ヨガは、インドに生まれて約六千年という長い道のりを経て、現在に伝えられています。「ヨガ」という言葉は、調和・バランス・統一・結ぶの意味をもっています。八段階の積み重ねによって構成されているので、アシュタンガ(8つの部分=八支則の)ヨーガと云われています。
ヨーガの行法は、山の頂上を目指すように、日常の生活において禁戒や勧戒を経て段階的に体を整え、呼吸を整えながら、順次に山の高みに上っていく道のようです。そして、心身のバランスを整えて心と身体の健康を取り戻していきます。
■第一段階:「禁戒(きんかい)」=ヤマ行ってはいけないこと
1. 不殺生・非暴力(アヒンサー) 暴力、殺生を行わない。
2. 正直・誠実(サティア) 正直、誠実に行動する。
3. 不盗(アステヤ) 他人の物、時間、などを不当に盗らない。
4. 梵行(プラーマチャリヤ) 自分の欲望を生活のベースとしない。 適切にコントロールする。
5. 不貪(アパリグラハ) 所有欲を克服し、ものに執着しない。
■第二段階:「勧戒(かんかい)」=ニヤマ
毎日の暮らしの中での良い生活習慣の積み重ねが大切です。 五つの法則があります。
1. 清浄(ソチャ)
ヨーガにおいての清浄とは、外面と内面における清潔さが求められています。心も身体も清潔に。
2. 知足(サントシュ)
与えられた環境・現状をまず受け入れ、今の状況に感謝する態度です。
3. 苦行(タパッシャ)
与えられた仕事に熱心に取り組む。
4. 読誦{どくじゅ}(ソッダーヤ)
学習を怠らない。
5. 自在神祈念(イシワラプランダーナ)
感謝や自分の願いを込めて、祈り願う。
■第三段階:「体位法(たいいほう)」=アーサナ
アーサナという言葉は静止を意味し、座る(アース)が元になっています。
アーサナを積み重ねていくと、身体的には、血行を促し、筋肉、骨格、内臓器官、神経、ホルモン体などに良い影響を与え、心の安定をつくる事に繋がります。
■第四段階:「調気法(ちょうきほう)」=プラーナーヤーマ
調気法とは、宇宙のエネルギー=プラーナ(生命力)を呼吸法によって、コントロールする行法です。様々な呼吸法によって、酸素を体内に取り入れ、そのことにより心肺機能を改善したり、落ち着いた心を育てていきます。
■第五段階:「制感(せいかん)」=プラティヤハーラ
プラティヤハーラとは一つのところに向けて集めるという意味。散漫しがちな心を1箇所に集める。
■第六段階:「凝念(ぎょうねん)」=ダーラナー
心をある一点にとどめて動かさない。意識集中のことです。
■第七段階:「瞑想」=ディヤーナ
凝念で一点に集中していた心が、その対象と同化し始め、それを中心にして、日常の意識を超えてある種の「洞察」や「ひらめき」が起こり、広く深く、自由に展開されていく状態のことです。
■第八段階:「三昧(ざんまい)」=サマーディ
ヨーガ・スートラにおいては、この体験を「真我がその周囲を取り巻いている自然的存在と自分とを混同していた過失に気づいて、その束縛から脱出することである」と説明しています。
【ヨーガの分類】
●ハタ・ヨーガ(身体的) ハ・タとは陽と陰という意味。身体を使って(アーサナ)心を整えていく。
●ラージャ・ヨーガ(心理的ヨーガ) ラージャは王様という意味。
●ジュニャーナ・ヨーガ(哲学的) ジュニャーナとは智慧という意味。
●カルマ・ヨーガ(倫理的) カルマとは行為という意味。
●バクティ・ヨーガ(宗教的) バクティとは信仰、宗教という意味。
●マントラ・ヨーガ(呪法的) マントラとは真言という意味。
●クリヤー・ヨーガ(儀式的)
●クンダリーニ・ヨーガ(超能力的)
●ラヤ・ヨーガ(心霊的)等
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最終更新:2009年04月01日 15:14