(注:このページに書いたことでは「ゲームの大まかな話の流れ」を考えただけなので、ストーリーの細かい部分やキャラ名とか特徴とかまでは現時点ではまったく考えてません。)
ごく普通の学園物。
とある高校に通うごく普通の男子高校生である
主人公は、ある日二人の女学生と出会う。
(後述する理由によりヒロインキャラは2人まで。)
その二人は主人公に対して非常に好意的で、これまで女性にモテたことの無かった主人公はこのチャンスを逃すまいと、どちらかの女学生とより深い仲になろうと決意する。
…と、こんな感じの前振りでプレイヤーはその二人のヒロインをめぐる二つのルートのどちらかを選んでゲームを進める。
たとえばここで、プレイヤーはヒロインA子を攻略しようとAルートを選んだとする。
しばらくは普通の日常物ストーリー的展開。
A子とデートをしてみたり、実はA子が重大な問題を抱えているのを主人公が解決してみたり。
ところが話がある程度進んだあたりで事件が起こる。
主人公に突如ストーカー電波女が取憑いて、頻繁に主人公にちょっかいをかけてくるようになるのである。
「あなたは聖なる戦士○○さま!?私です、かつて『光の××戦争』であなたにお仕えしていた××です!」
「何度も転生を繰り返して二千年もの間、ずっとあなたの事を探していました!」
「この星に危機が迫ろうとしています、あなたはその悪しき者どもを断つ事の出来る唯一の人なのです!」
などなどうんたらかんたら。
(ここの電波セリフは痛ければ痛いほど望ましい。「パルスのファルシがコクーンを侵食してる」ぐらい意味不明な設定だとまさに理想的 。)
さらに、主人公がA子と行動を共にしているのを見かけるや
電波子はA子をショルダータックルでふっとばし主人公の手をつかんでその場から連れ去り、
「いけませんご主人様、あれは△△星系の殺し屋です!きっと、この星に隠してあるあなたの聖なる鎧『エターナルフォースバイオアーマー』が狙いなのに違いありません!あの女にあなたの正体がばれてしまったらあなたは殺されてしまいます!」
などなどうんたらかんたら。
(このセリフも痛ければ痛いほど良い)
さすがに頭に来た主人公とA子は何らかの方法(選択肢により法的処置とかリアルバトルとか)を試み、何とか電波子を撃退する。
これで邪魔者のなくなった二人は晴れてハッピーエンド。
…と思ったが、主人公は電波子との戦いの最中のA子の態度に明らかな違和感を抱いていた。
電波子と対峙する時A子は、主人公に聞こえないような小さな声で
「バイオアーマーはどこに隠してあるの?」
「もう生き残りはおまえだけなんだからいい加減あきらめなさい!」
などと語りかけるのを聞いてしまっていたからだ。
それに対して一体何の目的でそんな事を言ったのかと主人公が問うと、ヒロインは
「…どうも聖なる戦士はあなただけしか残っていないみたいね、これならバイオアーマーの在処が分からなくてもあなたを殺せば私たちの脅威はいなくなるのね…」
とヒロインA子、いきなり主人公を見たこともないような武器で惨殺してしまう。
実はAルートはどんな選択肢をとろうとも必ずヒロインに惨殺されるバッドエンドコース。
あまりにも唐突な事態にあっけにとられるプレイヤー。
ここで心が折れたプレイヤーとはさようなら。
まだ続きをやろうとする根性のプレイヤーは、今度は「まともなストーリー」である事を期待しながら今度は別のヒロインのルートを選択するはず。
ところが、別のヒロインB子のルートも、前半部のラブラブ展開から電波子再登場、そして必ず主人公はヒロインに変な武器で惨殺される事になる。
この「かならず主人公がヒロインに惨殺される」展開は、たとえヒロインキャラが何人増えようとも変わらない。
ヒロインを2人と決めたのは、全く同じような展開を何度もプレイヤーに強いるのを避けるため。
