三章_「討伐と感嘆」の検証




友人はチェクセル

「しかし、ケンソディスナル氏!貴女の横にいるその男は何者ですか?」
「ああ、彼は私の友人です。」
「な・・・チェクセルか何かでしょうか!?あの世からやってきた・・・?」
チェクセルとは、トイター教において生命の根源である血を飲み荒らす悪魔的なものであるが、この場面ではガルタはxelken基地からやってきてツァピウルがガルタを紹介するところであるが、人間を遊び半分でチェクセルだと言うなど、酷いトイター教徒である。しかし、「私の友人です」といっているのに対して「チェクセル!?」と反応するところこのトイター教徒はチェクセル恐怖症で通院中だと思われる。一つこの説が違うとすると、このトイター教徒がガルタのアホさをその言葉で揶揄したとすれば、言語能力が疑われる。もっともユーゴック語にそのような表現があり、それの直訳とすれば訳者の言語能力が疑われるが。

ケートニアーは死ぬ

「そうか、ならよかった。じゃあ私は少し外を散策してくる。」
「え、もう夜ですよ?危険です」
「私はケートニアー。死にはしない。そんなことよりこちらが君自身の心配をするよ」
「そうですか・・・行ってらっしゃいませ」
ガルタは確かにケートニアーである。確かに、ケートニアーはただでは死なない。しかし、ケートニアーは絶対に死なないということはない。ケートニアーは脳部を破壊、或いはWP能力を失わせてネートニアーと同じように殺すことが出来る。ガルタが馬鹿であることはこれで確実になった。

WP波とは何なのか。

さて、私が散策と言う名目で外に出たのは警備目的だ。
このイルキスには見張り番が雇われていないし、私があそこに残したWP波をたどってxelkenのやつらがこちらに追跡に来るかもしれない。
もし、例のイケメンWP科学者がいれば、「何を言っているかさっぱりだ。」と言うだろう。WP波やWP線と呼ばれる物はNy管にWPoを通すことでおきるいくつかの状態のことである。これは生物に有害である。確かに通常の物体からはWP波を少量出したり、受けたりしているがその固有のWP波を維持することは体内のNy管からWPoが排出されると難しくなる。長時間固有WP波を出す物体は、NZWPミサイルなどであり、NZPWミサイルであれば追跡して破壊することは可能である。人間に対して固有WP波をたどることは前述の通り、非常に難しく、WP波の強さなども通常ならば体を破壊しない程度の強さのWP波しか出していないためにもし出来たとして想定すると近距離でxelkenがストーカーしながら固有WP波のデータを更新し続けるといういかにも面倒なことをせねばならず。Xelkenが馬鹿でなければ、そんなことはしないはずである。ガルタはアホであるため、WP学をぜんぜん知らない可能性が高いのでこの悲劇が起こったのかもしれない。

甘い

私はWPを発動する。前にいる3人の男を全員海の方向へ吹き飛ばした。
“うわああああああああ・・・・”
おそらく奴らはそのまま飛ばされて海に落ちたか、場所が悪くて地面に激突したか、どちらかだろう。どのみち奴らは数百km吹き飛んだ。命はないな。
「ケートニアーは死ぬ」で言ったとおり、ケートニアーは死ぬときは死ぬが、Kranteerl y io kladi'aの利ファーリンが言ったとおり、ケートニアーは落下死することはほとんどない、そもそも数百kmもふっとばすのであれば、その力を使ってこいつ等を圧殺したほうが確実である。そのうえxelken兵にそんなことをしたためたぶんそいつらは死んでないと思われる。命はあると思えよぁ。

謎記憶力

「ハタ王国のシャスティは基本的に成人するとスカルムレイ陛下のもとへ挨拶に行くのです。なのでスカルムレイ陛下はだいたいのシャスティの名前は覚えておられます。たぶん」
この文章から、スカルムレイの記憶力を考えてみたいと思う。
カラムディア・ハタ社会主義王国の人口はここより二億人程度と想定する。地球には二億人以上の人口を持つ国家は存在しない、ここで人口の女比はここの49.6%を適用する。すると、王国の女性は99,200,000人ほどいると出る。ウィトイターの比率の計算はめんどくさいのでやらないが、多分スカルムレイ陛下はおよそ九千万人ものシャスティの名前を覚えているの言うのだ。非常に常人越えした記憶力である。

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最終更新:2015年06月30日 18:27