響きライブラリー

不思議の国のアリス

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不思議の国のアリス


内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
“バッド・プラス”の破天荒に踊らされ、B.メルドーのカヴァー集に考えさせられ、その次がヘイゼルタインの本作。「B.エヴァンス以後のピアノ・トリオに急進展はない」と言われながら、アルバムの数的優位に萎えが見えないのも当然。仮に“禁ジャズ法”なるものができたって、地下深い秘密クラブは絶対こういうのを欠かさないだろう、と、勇気百倍だ。なにしろヘイゼルタインには迷いがない。「オレはこれで行くんだ」という強い確信が、芯の太い響きの中に見える。エヴァンスを手掛かりにしたアルバムはこれで2枚目。前作がエヴァンス作品集だったのに対して、今度はそれにゆかりの曲集。それもあって、前より身軽なかっこうでルーツ探しの旅ができたようだ。右手のラインに集中すると、いいフレーズがびしびし決まる。その一方、コード・ワークは広くて深い。身軽な分だけ、直球にも変化球にも全体重が乗った感じだ。エレピを弾いた頃のエヴァンスそっくりな(6)だけ、ヘイゼルタインの曲。 (成田正) --- 2004年04月号

曲目
  1. ビューティフル・ラブ
  2. スイート&ラブリー
  3. 不思議の国のアリス
  4. 枯葉
  5. 星に願いを
  6. フォー・ビル
  7. 愛は海よりも深し
  8. ダニー・ボーイ
  9. テンダリー
CD発売日
2004/3/24
レーベル
ヴィーナスレコード
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