活動紹介

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活動紹介



【筑波大学体育会ワンダーフォーゲルクラブとは?】

 筑波大学体育会ワンダーフォーゲルクラブは、筑波大学公認の課外活動団体です。

 主な活動として、週末・祝日・長期休業などを利用して、全国各地で登山や旅行などを行っています。

 筑波大ワンゲルの大きな特徴として、年3回の全体山行を除いて、すべての山行は基本的に自由参加であるということがあります。

 その流れを簡単に説明すると、
①あるメンバーが「この山へ行きたい!」と考えます。
②その人が日時、場所などの計画の概要を考えます。
③ミーティングで「何日にこの山へ行こうと思うのですが、行きたい人いますか?」というように、メンバーの中から参加者を募集します。
④参加者が集まったら、3・4年生などの助言を受けながら、計画の発案者がその山行のリーダーとなって、一緒に参加する人たちとより細かな計画を立てます。
⑤詳細な計画が完成したら、実際に山行に行って楽しむ!!

といった流れになります。

 1年生はまだ経験が浅いため入会当初は計画を立てることはできませんが、10月頃に行われる全体山行で初リーダーを終えた後、自分で計画を立てることができるようになります。
 この自由参加という形式をとることで、メンバーは自分のペースで活動を行うことができます。

 そのため、週末はアルバイトなどをしつつ、夏休みや冬休みなどの長い休みを使って、北海道や九州などへ旅行をする人もいれば、週末は関東周辺の近場で登山をして、夏休み中は、北アルプスや南アルプスなどで10泊以上の長期の山行を行っている人もいます。

 また、沢登りや冬山など通常の山行とは違った技術や知識を必要とする山行に行きたい場合には、研究班というものに所属して、安全に活動ができるために必要な知識・技術を習得してバリエーション活動を行います。

 このように筑波大ワンゲルでは多少の縛りはあるものの、基本的にはメンバーが自主的に山行を行えるように、夏山高所登山から低山ハイク、沢登り、冬山登山、旅行などなど、幅広い活動をしている団体です。

 ワンゲルに興味を持った方は、一度連絡してみてください!


【ワンゲルの主な活動について】

 私たちが定期的に行っている活動には、ミーティングとトレーニングがあります。

 ミーティングは毎週火曜日の18:15~行われます。
 場所はその日ごとにより違いますが、第一学群棟で行われることが多いです。

 ミーティングの主な内容は、
①山行の報告、募集
行われた山行について山行のリーダーが、計画内容と実際の山行内容を比べて、山行の状況をメンバーに報告します。報告には実際の山行の写真などを使って行うことが多いです。また、計画中の山行について計画者が山行の内容を説明し、一緒に行くメンバーを募集します。
②勉強会
登山をするにあたって必要な知識や技術を習得するために、担当者がメンバーに対して自分が調べてきたことを紹介して、より安全に登山ができるための機会を作っています。メンバーは担当者が調べてきたことについて質問や意見をして、より内容の濃い勉強会にしていきます。
勉強会は登山の厳しさ・楽しさを一緒に学ぶための貴重な機会となっています。
③各係、メンバーからの連絡
ワンゲルではその組織を保つために様々な係を設定して、各係はワンゲルの活動に必要な作業を行っています。その各係やメンバーからワンゲル全体に伝えたいことがあれば、ミーティングの場を利用して連絡します。

と、主にこんな感じです。

 トレーニングは毎週月・木曜日の18:30~行われます。
 集合場所は体育系サークル会館2階のワンダーフォーゲルクラブの部室で、主に1時間程度、筑波大学の周辺をランニングしたり筋力トレーニングなどを行っています。

 登山をより楽しむためには、もちろん山を登るための体力が必要になります。沢登りや冬山登山などではもちろんですが、夏山登山でも自分自身のためにもトレーニングをすることは基本であり重要なことです。ですが、ワンゲルの活動はミーティングを除いてメンバーの自主性を尊重しているためトレーニングの参加も自由参加となっています。

 ※年間活動予定

 4月   新歓、筑波山登山
 5月   新人研修山行
 7・8月 夏の合宿などなど
 9月   夏の山行報告会
 10月  秋の全体山行、学園祭
 11月  ワンゲルマラソン
 1月   新年会、スキーツアー
 3月   親睦山行、追いコン


