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パトリシア・カークランド

英雄だなんて呼ばれるようになったら、それはもう人生失敗なのよ。



名前 パトリシア・カークランド
性別
年齢 14歳
誕生日 4月21日
身長 144cm
体重 ???
特技 スイカ割り、猫かぶり
好き じゃがいも料理、サーモンステーキ、蜂蜜、海辺の散歩
嫌い 理由のない正義、不必要な悪、はちのこ
一人称/二人称 私/あなた、あんた


【容姿】
ブロンドの髪にスカイブルーの瞳。実年齢-4歳ぐらいの幼い容姿をしている
左手側に長短二本の束を作る、「サイドツインテール」といった具合の髪型がトレードマーク。

【装備】
≪グノーシスギア・アスカロン≫
機械化されたファンタジー風の大剣、とでも言うべき外貌の≪真界武装≫。
当然ただの剣であるはずもなく、十字鍔をレバーのように倒すことで刀身が展開し、内奥に隠された砲口が露となる
この状態で柄上にあるトリガーを引けば、魔力を弾丸のように飛ばすことが可能。その威力は高く、優れた破壊力と任意のタイミングで爆裂する特性を持つ。
更にトリガーを押し込むまえにもう片方の鍔を倒すと、使用者の身体から追加の魔力を圧縮・充填。
最大出力時には刀身が更に開き、延長された銃身から極太のレーザー光線を放ち、排気ダクトが白煙を吐く。
これこそがアスカロン最大の絶滅奥義《クルーシャル・ブラスター》であり、その火力はコンディション次第では概念や結界すら崩壊させるほど。

この武器の主な使い道は、長大さを活かしてスピアのように突き込み、そして貫いた外皮の内側に弾丸を見舞う事
あるいは、何らかの方法で時間を稼いでいる内に魔力を最大充填し、必殺の砲撃を叩き込む事
もはや人間を討つことを想定した武器ではなく、それ故に『屠龍剣』や『雷撃槍』の異名を冠する。
人間の心によって形成される≪真界武装≫の特徴を考えれば、アスカロンは正しく彼女の故郷を襲った巨大昆虫を狩るための武器だと言えるだろう。

≪真界武装≫を構成するもう一つのユニットである戦闘服には、大剣を扱うための筋力強化魔法と
リング状に形成された魔力を足裏に広げて、浮遊や飛行を行う機能を搭載。
高速飛行を行うためには全てを移動に注がねばならず、戦速は大人の全力疾走程度に留まる
ビジュアルとしては、桃白ふりふりの甘ロリ風。
だが肘から先が篭手状だったり、靴に砲撃の反動を殺す為のアウトリガーが仕込まれているなど細部が穏やかではない
パニエで膨らんだスカートの内側を覗きたいなら、そうとうな覚悟がいるだろう。

【性格】
後述する経歴ゆえに徒労の正義を嫌い、ませた言動というレベルでは済まされない程に枯れた発言が目立つ
自身に見返りがない事や命をかけるほどでもない事には、基本的に無関心
契約はきちんと履行するが、ナメた依頼主に二度以上優しい顔をする義理はないと思っている。
その態度は正しく「大人になりきれない子供」のテンプレートと言えるが、なまじ実力はあるのが悪質だ。

……しかしそんな彼女の心の中に、一切の正義が無くなってしまったわけではない
そもそも乾いた態度を取っているのも、本質的には人との関わりで傷つくことを恐れているからだ
もしも胸に燻る気持ちに再び火が入ることがあれば、彼女の在り方が変わっていくこともある……かもしれず。

【備考】
3年前、この世界のどこかに、数百年に一度と言われる巨大人喰い昆虫の大量発生に襲われた街があった
当時小学生だったパトリシア・カークランドは、いかなる経緯か――それについて彼女は口を閉ざしている――『真界武装』を入手。
住民たちに「救世の聖女」と讃えられ、自らの正義感もあって、祭り上げられるがままに人喰い昆虫と戦った
激闘の中で戦士として急成長を遂げた彼女は、恐るべき捕食者を、おそらくは一匹残らず駆逐してみせた

嵐のような日々が終わったのち、日常に帰ろうとする少女を待っていたのは周囲の冷たい視線だった
怪物に立ち向かう英雄が敵を失った時、それはイレギュラーな力を持つ新しい怪物でしか無い
憧憬のほとぼりは容易に冷め、あこがれは恐怖に、尊敬は隔意に変わっていった
少女に宿った巨大な力へのねたみと畏れは人から人へ伝播し、もはや彼女に居場所はなかった
救いとなるべき家族は、巨大な蟲の腹の中。殺戮を弔いに代えた以上、骨の欠片すらもこの世には。

すべてはもう戻らない。そのことを悟った少女は出奔し、腕一本で生きていく事に決めた
各地を転々とし、金による契約で敵と戦い、脅威が過ぎ去れば人と触れ合いすぎる前にそこを去る
流浪の『雇われ魔法少女』として、今の彼女は存在しているのだ

+ 【絡み記録】
Sin1:胸に荒ぶは鉄の嵐
その夜、クライアントとの打ち合わせを終えたパトリシアは、思いがけないビッグターゲットを発見した。
アンバー=ワールドアイズ――ここ最近になって世界を騒がせている武装集団、アウリガの一員。理想国家建設を題目に掲げるテロリストにして、ホットな賞金首だ。
虎穴にいらずんば何とやら。
子供に甘い、という情報を頼りに奇襲を試みたパトリシアだったが、得意の猫かぶりの裏にある素顔を看破され、更に謎の女性の乱入も有り、戦況は混乱。
結果として双方が大技を打ち合い、互いに撤退する痛み分けの形となった。
この時パトリシアは、自分がテロリストとしてのアンバーの情報を掴んでいるように、彼女も『英雄』と呼ばれた自分の過去を聞き及んでいることを知る。
「本当に大切なものは何か、一度良く考える事だな」――そう忠告を残して消えるアンバーを見送る少女の眼に、過去(あのひ)の青い空の色は無かった。

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最終更新:2013年07月21日 22:59