目次
概要
国旗 |
緑の地に連なる山脈 |
国の標語 |
コーカサス諸邦の主権・独立の確保 |
国歌 |
狂想曲「縦隊前へ」 |
公用語 |
アゼルバイジャン語・アルメニア語・グルジア語 |
首都 |
エレヴァン |
最大都市 |
バクー |
国家元首 |
アレクサンドル・アラヴェルドフ大統領 |
政府 |
連邦制民主主義 |
民主制 |
◆--------- |
独裁制 |
政治的右派 |
-◆-------- |
政治的左派 |
中央集権 |
------◆--- |
地方分権 |
自由経済 |
--◆------- |
統制経済 |
開放社会 |
◆--------- |
閉鎖社会 |
積極防衛主義 |
---◆------ |
対話主義 |
常備軍 |
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徴兵軍 |
集団安全保障志向 |
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自衛志向 |
三軍統合 |
◆--------- |
一軍特化 |
地理
北カフカース・南カフカース一帯を領有。高く連なる山々と厳しい寒さは外客の来訪を固く拒む。
歴史
ソヴィエト連邦時代
ロシア革命に伴い、コーカサス諸邦は独立を宣言するもソヴィエトし連邦の侵攻を受け赤化、編入される。中東世界との重要な連結点であり、また豊富な石油資源はソヴィエトの保護と搾取を受けるには十分な理由であった。
ソ連が解体されるまで各地で独立運動が展開されたが、実を結ぶ事は無かった。
ソ連崩壊とコーカサス戦争
ソ連が崩壊した後、南カフカース諸国は次々と独立を宣言。グルジア・アゼルバイジャンを始めとする資本主義国とソ連の影響の強いアルメニア社会主義政権は独立後間もなく対立を始める。
独立後3年が経った1994年5月、アルメニアし社会主義共和国がアゼルバイジャン共和国に宣戦布告。カスピ海戦争が始まった。
西側各国からの援助や潤沢な軍資金もあり、アゼルバイジャン軍は膨大なロシア式機甲軍団を擁するアルメニア軍を封殺。グルジアがアゼルバイジャンと軍事同盟を締結し、即日宣戦布告。(沿黒海戦争。カスピ海戦争と合わせコーカサス戦争と呼ばれる)
二正面作戦を余儀なくされたアルメニア軍は各地で敗走。アルメニア白色革命が起き、社会主義政権は崩壊した。
ロシア臨時政府の介入も危ぶまれたが当時アゼルバイジャン大統領であったアレクサンドル・アラヴェルドフはアメリカの庇護の下ロシアの介入を牽制。ロシアの干渉を受けずに勝利を掴んだ。
コーカサス連邦憲法の制定と露荒戦争
コーカサス戦争を勝利したアゼルバイジャン・グルジアは南コーカサス連邦を組織。白色革命によって自由主義への転向を果したアルメニアを中心に南カフカースの統一政府樹立を成し遂げる。
一方、政治不安が続いていたロシア臨時政府は「強いロシア」を掲げ軍拡を始める。これを受けて南コーカサス連邦はバクー会談を開催するなど緊張緩和に努める一方、南コーカサス連邦の統一参謀司令部を設置するなどして開戦に備えた。
1998年、ロシア臨時政府が南コーカサス連邦に宣戦布告。黒海海戦を火蓋に各地で戦闘が始まる。
ロシア軍の侵攻に南コーカサス連邦はグルジアの6割を喪失しアゼルバイジャンでもバクー前面まで攻め込まれる等苦戦するも、ヴァレリー・フレブニコフ大将率いるアルメニア第1軍の奮闘や山岳ゲリラの活躍によりコーカサス戦争の時と同じように長期戦となる。