【登山の魅力って?】

 登山と聞くと「くさい・きたない・きつい」の3Kを思い浮かべる方が多いと思います。
 実際、それは事実です。
 ですが、登山にはそれ以上の魅力があります。

 登山の魅力は人それぞれ違いますが、一番大きな魅力はやはりその眺望の素晴らしさです。


 北アルプスや南アルプスなどの標高3000mを越えるような山脈の上では、大きな樹木があまり生えていないため、晴れたときには360°の眺望を味わうことができます。自然の素晴らしさを体全体で味わうことができます。
 また、山の中には様々な種類の花があったりと、見る人の目を楽しませるような自然がいっぱいです。
 このような素晴らしい自然の中を歩くことは普通に大学生活を送っているだけでは、決して体験することができないことです。


 眺望のほかにもワンゲルだからこその登山の楽しさもあります。

 私たちは登山地区へのアプローチをはじめとして、登山が完全に終わるまでの数日間をその山行のメンバーと一緒に過ごします。
 一緒に山に登ったり、ご飯を作って食べたり、一緒にテントの中で眠ったりとメンバー同士でいることが多いためメンバー間の仲がより深くなります。
 登山を終えて帰ってきても、ミーティングで一緒に勉強したり、一緒に夕ご飯を食べたり、飲み会をしたり遊びに行ったりとメンバー同士の交流はとても多いです。

 一緒につらいことも、より楽しいことも味わった仲間はとても大切なものです。
 そのような大切な仲間を見つけることができるのもワンゲルにおける魅力の1つだと思います!!

 (下の写真はワンゲルの第1期の大先輩から現役までが一堂に集結する新年会の写真です。このように筑波大ワンゲルはOB・OGとのつながりが深いのも特徴的です。)

【長期とは?】

 通常の登山の日数が1~4日間程度なのに対し、長期は10日間以上の長期間にわたる山行のことです。例年、夏休みに北アルプスや南アルプスなどで行われています。

 2006年に北アルプスで行われた長期では、岐阜県の新穂高温泉から出発して、裏銀座、後立山、白馬などの北アルプスの主稜線を15日間も歩き、日本海と隣接する親不知まで行きました。
 実際に行ったメンバーの体験談を見たい方は長期の記録へ。


 何日もの食料を一度に持っていくため、どれほど軽量化を図っても全員20kg以上の重さのザックを背負うことになり、通常の山行とは体力の消費がぜんぜん違います。また、ずっと山の中にいるため残念ながらお風呂にはしばらく入れません。

 ですが、数日もすると生活リズムが山の生活リズムに切り替わり、早寝早起き、運動もしてしっかりご飯も食べるという規則正しい生活が送れます。
 このハードな工程を経験することで体力や根性、精神力などが鍛えられ、メンバー全員が人間的に成長して帰ってきます。このような無茶な工程は、体力もあり時間もある大学生のうちでしかできないことで、一生の思い出になることは間違いありません。

 男の子ばかりではなく、女の子の参加者もいます。

 夏の3000m級の稜線は、晴れたときにはとても気持ちがいいです。特に北アルプスなどでは普通に暮らしていたら、一生お目にかかれないような景色を存分に味わうことができます。

 そして、長い期間苦労も喜びも一緒に味わった仲間は一生の宝物になります。

 これが、長期の魅力です。


【研究班とは?】

 筑波大ワンゲルは無雪期登山のみならず、沢登りや冬山登山などのバリエーション活動を積極的に行っています。

 筑波大ワンゲルでは過去の事故を教訓にして、バリエーション活動を行う場合には沢登り研究班もしくは冬山研究班への所属を義務としています。
 もちろん、ワンゲルの活動は原則自由参加なのでバリエーション活動を行わなくてもかまいません。

 この研究班においては通常ミーティングで行われる勉強会とは別に、各バリエーション内容に特化した勉強会を開き知識の向上を図っています。

 また、並行してバリエーションにはロープワーク・アイゼンワークなどの高度な登山技術の習得が必要となるため、技トレと呼ばれる特殊な登山技術を身につけるためのトレーニングを行っています。

