響きライブラリー
技術と継承
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伝統の中で洗練されると、技術は美しくなる
伝統とは試行錯誤の連鎖である。だから伝統に則ったものは力強い。説得力がある。存在するだけの意味が伝わってくる。初めてそれに立ち会った人は驚いたに違いない。モノが自ら語りだしたのだ。その時の畏怖をこめて人は「それ」を美と呼んで敬うことにした。
手仕事の日本
柳宋悦
日本各地に伝わる実用品の魅力を紹介
2007.3.28
内容(「BOOK」データベースより)
柳宗悦(一八八九‐一九六一)が、日本各地に残る美しい手仕事を紹介しながら手仕事がいかに大切なものであるかを訴え、日本がすばらしい手仕事の国であることへの認識を呼びかけたユニークな民芸案内書。秀逸な小間絵を多数収録。
著者が20年の歳月をかけて触れ合った日本全国の手仕事の逸品を隈なく紹介。逸品と言っても名工の大作ではなく、その地方で実用のために作られているどこにでもある品々。そこにこそ美があるし、なければならないという「民藝運動」のバックデータとも言える力作。日本中を旅したくなること請け合いです。
美術やデザイン、建築を志す若者達に是非読んで欲しい。
- 岩波文庫(1985/05)292ページ
ワイド岩波文庫もあり。
- 著者略歴
- 柳 宗悦(「BOOK著者紹介情報」より)
- 1889年生まれ。東京帝国大学哲学科卒。宗教哲学者、民藝運動の創始者。学習院高等科在学中「白樺」同人。日本民藝館初代館長。「工藝」創刊。1961年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
工藝の道
柳宋悦
「良いもの」を伝承するには「良いものを作って使う」しかない。
2007.3.28
内容(「BOOK」データベースより)
伊賀の種壷、朝鮮の飯鉢、下手物にこそ美が存する。宗教学者から民藝研究家に転じた柳宗悦は、工藝美を提唱、全く新しい美の世界を切り拓き、衆目を驚かせた。健康の美、無心の美、他力の美、恩寵の美。工藝は奉仕の道、工藝において衆生は救いの世界に入る。宗教的表現を鏤め、熱く明快に工藝美を語る本書は、人々に深い感銘と強い衝撃を与えた柳美学出発の書である。
- 講談社文庫(2005/09)365ページ
民藝とは何か
柳宋悦
2007.3.28
内容(「BOOK」データベースより)
「民藝」とは、民衆が日常に使う工藝品である。民家、民具、民画を総称して「民藝」と呼ぶ。「民藝品たること」と「美しく作りたること」には、固い結縁があり、質素こそが慕わしい徳である。このように清貧の美を説いた筆者の理念とは?昭和の初頭に創始され、現在にまで受けつがれる「民藝運動」の精髄を知るための格好の入門書。大文字版。
- 講談社文庫(2006/9/8)192ページ
くらしのやきもの事典
―昭和の名品と全国の窯場
MCプレス書籍編集部
見ているだけで楽しくなる。窯場に行きたくなること必定。
2008.1
内容(「MARC」データベースより)
伊万里焼とか有田焼とか違いは何? 九谷焼は石川県だけど古九谷は佐賀県…? 全国産地別に30を越える窯場と昭和の名品を紹介。産地めぐりに役立つ情報から、歴史、薀蓄、扱い方の基本情報まで満載。
- 詳細
- 出版: MCプレス (2006/07)
- ISBN-10: 4901972480
- ISBN-13: 978-4901972482
- 発売日: 2006/07
- 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.3 cm
暮らしと器
―日々の暮らしに大切なこと
山口 泰子
内容(「MARC」データベースより)
日々の暮らしが豊かに、気分よく暮らせる食器をもちたい。和、洋、中、不思議と何を入れても様になる包容力のある器や、シンプルで基本の形が美しい漆器、焼き物、子どもの食器…。いい器を独断で選び紹介する。
- 詳細
- 六耀社 (2005/03)
- ISBN-10: 489737524X
- ISBN-13: 978-4897375243
- 発売日: 2005/03
- 商品の寸法: 20.8 x 15 x 1.4 cm