the Holy Grail War of Torbay - トーベイ聖杯戦争
トレーラー
――やあ。ようこそ、『道化師の館』へ。
今日は、貴方達に協力してほしいことがあってね。
なに、話はとても簡単だ。それに、貴方達であれば「やり方」も知っているはずだよ。
『亜種聖杯戦争』。尤も、我々のモノは果てを目指す儀式ではなく、あくまで副産物だ。
この町にある霊脈は少し特殊でね。溜まった魔力を発散するため、儀式の体裁を整えたのさ。
悪い話ではないだろう? 儀式の優勝者はささやかな己の願いが叶う、我々は霊脈の正常化ができる。
……ん、私かい?
そうだな、では「道化師のルーラー」とでも呼んでくれ。
儀式を始めよう。貴方達の協力を得て、この土地に果実は成る。
どうか、宜しく頼むよ。
ハウスルール
キャラシートについて
- ルール記載サイトの『サーヴァント』に記述のあるクラスは使用可能。 参加者間でのクラス被りあり。
- 1つ以上の令呪、もしくは6以上の英雄点を使った【スキル】は禁止(クラススキルを除く)。
- 2つ以上の令呪、もしくは6以上の英雄点を使った【宝具】は禁止(令呪1つ+英雄点5点も不可)。
- 【宝具】を3つ以上持ったサーヴァントは禁止。
- 同様の効果のスキルを2つ以上持ったマスターは禁止。
- その他、ルールに沿ったシートであれば基本的に許可。
セッション中の処理について
- 同聖杯戦争においては、設定上、移動フェイズの単位を2ターンで一日(昼、夜)とする。
- 二日経過ごとに、「キャラクターが存在せず、移動可能な霊地以外のエリア」のうち1つが侵入不可能となる。
- 魂食いが発生した場合、その次のターンから該当エリアは侵入不可能となる。
世界観
基本的に「亜種聖杯戦争が頻繁に開催されている世界」、つまりコミュニティ内で開催される各日帰り卓などに準ずる。
人物
ウィスカー卿 - Joshua Sophia-Ri Whisker
【年齢】45歳 【性別】男性
【所属】魔術協会(時計塔・降霊科)
本名、ジョシュア・ソフィアリ・ウィスカー。
穏やかな目つきながら、どこか遠くを見通すような雰囲気の初老の紳士。
名前の通り同家は代々降霊科のロードを輩出する家系、ソフィアリの分家筋にあたる。
また、ウィスカー自体も生粋の貴族階級であり、魔術協会と英国王室の双方にパイプを持つ。
魔術師としては珍しい「正義の人」でありながら、目的の為に手段を択ばない「魔術師らしさ」も併せ持つ。
最近は研究で館に籠っているらしく、聖杯戦争はおろか表の社交界に顔を出す機会も減っている。
道化師のルーラー - Ruler
【年齢】外見15~6歳 【性別】女性
【所属】無所属(サーヴァント)
ウィスカー卿が召喚したと目される、クラス「裁定者」のサーヴァント。
ハンチング帽と改造インバネスコートを着込んだ、探偵風の装いの少女。
同聖杯戦争の監督役も同時に努めており、実質的な運営は彼女に一任されているらしい。
年齢・外見に似合わず紳士的な振る舞いをする一方、年相応の無邪気さも併せ持つ。
参加者たちが儀式中に相対するのは基本的に彼女となる。
その他の設定
舞台
連合王国はイングランド、Devon州Torbayに存在する小さな町。
十年ほど前に起きた事件以降、住民はほぼ全員が死亡或いは外部へと避難し、人は一人もいない。
現在は時計塔の魔術師がこの土地を買い取り、オーナーとして管理している。
霊脈浄化の手段として街を再建したため、住民はいないものの形の上では新築の建物が立ち並び景観は美しい。
また、街の中心部には『道化師の館』という館が立てられ、神秘の漏洩と霊脈の鎮静を保つ結界の要となっている。
歴史
元来、この町は漁村として独自のサイクルを築いていた。
田舎でありあまり注目のされない場所であったが、十八世紀頃にとある魔術師が土地を買い取り、その霊脈を利用し研究の拠点とした。
しかし十年ほど前、霊脈が原因不明(少なくとも時計塔には原因が伝えられていない)の暴走を起こす。
この事件は町全域に波及し、多くの住民は死に絶え、わずかに生き残った人も殆どが廃人となった。
当代の魔術師もこの件で命を落とし、街は怨霊が跋扈する文字通りのゴーストタウンとなる。
魔術協会はこの「爆弾」の処理の頭を悩ませていたが、やがて時計塔の魔術師・ウィスカー卿がこの土地の買収及び浄化を申し出る。
正式に許諾を得た卿は町の中央部、霊脈の交差点に楔を、それを中心に町全域を覆う結界を構築し、街に籠り浄化を開始した。
現在、その殆どが終了しているとみられる。
しかし霊脈が不安定なのは変わらず、その余分な魔力を有効に発散するため『亜種聖杯戦争』の儀式を用いている。
儀式の監督者は、彼が召喚したとみられる「道化師のルーラー」。
最終更新:2019年10月24日 18:37