MaidenVoyage - 響きライブラリー

CDライブラリ

ハービー・ハンコック

Herbie Hancock

60年代：ブルーノート時代。美しい旋律と端正なタッチ。

《EmpyreanIsles｜MaidenVoyage｜SpeakLikeAChild》

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Maiden Voyage
─処女航海─

時代に希望をもたらした1枚　

2007.1

何もこれは私が適当に言ってる事ではなくて、同時代に生きた多くの人たちが言っている事です。リスナー達は「明るい光が射した」と言っているし、プレイヤー達は「なるほど、そんなジャズがあるのか」と言っています。単なる変わり種ではなく、本物だったという証拠です。

ジャズに限って言えば、ビバップ、ハードバップと個人のアドリブスキルが中心になる演奏がそろそろ行き詰まりを見せていた時期。私の判断で言えば、それまで「テーマ」はあっても「曲」はなかったと思う。曲よりは人ありきだった。それが、本作あたりから変わり始めたように思う。それから、彼は「黒人」ということを全然問題にしていなかったのも涼しさの一因になっていると思います。

ちなみに、このアルバムはLPでも持っています。表題作のテーマが終わったところで入ってくるサックスの音なんかは、LPの方が断然イキイキしています。

メンバー

ハービー・ハンコック（p）	フレディ・ハバード（tp）
ジョージ・コールマン（sax）	ロン・カーター（b）	他

曲目

1. Maiden Voyage
2. The Eye Of The Hurricane
3. Little One
4. Survival Of The Fittest
5. Dolphin Dance

DATA

• CD (1999/4/20)
• オリジナル盤発売日: 1965/3/17
• フォーマット： Original recording remastered, from US, Import
• レーベル: Blue Note Records