ここで、A、B両ルートのバッドエンドを見てしまったプレイヤーは、これまでの話の流れから電波子の言っていた妄想にいくつか真実があった事に気付く。
(特にヒロインが最後かならず明らかに地球の物ではない武器で主人公をミンチにするあたり)
そこでプレイヤーはもう一度再プレイする時に、A、Bどちらか適当なルートを進み、それまでは妄想話が気持ち悪いと逃げ回っていた電波子に、今度は積極的にアプローチを試みる。
すると、真相へと至るCルートが発生する。
電波子の言ったことは妄想ではなく、ひとつ残らず真実だった。
つまり、主人公は「聖なる戦士」の生まれ変わりで、電波子はその従者の一人だった。
数千年前、地球を巡って征服しようとするものと守ろうとするものの大きな戦いがあった。
主人公は地球外生物で結成された守護戦士軍の一人として、選ばれた聖なる戦士だけが使える「エターナルフォースバイオアーマー」を駆使してその強力な力で敵を打ち払っていった。
ところが、この戦いには勝利するものの、聖なる戦士は致命傷を受けて死んでしまう。
これにより守護者たちの切り札であるバイオアーマーは使用不能になってしまった。
この事実が侵略者たちに知られるとたちまち地球は征服されてしまう。
そこで、守護者たちは新たな聖なる戦士を捜す必要があった。
ところが聖なる戦士は各銀河系に一人いるかいないかと言う貴重な存在であるため、新しく探すのは困難を極める。
そこで守護者たちは、聖なる戦士とそれを守るための数人の従者を、地球人として転生させて復活させるという荒技に出た。
甦った戦士とその従者たちはしっかり記憶を保っていて、成長して戦える年齢になるとただちに守護者たちと合流しバイオアーマーの再起動を試みた。
ところがバイオアーマーは動かなかった。
これは聖なる戦士が最後の戦いの時にその霊魂エネルギーを全部使い果たしてしまったのが原因である。
このエネルギーを再び回復させるには、地球人の身体のエネルギー出力ではまったく足りない。
そこで聖なる戦士が選択した方法は、自らの霊魂に再びエネルギーがチャージし終わるまで何回も生まれ変わり続けると言うものだった。
それから聖なる戦士とそれを守る従者たちは、何度も何度も地球人として生まれては死んで、生まれては死んでをひたすら繰り返した。
その日々はつらく長いものだった。
地球人として日々を暮らし、転生を繰り返していくうちに、やがて記憶が少しずつ消えて行く。
何人かの従者が完全に記憶を失い脱落し、聖なる戦士自身の記憶もほとんど消えて無くなっていた。
唯一、電波子だけが必死に記憶を守り続けていた。
そんなある日、地球の上空に待機していた守護戦士軍が新たな侵略軍と相討ちして全滅した。
もはや地球を侵略者たちから守れるのは地球人として生活している聖なる戦士だけだった。
ところが、ついに聖なる戦士から記憶が完全に消え失せ、従者たちと合流出来なくなってしまった。
記憶を留めているのは電波子ただ一人となった。
電波子は生まれ変わるたびに必死で戦士を捜し続けた。
その過程で敵と戦って死んだり、老衰で死んだり、つまらない事故で死んだりするたび、電波子は何度も無念の涙を流し続けた。
こうして今、電波子が霊魂エネルギーの再チャージを完了した主人公と再会することに成功した時、数千年の月日が経過していたのだった。
そして今、地球には新たな侵略者が迫ろうとしていた。
しかし侵略軍は進軍を躊躇していた。
侵略軍にとっての一番の恐怖はバイオアーマーの存在。これの所在が分からないまま進軍しては、手痛い返り討ちを喰らいかねない。
そこで侵略軍は数人の密偵を地球に送り込み、バイオアーマーならびにそれの操縦者を捜させた。
やがて密偵たちは聖なる戦士の生まれ変わりとおぼしき少年を発見する。
しかしその少年は戦士としての記憶を完全に失い、アーマーさえなければ無害なただの地球人でしかなかった。
