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とある猫カフェ wiki
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とある猫カフェ wiki

ストーリー

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vpettoto

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ストーリー


toto side/バーチャル世界編


1

とあるバーチャル世界の、とある場所に、
とある猫カフェがありました。

こじんまりとしていますが、とても雰囲気の良いお店で、
優しい店長さんが拘って揃えた紅茶やコーヒー、
お手製のピクルスやキッシュが人気でした。

猫カフェと言っておりますが猫は数匹で
「猫の喫茶店」というよりは「喫茶店に猫がいる」
という方があっています。

そんなお店ですから、猫達は店長さんからもお客さんからも、
1匹1匹たくさんの愛情をうけ、のびのび暮らしていました。

その猫の中に、とても好奇心旺盛な子猫がいました。
名前は「toto」と言います。

ご自慢の黒く長い毛はフサフサしていて、
目は金色に輝いていました。

お店の入口のドアのすぐ隣には大きな窓があって、
totoはそこから外を眺めるのが大好きでした。

石畳の続く通りや周りの建物はヨーロッパの街並みに似ています。
親子が手を繋いで買い物をする様子や、
恋人達が仲良く飲み物を分け合う様子を、
金色の大きな瞳をキョロキョロさせ、
しっぽをパタパタふりながら眺めていました。

特に通りをはさんで向かい側の洋服屋さんの、
ショーウィンドウを見るのがお気に入りで、
きらびやかな洋服に見とれては、
今度は金色の大きな瞳をキラキラさせ、
うっとりとため息をつくと、
「はやく人間ににゃって、
オシャレをしてお出かけしたいにゃあ」
と呟くのでした。

totoは自分は小さいから猫の姿で、
大きくなったら人間になれると思っているのです。
なので、人間になったらやりたいことは、
日に日に増えていました。

そんな話にいつも付き合ってくれるのは、
店長が縫ってくれた猫のヌイグルミのマタタビでした。
「ねぇ、あの洋服似合うかにゃあ?」とtotoが話しかけます。
マタタビはポカンとした表情のまま何も答えません。
それでもtotoは満足そうでした。

2

ある日、お店に大きな笹がおかれました。
色とりどりの折り紙で作られた飾りは笹いっぱいに飾られ、
お客様の目を楽しませていました。

笹の下には小さなテーブルが設置されていて、
『ご自由にお使いください』と書かれたメッセージカードの横には、
クレヨンや色鉛筆、カラーペン。
そして細長い紙と、紙で出来た紐がおいてありました。

そう今日は七月七日「七夕」です。

totoが机に手をかけ顔をひょこっとだして、
不思議そうに覗いていると、
「気になるかい?」と常連客のおばあさんが、
しわくしゃの顔を更にくしゃっとさせて微笑み、
話しかけてきました。

「この細長い紙は短冊。こっちの紐はこより。」
と説明しながら短冊とこよりを取り、自分の前に並べて見せます。
そして今度はペンを取り、短冊にさらさら何かを書きました。

「これはね、おばあちゃんのお願い事。」
ふふふっと笑って短冊をtotoに見せます。
「今日は、七夕っていってね。
こうやってお願い事を短冊に書いて、
笹の葉に飾るとお星様がお願い事を叶えてくれるんだよ。」
と、こよりを短冊にあけられた穴に通すと笹の葉にシュッと結びました。

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