響きライブラリー
不思議の国のアリス
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不思議の国のアリス
David Hazeltine Trio
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
“バッド・プラス”の破天荒に踊らされ、B.メルドーのカヴァー集に考えさせられ、その次がヘイゼルタインの本作。「B.エヴァンス以後のピアノ・トリオに急進展はない」と言われながら、アルバムの数的優位に萎えが見えないのも当然。仮に“禁ジャズ法”なるものができたって、地下深い秘密クラブは絶対こういうのを欠かさないだろう、と、勇気百倍だ。なにしろヘイゼルタインには迷いがない。「オレはこれで行くんだ」という強い確信が、芯の太い響きの中に見える。エヴァンスを手掛かりにしたアルバムはこれで2枚目。前作がエヴァンス作品集だったのに対して、今度はそれにゆかりの曲集。それもあって、前より身軽なかっこうでルーツ探しの旅ができたようだ。右手のラインに集中すると、いいフレーズがびしびし決まる。その一方、コード・ワークは広くて深い。身軽な分だけ、直球にも変化球にも全体重が乗った感じだ。エレピを弾いた頃のエヴァンスそっくりな(6)だけ、ヘイゼルタインの曲。 (成田正) --- 2004年04月号
- 曲目
- ビューティフル・ラブ
- スイート&ラブリー
- 不思議の国のアリス
- 枯葉
- 星に願いを
- フォー・ビル
- 愛は海よりも深し
- ダニー・ボーイ
- テンダリー
- CD発売日
- 2004/3/24
- レーベル
- ヴィーナスレコード