「いいだろう。私だけの世界よ。お前の手を持ち行こう。」



【クラス】セイバー
【真名】バアル
【容姿】黒髪の不機嫌そうな青年

【英雄点】30点(ステ21点・スキル9点)
【HP】20/20
【筋力】EX:8(10)
【耐久】B:4
【敏捷】A:5
【魔力】E:1
【幸運】E:1

【スキル1】魔力放出(雷):E
3点:物理攻撃時、補正値5を得る。
【スキル2】混濁存在:E
3点:物理攻撃時、ダイスの面数を1増やす。
【スキル3】信仰の加護:EX
3点:物理攻撃時、ダイスの面数を1増やす。

【宝具】『三天奮え その果ての手を持て』(クーラ・オー・エドゥ)1/1
【ランク・種別】E:対軍宝具
【効果】
物理攻撃時に任意の陣営の前衛全てに攻撃でき、補正値5を得る。
この宝具使用時、ダイスを2回まで振り直すことができる。
【その他】中立・中庸 地属性 男性
【詳細】
シリア地方で信仰されていた輝けるセム族の主神。天空を司る豊穣の神。
性格は自虐的かつ厭世的。召喚者であるマシャー・イブラヒムには、口悪くはあるがなにかと目を掛けている。



【元ネタ】ウガリット神話・聖書
【CLASS】セイバー
【真名】バアル
【性別】男性
【身長・体重】178cm・70kg
【属性】中立・中庸

【クラス別スキル】
幻霊が本体であるセイバーは、クラススキルを所持していない。

【固有スキル】
魔力放出(雷):E
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。いわば魔力によるジェット噴射。
絶大な能力向上を得られる反面、魔力消費は通常の比ではないため、非常に燃費が悪くなる。
セイバーは嵐と稲妻の象徴として信仰を集めていた事から、自身の武器であるアィヤムルとヤグルシュに稲妻の力を帯させることが出来る。
しかし、本来ならA+相当のランクを持つが、その性能はとある事情から著しく低下している。

混濁存在:E
幻霊であるセイバーと、バアル神が混ざり合っている事を証明するスキル。
幻霊というか細い虚構の存在を彼女の中で以外に確立する為に、セイバーはバアルという力を被っている。
このスキルのお陰で、セイバーは劣化が著しくはあるが、バアル神の権能の一部を使用する事が出来る。
あくまでも、セイバーの力としてバアル神がある為、神代の記憶や知識は一切持ち合わせていない。
このスキルの性質から、謎を解く者、裁定者、見極める者に非常に弱い。

信仰の加護:EX
彼女だけの神であるセイバーには通常の信仰の加護とは、別の意味を持つ。
即ち、自身の信仰の心の強さでは無く、マシャー・イブラヒムがどれだけセイバーを希ったかという証。
彼女は祈った、暗く先が見えない実験動物として使われていた日々に、ただ、命が消耗されていく中で、あの時間の中で、ひたすらに祈り育んできた彼女にとっての救いの象徴。
あぁ、神様 どうか私に意味をください。
私は…私は、ソレを掴みたいのです。
どうか、この声をお聞きなのでしたら、どうか…
他者にとっては下らないかもしれない、哀れで滑稽に映るかもしれない。
たがそれは、彼女と彼を繋ぐたった一つのか細い糸。極限の状況で、彼女の心が壊れない為の、暗黒の中に吊るされた輝かしい救いの糸だ。
その祈りは何よりも深く、強い証として幻霊に過ぎない彼を、この世界に証明する楔であり、神の力を纏わせる留め具でもある。

【宝具】
『三天奮え その果ての手を持て』(クーラ・オー・エドゥ)
ランク:E 種別:対軍宝具
レンジ:50 最大捕捉:100人

セイバーの持つバアル神の権能、唯一使える撃退と追放の名を冠する二振りの武器を一つに纏め最大出力にて敵に放つ…ただ、それだけの宝具。
其れを行うにしても、セイバーの力だけでは不可能であり、マシャー・イブラヒムの、三つ目の天からのサポートがあって初めて開帳が可能となる。
まがなりにも、神の権能を持ってしての攻撃である為、そのエネルギーだけでも威力は絶大。しかし、そこには嵐と慈雨の象徴と讃えられたバアル神の神威は垣間見る事はできず、後に残るのは、破壊され削られたモノだけがある。

【解説】
セイバーは本物のバアルではなく、フーシャー・ヒカの一応の成果として、マシャー・イブラヒムが実験中に抱いた悲痛な慟哭と嘆きが引き金となり、彼女の中に産まれた存在ののなりぞこないである幻霊と、伝承・物語としてのバアル神が混ざり合った存在。
つまるところ、バアル神ではないガワを被っただけの紛い物。召喚者の願いと借り物の名で辛うじて存在するナニか、彼女にとっての自由と力の象徴。
召喚者であるマシャー・イブラヒムには、その生い立ちや自身を造った事に感謝と憐憫の綯い交ぜになった複雑な感情を抱いている。現在の彼の願いは、自分の存在をだだ一人信仰してくれている、儚くも歩み始めた少女の役に立ってみせる事。
それは、彼女が自身の過去を振り切る事と同義であり、彼女が1人の人間として歩んだその時が、彼との旅の終わり。用が済んだ英霊モドキはただ消えるだけだろう。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2020年06月19日 20:36