開催予定
2019.11月開催予定:A.D.19XX 『第壱巻 - 倫敦塔』
融け行く“物語”を前に
欠落する物語、紡がれぬ永遠。
されど“私”は、其れを否定する。
例えば、この物語は補填され、新たなものとして生まれ変わることはできましょう。
ですが……此処に綴られていた物語は、確かな一片は、うつくしい言葉は――
誰かが憶えていてくれなくては、誰かが読んでくれなくては……其処に存在できないのですから。
私は■■■、物語を紡ぐ者。
なればあなた方は、きっと。
物語を修復しましょう、この文字の羅列を記憶しましょう。
――忘れ得ぬ永遠はあり得ずとも、受け継がれる永遠ならば、或いは。
これは、私たちの文学を守る戦いであり文学の存在意義のための戦い。
故に、文學戰線
――さあ、物語の存在意義を示しましょう。
概要
――突如として、文学の危機は訪れる。
其れは果たして何を契機に始まったものか誰にもわからない、けれどもとある少女が気付いた事象。
突如として特定の文学が消失――基、文字が融け、その補填として別の物語へと生まれ変わり行く事象が発生。
不思議なことに歴史書や正史を綴った物への干渉はない……故に、決して世界の危機や歴史の危機が訪れたわけではない。
されど、その事象を、現象を、少女は看過できずに居た。
「文学の修復」……それが銀礫文庫に呼び出された“あなた方”に依頼された唯一である。
セッションログ
追記予定
世界観・設定
奇譚潜書
単に“潜書”とも。
宮嶌家の扱う“文学転写”を応用、歪められた小説の中へと“潜る”行為。
特例的に世界を誤魔化しているに近しい。
“紙魚”
物語――殊、小説を喰らい、融かすもの。
おそらくは何かしらの魔術的な要因であろうが詳細は不明。
仮称的に本を食害する虫の通称と同じく“紙魚”と命名される。
金盆文庫・銀礫文庫
宮嶌家が管理する書庫、金盆は月を、銀礫は星を意味する。
金盆文庫が日本、関西地方に存在する本館、銀礫が関東地方に存在する別館。
数多くの古書、美術品、巻物等が揃っているが、銀礫文庫には比較的新しい明治~戦前の書物が多い。
最終更新:2019年10月27日 22:44