬間的な大量の魔力供給、英霊召喚時の各種情報インストール、"カレンシリーズ"の作成など様々な分野に於いて無くてはならない存在。
令呪
Requiem世界に於ける「令呪」の扱いは今までのそれと大きく異なる。
具体的には、
・画数が決まっておらず、消費した魔力の量に応じて少しずつ減っていく。回数制ではなくゲージ方式。
・消費した令呪は《聖杯》からの魔力供給により数日で回復する。
・サーヴァントへの命令・強化よりはマスター自身の魔力源としての役割がメイン。
・令呪を消費することで効果を発揮する礼装が存在する。
・主な使用法の一つとして「サーヴァントの単独行動の権限拡大」がある。
などの差異が少なくとも確認できる。
サーヴァント
市民が各々で"聖杯"を獲得したことによって実現した、今を共に生きる人生の"相棒"。
《聖杯》のシステムは、市民個人の潜在的な願望を推察し、可能な限り相性の良いサーヴァントをマッチングさせる。
基本的には凡ゆる市民がサーヴァントを召喚しており、サーヴァント側にも市民としての権利が認められている。
ただし、ポリシーの問題でサーヴァントを召喚しないことを選択した市民も少なくない。
これまでの世界の様に「兵器」として運用されることは少ないが、現代社会に非協力的であったり、事件を起こす者も存在する。
カレンシリーズ
《聖杯》より生み出された、都市管理AIの人型端末。
一つの都市につき一人が配備されており、そのオリジナルはモザイク都市《秋葉原》を担当するカレン・フジムラ。
獲得した全てのデータは常に《聖杯》へバックアップされており、端末が破壊されても同時に同じ機能・性質を持って同じ記憶を引き継いだ新個体が生成される。
また各個体には個体毎の役割が与えられており、彼女達は共通して都市管理AIとしての強権を保有する。
以下は項目未満の解説。
- 魔術協会の魔術師は"神々の如き"と称される。聖堂教会が存続しているかは現時点だと不明。
- 《聖杯》への干渉を試みる本物の魔術師が存在し、サーヴァントへの扱いは冷酷なものがある。
- 「バーサーカーの言語理解アプリ」「令呪の魔力を消費して明確な効果を発揮するおまじないグッズ」
「旧時代の念話に近い通信用魔術回線」が存在するなど、技術進歩の方向性は混沌としている。
- 《聖杯》が世界を改変した際、航空機は飛ばなくなった。
- モザイク市は都市結界によって守護されている。
霊基に対し識別タグを打ち込むことが可能で、都市情報網が敵対的なそれを検知すると霊基を汚染する毒を齎す。
- 都市には救急チームが存在し、都市管理側によって派遣される。
|
最終更新:2023年07月17日 09:22