心霊大全
サイクリング
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【稲川淳二】
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自転車同好会に入っていた高校生二人。
夏休み、京都から山陰を回るサイクリング旅行を計画した。
夏休み、京都から山陰を回るサイクリング旅行を計画した。
3日目、山道に入った。
昼過ぎ、空が曇り始め雨が降り始めてきた。
路の向こうに見えた立ち入り禁止の看板の向こうで、雨宿りをする場所を探す。
雑草が生い茂る更地の奥に、コンクリートの廃墟を見つけた。
昼過ぎ、空が曇り始め雨が降り始めてきた。
路の向こうに見えた立ち入り禁止の看板の向こうで、雨宿りをする場所を探す。
雑草が生い茂る更地の奥に、コンクリートの廃墟を見つけた。
その日はここでキャンプをすることに決め、テントを張る。
毛布を敷いて横になっていると、床を踏む足音が2階から聞こえる。
毛布を敷いて横になっていると、床を踏む足音が2階から聞こえる。
深夜、ひとりがライトを持って用を足しに外へ出た。
暗闇の中でひとり待っていると、遠くから足音が聞こえる。
玄関脇で立ち止まる足音。
怪訝に思って見つめていると、突如稲光が窓から差込み、玄関を照らした。
そこに立っていたのは、裸足の白い女の足。
再び闇に包まれ雨音だけが聞こえる。
暗闇の中でひとり待っていると、遠くから足音が聞こえる。
玄関脇で立ち止まる足音。
怪訝に思って見つめていると、突如稲光が窓から差込み、玄関を照らした。
そこに立っていたのは、裸足の白い女の足。
再び闇に包まれ雨音だけが聞こえる。
しばらくすると、闇の中から足音だけが近づいてくる。
目だけ見開いて震えていると、どんどん近づいてくる。
なおも身体を震わせていると、ついに身体のすぐ脇にまで近づいてきた。
目だけ見開いて震えていると、どんどん近づいてくる。
なおも身体を震わせていると、ついに身体のすぐ脇にまで近づいてきた。
落雷。
一瞬照らされる室内。
見えたのは、身体もなければ頭も無い、ひざから下だけの血まみれ足だったという。
見えたのは、身体もなければ頭も無い、ひざから下だけの血まみれ足だったという。
翌朝目を覚ますと、友人を起こすと
「おい、ここ火葬場だぞ」
「おい、ここ火葬場だぞ」
聞いてみると、昨晩、用を足そうと間違って入った部屋が焼き場だったという。
早く逃げようと、テントを外すと、床におびただしい血の跡が広がっていた。
早く逃げようと、テントを外すと、床におびただしい血の跡が広がっていた。
10年後。
テレビを見ているとニュースにあの建物が写っていた。
「廃屋の葬祭場で、人間のものと思われる白骨が発見された」とキャスターが告げていた。
ある宗教団体にまつわる報道だったという。
テレビを見ているとニュースにあの建物が写っていた。
「廃屋の葬祭場で、人間のものと思われる白骨が発見された」とキャスターが告げていた。
ある宗教団体にまつわる報道だったという。