本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くポストされた論文を紹介する。 9月21~27日に最もポスト数が多かったのは、NEJM誌の論文「Effect of Screening with Multicancer Early-Detection Test on Late-Stage Cancer Diagnosis」(Galleri検査による複数癌の早期発見スクリーニングは進行癌を減らせるか?)で162件だった。
デンマークCopenhagen大学病院のTummas Ternhamar氏らは、2型糖尿病の診断後、早期にスタチンを使用することでその後の認知症リスクを軽減できるという仮説を検証する全国コホート研究を行ったところ、診断から1年以内に治療を始めた患者は、未使用者や遅れて治療を始めた患者よりも認知症リスクが低かったと報告した。結果は2026年8月27日のLancet Regional Health Europe誌電子版に掲載された。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する抗IL-33抗体薬tozorakimabと、IL-33の受容体であるST2に作用する抗ST2抗体薬astegolimabの第3相試験結果が、欧州呼吸器学会学術集会(ERS Congress 2026、会期:2026年9月5~9日、開催地:スペイン・バルセロナ)で発表された。どちらの薬剤の投与群においても、主要評価項目である中等度・重症増悪の年間発生率が、プラセボ群と比較して約30%低下した。 COPDの増悪は、呼吸機能の低下やQOLの低下、入院・死亡リスクの増加を招く。喘息では重症患者を対象に生物学的製剤の選択肢が拡大しているが、COPDにおいては、抗IL