本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くポストされた論文を紹介する。 7月27日~8月2日に最もポスト数が多かったのは、Journal of Affective Disorders誌の論文「Anatomical location of non-suicidal self-injury: A latent class analysis of functional, cognitive, and behavioural profiles of people who self-injure」(非自殺性自傷行為の解剖学的部位:機能的、認知的、行動的特徴)で128件だった。 このほか、期間中に話題となった、各診療科の論文は下記の通り。
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の除菌歴がない患者の一次除菌として、ボノプラザンとアモキシシリンによる2剤併用療法(VADT)が、プロトンポンプ阻害薬(PPI)などを組み合わせた4剤併用療法(BQT)の代替として使用できる可能性が示された。結果は7月11日、Journal of Gastroenterology and Hepatology誌オンライン版に掲載された。BQTは、PPI、テトラサイクリン系抗菌薬、メトロニダゾール、ビスマス製剤で構成され、欧米ではピロリ菌未治療患者の第一選択として広く推奨されている(日本でビスマス製剤は未承認)。一方、服用する薬剤が多いため患者負担は大きく、有害事象の発生率が約50%と高いといった問題も指摘されている。