錬金術 基礎の①

錬金術 基礎の①       カナス・E・カント著作



魔力 概要

基本、魔力には方向性が無い、力また生命力(概念)、魂(矛盾から織り成す世界)、物質にも宿ることから見ても万物の根幹ともとれる。


 魔力は物質的な存在の方向性(在り方)を従わせることができるだけなのか?
  精神にも情報にも法則にも宿る物体(?)・・魔力


干渉によって物理法則を覆す、誰にでも扱える、何処にでもある、このことから魔力は
 魔力を星の生命力(精神または世界の基(概念または法則))と考えるとイメージし易くなってくるかもしれない。
 感覚的には、溶岩(龍脈)の様なモノで地の底にあり、また貯まれば地上に排出される。

(魔力泉から)それ自体が概念(世界の残滓)として生きている(便宜上)のだとしたら、
 動き回ることも在り得ると推測もできる

 その泉も水のように形を換えられるのであれば大気にも含まれることに不思議は無い
 そしてそこに形としての存在 器としての許容範囲 あやふやで在りながら何でも変われる純粋な形ことから

魔力(変換可能の水のような物)は物質(存在の引力)に依存する影の様の物と仮定

  気体(空気や気流)→ 液体(魔法や錬金で変化した物)→固体(土地や植物(動物や人を含む)に定着した状態)

    その形やあり方によって扱いや干渉の仕方が代わっていく物とする





始めに



魔力の由来(神話の創世記 第一部  臨む者 第三部から参照)

昔は全て者が純粋な色に別れ万物を操作し自由に世界を飛んだと言う
だが原初の者らが傲慢にも神に挑み怒りを買い
原初の色に混沌を混ぜ大陸を造った
原初の眷属等は力の大半を失い混沌たる大地を彷徨った

~~~~~~~~

そして、研究の末に錬金術を作り上げ昇華し再び神に挑んだ・・・・


この様に、昔の者たちはこの大地を混沌と呼びそこから魔力を受けると考えられてきた
故に魔力は原罪の象徴でも有りまた 神の存在の証明でも有る




反魔力の由来

 賢石(けんせき)に反魔力の特性も見られ、 とある教授が既に反魔力と命名していた事もあり、

 鉱石の名前を賢石に、その性質全般をそのまま反魔力とした。

 賢石の性質とその精製と加工法を発表した錬金術師が、

「まあ、今までの魔力認識を混沌と言うなら これ等の法則を持つ魔力は秩序と言えよう」と言った事も要因の一つと言われている




反魔力 と 魔力 から
 魔力・反魔力の性質


魔力・・・方向性の無い 混沌 (色の無い彩色) 水晶具→不安定 

 モノに定着した際にその方向性(あり方)によって色が付く
  故に 水なら青 火なら赤 といった様になる

 普段、魔力は視認できず試験石(水晶の様な物)で見て始めて分かる


 現在、四色(赤,青,黄,碧)が発見されている 
  これ等は一定の法則(反魔力や精神、環境)により色が付く
  因みに錬金術の分野では土属性に次いで金属性も含めた五色を使われている



反魔力・・・方向性の有る 秩序(色の有る無色) 賢石(けんせき)→安定
      マイナス属性(闇→黒)、プラス属性(光→白)の二つに分けられる
      法則が定まっている魔力 (安定した法則  変わらない色)

 *1鉱石や結晶で見付かる事が多くその色によって運用方法も変わってくる

    魔力は無意識を持つ事があり魔力を感知したり集めたりする
    そういった無意識を持つ鉱石や結晶は白や黒の色が出る

 反魔力という存在自体、認知されていなかったが錬金術によりその性質が明らかになった

 精製法が確立してから一般にも出回る様になった

 錬金術では無形の色として七色として使われてるが余り一般的に認知されていない

 *2今は無き文明では無色という八色目が在ったとか無かったとか・・・




追記

 反魔力を(固定された状態のモノ)
 魔力を(不安定な状態のモノ)と認識すると分かりやすい

 反魔力は学術的に使われる為、知名度は低い
 一般的にはどちらも魔力として扱われる


 *2大抵は地中のなかで眠っているだが掘り起こされたとき大気の魔力に触れ目を覚ます
   結晶や鉱石の限界地を超えると爆発するので特殊な加工法が用入られる

  何故か意識の有る物は見つかっていない(擬似人格を与える事はできる)
   →魔王は魂を持った魔力の塊でありそれ故に未来を予見できたという説も有る

 *3もう一つ属性「無の色」があり、少しの魔力で莫大な魔力を生み出せる代物で白や黒と同様に
   魔力を吸い鉱石の限界より爆発するケースや特質が似ている事から白や黒の高純度の物と見られている





魔力と運用

 魔力が交じり合い紫やオレンジ等の色も作り出すこともできる

 遺伝子が交じり合う事により種族の中での一定の色が無くなり性格や感性により決まることが多い
  つまり精神的にが落ち着いてくる歳に始めて色が決まる(単一色は極まれ)
  この事から魔力の色=魂の色というのが一般論
  故に一部の地方では色が付いたら一人前という考えが多い

  純潔や名家には等の遺伝子や技法には特殊な魔力や法則を扱う者もいるらしい

  魔力の質はその魔力の色が純色に近いほど高い
   魔力の許容量はその者の精神の器による
   どれ程の魔力を有していても器が小さければ使える量も少ない




反魔力と運用

 *1 賢石の質と大きさに合せた出力で、安定した魔力を放出できる。
     この為、確立した方法で加工すれば
     赤の魔力 ガソリンやコンロ 風呂焚き 暖房 燈
     青の魔力 水質浄化 鮮度管理 冷房
     等に使うことができる 


 そして黒や白の性質を持った賢石は、無意識を有していて魔力を感知し引き寄せる性質がある。
 その為、特殊な加工法が必要とされている

  これ等の物はコンパス、意識を伝える通信機器、魔物探知、磁石、魔力貯蔵、
        痕跡探し、地脈、水脈探しにも使われる


  *2彩色の魔力(赤や緑など)を刻み込み魔力を使わない魔術を使うことができる(純度が高くないと刻めない)
     例 無詠唱の複合魔術 魔弾 魔法の剣 オートマタ ets・・・
     この様な特殊な武器や物を作る者は賢石職(けんせきしょく)と呼ばれる 


  限界値に達した鉱石を爆弾にしたり炸裂弾にしたりもできる



追記

 魂≠魔力?
  もし魔力で遺伝子や情報のあり方まで変えてしまう物なら魔物の存在も頷ける

 *1 加工や調整に失敗すると水は毒に火は火事になったりとするので国際的に技術は公開してある
 *2 複合魔術やオートマタは賢石技術の他に
    複雑な技術と知識が必要なので作れる者も限られてくる


 詠唱と魔法
  普通の状態でも魔力は操れるが自分の世界の魔力と外の世界の魔力の違いで不安定になる。
  その為、術による魔術 即ち法則を組み込む事により効率良く魔術を運用できる。
  教える地域により などが違ったりもする

  詠唱や魔術形態はその在り方によって大きく変わる
   その存在や組み合わせでも変化する

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最終更新:2011年10月27日 18:15
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