そこで密偵たちは、その少年を利用して、バイオアーマーの所在ならびに少年の他にもバイオアーマーを操縦出来る何者かが地球に潜伏していないかを調査することにした。
ヒロインのA子とB子が、その密偵である。
主人公に正体を知られたA子とB子は、敵意をむき出しに逃げる主人公と電波子を追って行った。
真実を知ったと言っても主人公は記憶が戻ったわけではないので戦闘能力は全く無く、電波子の衣服の中に隠された(メーテルのアレみたいな)数多くの秘密武器だけが頼りだった。
やがて主人公と電波子は逃避行の末、バイオアーマーの隠してある秘密の廃墟へとたどり着く。
その奥へと二人が入っていくと、聖なる戦士の復活を感知したバイオアーマーが地中から姿を現す。
数千年放置されていただけあってバイオアーマーは至る所が腐食していてすぐに動かせる状態ではなかった。
そこで主人公はアーマーを着装し、自己再生機能を動作させる事にした。
これには機能が完全に回復するまで身動き出来ないうえ敵にエネルギー反応を察知される危険はあったが、機能回復処理は数分程度で終了するから敵が来たら返り討ちにしてしまえば良いと思っていた。
ところが、A子とB子の行動は素早く、バイオアーマーのエネルギーを感知した場所へ、その回復作業完了前に廃墟にたどり着いてしまった。
二人の手には反粒子爆弾が握られている。バイオアーマーもろとも自爆するつもりなのだ。
敵が迫りつつあるのに、バイオアーマーは身動きひとつ出来ない。
主人公は電波子に「逃げろ!」と叫ぶが、電波子はその返事として廃墟内に隠してあった警備システムを作動させA子B子に集中砲火を浴びせ、それが効かないと見るや武器を持って敵に突撃していった。
そして電波子は返り討ちにあい、その体を引き裂かれてしまった。
身動き一つ出来ず嘆き悲しむ主人公。
A子たちは勝ち誇ったように微笑むと反粒子爆弾のスイッチに手をかけた。
ところが、まだ完全回復にはほど遠いはずのバイオアーマーが主人公の怒りに答えるように起動し、二人をぶっ飛ばしてしまう。
主人公はそのまま電波子の元へ向かい、その最後を看取った。
その背後で高らかに笑うヒロインたち。
完全復活前に無理して動いたためバイオアーマーの破損は回復機能動作前よりもひどい状態になっていて、もはや自分たちの脅威では無いと考えたのだった。
「あなた本当に馬鹿ね、もうこの地球を守れる者はいなくなった。今、私たちの艦隊をこの地球に呼び寄せたわ。もうすぐこの星は私たちの物になる!あはははは!」
主人公は二人をミサイルで黙らせると、電波子の亡骸を抱きしめ最後の別れの挨拶をした。
そして今にも崩れ落ちそうなバイオアーマーは宇宙へと飛び立ち、そのまま地上に帰ってこなかった。
数週間後、地球では大規模な流星群が観測された。
…って長いわボケ。
統括すると「電波女の妄想かと思ったら全部本当だったでござるの巻」。
ここまで読んで下さった方お疲れ様でした(´・ω・`)
このストーリー案は、映画「プレデター(戦場ものかと思ったら宇宙人退治ものだった)」、「プレデター2(刑事ものかと思ったら宇宙人退治物だった)」のように、物語の最初と最後では全く路線の違う話になってると良いなあと思って書いた話。
現時点にて、キャラクタの名前とか一切考慮に入っていません。「電波子」も当然仮名です。ちゃんと作るならすでにあるキャラ設定を考慮に入れて作らなければなりません。
各ストーリー分岐はゲームシステムではフラグ管理せず、プレイヤーがそれまで得た情報の記憶によって適切なストーリー選択が行えるような「覚えゲー」的な感じになると良いなあと思ってます。
あと、ストーリーの設定や用語をもっともっと厨二病でカオスな感じにしたいです。
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最終更新:2009年10月11日 20:15