この夏はきっとなにかが変わる…
そんな予感だけがしていた…
でもなにかが変わるなんてことはよほどのなにかが無い限りダメなんだろうと思う
頭がいいと自負しているのに返ってくるテストは悲惨ではないけど受験生とは思えない点数
母親には塾に行かせると言われ、毎回テストが100点な嫌味野郎、そして勉強だけはできる悪友のなかで葛藤する心
そんなときに手にしたのは誰もが子供のころ見たことがある一通の広告だった―――
いつも通り妹にちょっかいを出しながら
いつも通り幼馴染とのんきに学校に向かいながら
いつも通りなぜか学校なのに巫女服の同級生と遊びながら
いつも通り俺のことを艶っぽい目で見る男の先生をかわしながら
いつも通り悪友とバカみたいにはしゃぎながら
手にしたのは一冊の通信講座の広告
だれもがうらやむ日常と平々凡々な日常、あなたには選ぶ権利があります。
そんなバカたち、かわいい子たち、謎の人物に囲まれながら日々を過ごしていきましょう
それがきっとこの夏の変化だから―――