家電量販店のポイントカード
家電量販店などで発行されているポイントを追跡する時の取引記入例です。
ポイント還元分を単に取引額から減算してしまうと、どれくらい費用で取得した製品なのか不明確になってしまいます。
この問題を回避するための方法です。
重要なのは以下の2点です。
- ポイント用の勘定科目を作成すること
- 同一の取引内にポイント使用とポイント発生の取引を記録すること
取引の例としては次の通りです。
- あるお店では、現金で支払った金額の 10% をポイント還元する
- 5,000ポイントを開始残高として持っている
- 20,000円分の家電品を購入するする際に5,000ポイントを使用する
- 前項より現金での支払いは15,000円となり、1,500ポイント発生する
この取引を記録すると以下のようになります。
ポイント使用、ポイントの収益、ポイント勘定科目への資金移動を一つの取引内で行っています。
GnuCash によってスプリットの順番が並べ替えられて借方が先に、貸方が後に表示されていますが、実際には費用の入力、ポイントの使用、現金の支払い、ポイントの収益、ポイント勘定科目への資金移動の順に入力しています。
ポイントの勘定科目から見ると一つの取引に対して複数のスプリットが表示されます。5000ポイント出金するスプリットと1500ポイント入金するスプリットです。
最終更新:2024年11月05日 16:01