世界より追放されし異端なる黒 ──歪なる無我の魔人 | ||
「王たる私の前で卑しく助けを求めるか、人間!」 | ||
魂の名 | ||
性別 | 男 | |
種族 | 魔人 | |
肉体年齢 | 29歳 | |
実年齢 | 十億と少し | |
誕生日 | この世界の暦には直せない | |
身長/体重 | 186cm/78kg | |
趣味 | 魔法の習得・開発 | |
好き | 混沌とした世/自由意志に構成された世界 バルート/カース・マルツゥ | |
嫌い | 平穏な世/秩序に支配された世界 フィッシュ&チップス/ニルギリティー | |
得意 | 言語習得/暗算 | |
大切 | 自我/魂の名 | |
所属 | なし | |
容姿 | ||
髪 | 髪型:弱いパーマのセミロング、後ろに二本のおさげ 髪色:左前に金のメッシュの入った黒 | |
目 | 形:睨み付けている様に鋭くつり上がっている 瞳の色:黒(魔眼解放時のみ右目が金) | |
髭等 | なし | |
服装 | 上下:カシミア生地の黒いタキシード 外套:黒のチェスターフィールドコート | |
装飾品 | 帽子:黒のホンブルグ・ハット | |
常時着用 | 右の眼球に直接鎖で巻き付けられたモノクル | |
その他 | 首から下の全身と右頬に呪いによる紋様が刻まれている | |
来歴 | ||
彼の生い立ちは非常に特殊であった。戦争の為の戦争、全ての技術が戦争の為に発展し、全ての生が戦争の為に成長する世界「ノア」。その世界に親も無く、理由も無く、名前だけを持ち突如として“発生”したのが彼──アルフェリアスである。アルフェリアスは発生した時、既に五歳児程度の身体を持ち、凄まじい力を有していた。戦場の真っ只中に突如生み出された彼は、呼吸をするように軍を吹き飛ばし、兵器を叩き潰し、数秒で一つの戦場からあらゆる生命を根絶した。それは彼にとっては唯、迫り来る攻撃から身を守っただけだったのだが、あまりにも力が強すぎたのだ。彼が触れれば生命は自壊し、腕を振れば地形が変わり、その金の右目で見られた者は魂から消滅した。やがて、世界を知る為に歩き回り、道中で幾多の戦争に巻き込まれ、滅ぼしてきた子供は、理解する。自分はこの世で最も特別で優れた生物なのだ、と。一年が経ち、二年が経ち、アルフェリアスは身体の成長と共に更に力をつけていた。いつの間にかノアの人間総てに知られていた「世界の敵・アルフェリアス」の名は、敵意以上に惧れを以って語られる事となる。理由も無く争い、争う為に理由を作り、その為の退化とも言える成長を続けるノアの人類。この世界に未来は無い事を察したアルフェリアスは生まれてから百年が経過した頃、肉体の成熟と共にノアを見限った。最初の「世界の破壊」である。その絶大な魔力を以ってアルフェリアスは63兆1021億9814万7655人の人間を一瞬で消滅させた。 それから、その魔力により強引に世界の境界をこじ開けては新たな世界へと渡り、人類の価値を独自の天秤で量っては未来を嘆き、滅ぼして行く。その身勝手な世界放浪は百の世界を滅ぼした時、遂に終わりを告げる。唯一、アルフェリアスが命を奪わなかった人間、賢神「ウェルティル」。百個目の世界で友情を育んだ唯一の友の、裏切りである。 アルフェリアスの身勝手な虐殺に怒ったウェルティルは彼の隙を突き、アルフェリアスの魔力の源である右の魔眼を媒介として呪いを掛け、強制的に世界から追放した。その呪いは「無我の呪い」と言い、百個の世界に住まう総ての人間を救わない限り、永遠にランダムな世界に飛ばされ続ける、という代物である。