2007年のハレヴィンスキー攻勢によって露コーカサス方面軍を包囲殲滅した南コーカサス軍はヴォルガ川まで到達。アメリカの講和交渉もあり、南コーカサス連邦とロシア臨時政府はカザン講和条約を締結。北カフカース諸邦の独立が果された。
ロシア帝国との国交正常化
コーカサス連邦の成立を追うように帝政が復活し、国際社会に復帰したロシア帝国は、南部で勢力を拡大する連邦を懲罰するのではなく、懐柔しようと試みた。
カザン講和条約締結より3年後、正式に国交の正常化がなされる。
現在のコーカサス連邦
オスマン帝国と安全保障条約を締結していたコーカサス連邦は条項に則り
オーストリア帝国側に宣戦を布告。即時に連合軍に参加する。(欧亜大戦)
装備の更新・常備軍化を進めていた新生コーカサス連邦軍は北部戦線(フィンランド戦線)で大いに活躍。僅か4日でヴァーサ・ヘルシンキ間の約400kmを進軍するという大立ち回りを見せる。
この戦争で幸いにも戦場にならなかったコーカサス連邦は戦時特需や移民の受け入れで経済的な躍進を遂げ、GDP世界7位の『列強』の地位を獲得するに至った。
地域・行政区画
エレヴァンの連邦議会を頂点とした連邦制国家。
連邦議会での決定事項に従い構成各国は内政を行う。外交は連邦議会に統一されている。
代表的な都市
連邦首都。政治の中心地。
アゼルバイジャン共和国首都。古くから石油の産出で栄える都市。油田労働者の居住地として活気に溢れていた。
現在は数多くの外国系企業が籍を置く大都市に発展。石油依存から脱却し、連邦の経済の中心地となった。
政治
連邦制民主主義。
連邦全体の頂点は連邦大統領であるが、あくまでその職務は外交、国防と国内の大まかな方針決定等に過ぎない。
連邦議会を通った国内方針に基づき構成各国は独自に国内政治を執り行う。
軍事
陸軍・海軍・空軍・郷土防衛隊・沿岸警備隊の三軍二隊体制を採用。エレヴァンに連邦統合参謀司令部(FISC)を設置。全軍の出動命令権限は大統領にあり、統合総司令官はその権限を委任される形で有する。
ロシア・スウェーデン戦争後は国民の約8割以上が予備役登録していたが、軍制改革と国営兵器工廠の設立により常備軍化・ハイテク化が進む。
陸軍
総兵力15万1000。
旧ソ連時代に支給されたものを自国向けにモダンリファインした兵器を使用していたが、「ガルマショフ・プラン」と呼ばれる軍事改革により、良質な国産兵器の装備・将兵の専門職化に成功した。
兵質は非常に優良。伏撃や連絡線攻撃は南コーカサス時代からのお家芸として発展。
戦闘ドクトリンは『陸空統合作戦』を採用。優秀な航空軍・ヘリ部隊との密接な相互支援により敵部隊を粉砕する。
空軍
総兵力4万8000。
現在の連邦軍で最も重要視されている軍種。戦闘機部隊、爆撃部隊、ヘリ部隊、防空集団、空挺軍を擁する。
陸海軍との統合作戦を重視し、装備も非常に多彩。
AWACSや後方支援機の充実に力を入れており、非常に高い戦略遂行能力を持つ。
海軍
総兵力9万3000。
カスピ海・黒海に展開。現在は6個艦隊を編成。
軍制改革により、イージス艦、ミサイル駆逐艦、小型空母等を装備する先進海軍に生まれ変わった。
イージス艦の保有数は世界屈指。その高い防空力は連合軍舟艇を守る盾となる。
郷土防衛隊
総兵力1万3000。
旧コーカサス諸国の第2線級部隊や民間治安維持組織、民兵部隊を統合した組織。有事の際には後方の治安維持等に従事する。
3軍の増強に対し、人員削減が進む。
沿岸警備隊
総兵力1万8000。
カスピ海・黒海の沿岸と油田地帯の防衛任務を帯びた組織。
陸軍・海軍の補助機関といった位置づけではあるが、数個の特殊任務部隊を有し、大規模犯罪への出動経験も高い。
