【容姿】ネコミミ少女
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時計塔、中央図書館。禁書の集う書庫の奥底、その一室。
部屋の前には供え物代わりなのか、無数の食物。
静寂に満ちた部屋は、再び主を迎えていた。
「……あ゛ー」
椅子の上で、溶けた様に寝そべる少女が一人。
「畜生」
「畜生、ちくしょう、チクショウ」
「あんの愚帝め、お陰で計画が全部ぽしゃだ! 英霊風情が、よくも私を袋詰めに……」
「ああ、もう。碌に役立ちそうもない肉塊ばかりとはいえ。理不尽です。りーふーじーんーでーすー!」
「私は悪くない、知りませんよこんなの! 全部あの馬鹿が悪いんだ……くそっ……」
駄々を捏ねる様に、手足をばたつかせる。
「召喚してちょっと話したらいきなり目隠しと猿轡されてぽいって。ぽいって」
「しかも途中で落とされましたし!! 死ぬかと思いましたよ死にませんけど!!!」
虚空に文句をぶち上げ、然してふと、
「……それはそれとして、」
「英霊共の宝具とこの躰は相性が悪いな。少し弄るか、蓄えるか」
表情を消し。
「ああ、いや、まずは召喚する奴を考え直すべきですね。無辜の怪物を押し付けすぎたか……」
「次は……そうだな、断れない奴。ある程度の速さを見込める奴。」
「さて、誰が居ましたか」
暫し黙考し、そして。
「よし。彼奴にしましょう」
満面の笑みで手を打って、いそいそと。
部屋の中から忽然と、姿を消した。
最終更新:2018年05月09日 01:51