自分こそが絶対で、何も考えずに生きる愚か者に生きる価値は無いと考えるアルフェリアスにとって、他者を無条件で救わなければならない無我の呪いは苦痛以外の何物でも無く、殺すことが不可能なほどに強大だったアルフェリアスに対する最善とも呼べる一手であった。この呪いは救済を諦めると新たな世界に飛ばされ、もし直接的に人間の命を奪えば救った世界のカウントがリセットされ、自身の力が少しずつ失われてしまう。 裏切られた怒りと憎しみで更に幾つかの世界を滅ぼし、自身の力が減少している事に気付いたアルフェリアスは呪いへの抵抗を諦め、それから無限にも思える救済の時を過ごす。 そして、九十九の世界を救い、遂に最後の世界に辿り着いたアルフェリアスが見たものは、複雑怪奇にして奇々怪々、自身が見た中で最も変わっている世界の、能力者の街と呼ばれる街並みであった──。 | ||
人物像 | ||
傲岸不遜、傍若無人。大仰な話し方をする青年。 あるいは貴族然とした態度に見えるのだが、その右目の異常な様相から、気狂いの類と思われる事が多い。だが、彼は気が違った訳ではなく、純粋に、本気で己こそが世界で最も偉いと思っている。 人間を滅ぶべき種族としているが呪いにより直接手を出せないので、いつも歯噛みしている。 |
能力 | |||
拓落失路の魔人王──【征辿魔導】 | |||
破壊力-B | スピード-C | 射程距離-B | |
持続力-B | 精密操作性-A | 成長性-A | |
呪いに削られ、嘗ての0.02%のみとなってしまった魔力の残滓。封じられた魔眼から漏れ出る魔力は、自身の身体の一部強化と手に持つ武具の制御の力を持つ。 武器の重さや硬さを操作できるが、それらを同時に制御することは出来ず、身体強化も腕や足など同時に一部の強化しか出来ない。しかし武器の制御と身体の強化は同時に行え、それなりの接近戦闘力を持つ。 | |||
絶大なる魔力を秘め、呪いに蝕まれし魔眼── | |||
アルフェリアスの右目に宿る魔眼。「reb ild」とは古ノア言語で「深淵」の意。アルフェリアスの魔力の源であり、呪いの結晶化した「モノクル」により封印されている。 常に呪いの解析パターンが変化し、一時的な解除の為の構造解析にも少しの時間(5レス)が必要。また、解析パターンを固定化し、一時的に解放する為に三節の詠唱が必要で、その間は身動き一つ取れない程集中しなければならない。 なお、この呪い自体は時間を掛ければ完全な除去も可能なのだが、そうすると魔眼自体も消失し、魔力の枯渇により死亡してしまう。 | |||
情報 | |||
身体能力 | 一般人(二流格闘家) | ||
初期装備 | 3mの大剣 | ||
利き腕 | 両 | ||
利き足 | 両 | ||
技術/知識 | 詠唱魔術/分割詠唱/魔力操作 魔術魔法知識/多様言語知識 | ||
授与スレ | Act.35の88 | ||
その他特筆事項 | 特になし | ||
戦法 | |||
その傲岸不遜な性格から、戦法というものは存在しない。更に言えば、どれだけ自分が不利であろうと、それを戦闘と認めない。何故ならば戦闘とは対等な者同士で行うものであり、総ての王である自分が行うのは「排除」である、という考えがあり、それ故に戦闘という物を知らないからだ。 故にその戦い振りはお粗末なもので、ただ持つ力を振るっているだけである。嘗てはそれだけで何者よりも強かったのだが、呪いに蝕まれた今では唯の弱者である。 しかし、彼我の実力差を冷静に見る頭はある為、無謀な戦いは苦汁をなめながらも回避しようとする。 そんな弱者である彼だが、魔眼を解放した状態の力は凄まじく、嘗て程ではないが大規模な魔法を発動する事が出来る。 |
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