陸軍にならんで民間への露出度が高く、特殊部隊を題材とした映画、アニメ、ゲームが多く発表された。
外交
オスマン帝国と沿黒海安全保障条約を締結。
国交締結国
経済
自由経済体制。
保守的な傾向が強く、新自由主義の潮流に靡く事は無かった。
その為他の資本主義国からは「自由主義の皮を被った管理主義」と呼ばれた。
交通
山がちな国土の為、交通網は発展しているとは言いがたい。
国民からアラヴェルドフ線と親しまれる高速山岳新幹線は数少ない整備された交通線。
民族
モザイク状に民族が分布し、「火薬庫」とも呼ばれる危険地域であったが、 アラヴェルドフ大統領の民族融合政策によりアイデンティティーの共有に成功。
各国の移民も積極的に受け入れ、西アジア屈指の移民国家となった。
言語
共用語はアゼルバイジャン語・アルメニア語・グルジア語。
多彩な民族が暮らす為、移民の子供は初等教育から上記の3語から1つを選択して履修する。
宗教
コーカサスの小規模宗教、イスラーム教、キリスト教、その他諸々の多彩な宗教分布。
「コーカサスに存在する宗教だけで宗教学の本を記す事ができる」と言われる程。
文化
著名な人物
アレクサンドル・アラヴェルドフ |
コーカサス連邦初代連邦大統領。カスピ海戦争でのグルジアとの同盟や南コーカサス連邦の設立を主導。現在のコーカサス連邦の勢力を築き上げた人物。穏やかな風貌とそれに似合わない鋭い眼が特徴。欧亜大戦での戦争指導、連邦の経済発展により国民の絶大な支持を受ける。 |
ヴァレリー・フレブニコフ |
南コーカサス連邦の陸軍将官。最終階級は大将。コーカサス戦争ではアルメニア第22機械化師団を指揮。沿黒海戦争では2個師団でグルジア第2軍団の攻撃を防ぎきる活躍を見せる。南コーカサス陸軍に編入されてからはアルメニア軍団を指揮。露荒戦争初期のグルジア撤退戦では後退戦闘の指揮を務め上げ大将に昇進、アルメニア第1軍を任される。ハレヴィンスキー攻勢では麾下の山岳部隊をもってコーカサス方面軍を包囲するという偉業を達成し、露荒戦争勝利の原動力となった。カザン講和条約締結の直前の戦闘で重傷を負い、戦闘停止後間もなく亡くなった。 |
マクシム・ハレヴィンスキー |
コーカサス連邦陸軍元帥。親のコネと人気で元帥の位にまで上り詰めた人物ではあるが、自らの指揮の面での無能ぶりを良く理解し、露荒戦争ではフレブニコフを始めとする有能な部下達が最大限の力を発揮できるよう後方での支援に徹した。指揮経験に乏しく、兵の指揮を部下に任せていた事から「無兵元帥」の渾名を持つ。欧亜大戦では連合軍との調整に奔走した。 |
パーヴェル・ガルマショフ |
コーカサス連邦陸軍大将。フレブニコフの衣鉢を継ぐコーカサス陸軍の希望の星。欧亜大戦では第1作戦群を指揮。フィンランドで激闘を演じた。 |
ナターリア・エレムチェンコ |
コーカサス連邦の歌手。民謡とトランスやロックを融合させた独自の楽曲が人気。ロシア親善大使としても有名。 |
ローバンセン ・ディバルド |
コーカサス連邦外務大臣。南コーカサス連邦設立からアラヴェルドフに付き従う老練な外交官。 |
グレゴリー・ロクティオノフ |
連邦外務次席。軍人あがりの寡黙な大男。 |
ヴォルブ・クライスバッハ |
黒海条約機構即応機動軍指揮官。軍制改革の実験部隊ともいえる同軍の指揮の傍ら、軍事ドクトリンの研究に勤しむ。欧亜大戦では自らの部隊を率いてイタリア方面作戦に従軍。 |
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最終更新:2009年06月26日 09:57