 このようにバリエーション活動を行うには様々な義務がありますが、通常のルートとは違うルートを通ったりしてそれ相応の危険が伴うためこのような勉強会・技トレは不可欠なものとなっています。

 最低限の知識・技術を身につけさえすれば、今まで写真でしか見ることができなかった景色を自分の目で見ることができるし、自分の視野を広げ、さらに登山を楽しむことができます。

 バリエーション活動の詳細については後述します。

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【冬山について】

 筑波大ワンゲルでは本格的な冬山登山を行っています。
 先に述べたように自由参加です。

 冬山といっても筑波大ワンゲルでは大きく分けて3つの種類の活動があります。
 各活動それぞれに魅力があり、新しい山の登り方を学ぶことができます。

 ①冬山縦走登山
 ②山岳スキー
 ③スノーシューイング(スノーハイキング)※2008年3月現在、研究班への所属を必要としない

 ①冬山縦走登山
 冬山縦走登山はアイゼン(鉄の爪のようなもの)を登山靴につけて歩いたり、場所によってはロープを使って安全性を高めながら、高所山岳地帯の登頂・縦走(山の尾根に沿ってに歩くこと)を目的とするものです。

 夏山と同様、冬山でもテントによる幕営を行ったり、時には雪洞(かまくら)を作ってその中で泊まることもあります。

 高所山岳地帯のため雪崩や滑落の危険性は高く、そのため定期的な技術トレーニングや勉強会が必要となる分野ですが、一生を通して本格的な冬山登山をする機会は非常に少ないため貴重な機会となっています。

 冬山縦走登山はつらいことが多いのが事実です。

 ですが、得られた経験には言葉では伝えがたいほど非常に大きなものがあり、冬山を1シーズン乗り越えることは人生の大きな糧となることは間違いありません。

 冬山を乗り切ることで「やれば何でもできる、行こうと思えばどこにでも行ける」という気持ちが湧いてきます。
 本物の「ワンダーフォーゲル」になれます。

 おまけですが、冬山から下りたあとの温泉は最高の贅沢です。


 ②山岳スキー
 山岳スキーは冬山縦走登山の経験者のみが活動できる分野です。

 山岳スキーの大きな特徴は「スキーで登り、スキーで下る」ということです。

 山岳スキーは山岳スキー用のスキー板(ビンディングの踵の部分が自在に上下させることができる板)を使用し、登るときはその裏に「シール」という逆立った毛のようなものをべったりと貼り付けます。
 そのシールの毛が雪と接地して抵抗を生み出すことで「前には進むけど、後ろには滑らない」という魔法のスキー板が完成します。
 目的地に到着したらシールをはがすことで滑走可能にして滑ることができます。

 スキーを使えば登りに1時間かかるところでもスキーの技術次第では10分ほどで下ることも可能です。
 山岳スキーはゲレンデスキーと違い人がほとんど通らないし圧雪もされないため、ふかふかのパウダースノーを楽しむことができます。

 山岳スキーの多くは日帰りで行われますがスキー合宿という1泊2日以上の山行もあります。
 また、後述のスノーシューを登りで使用し、下りはスノーボードなどで下るということも可能です。


 ③スノーシューイング(スノーハイキング)
 スノーシューイングは「スノーシュー」という道具を使って手軽に冬の歩きを楽しむことができる現在ちまたで人気の高い活動です。

 スノーシューは洋かんじきとも言い、多くは幅広の楕円形をしていて、それを靴底に装着することで浮力を生み出して雪に沈みにくくなるというものです。
 冬山縦走で使うアイゼンと違って体力も技術もさほど必要ではないため、子どもからお年寄り、女性でも気軽に使用ができる道具です。

 スノーシューイングのエリアは冬山縦走と比較して滑落の危険性も低く、多くは日帰りであるため、多少忙しくても行きやすいと思います。
 冬山は雪崩が怖い、親にも反対されるから厳しい、定期的に勉強会に参加するのが難しいという人もスノーシューイングであれば、手軽に冬期にも自分のフィールドを広げることが可能です。

 雪遊びするもよし。
 ネイチャーウォッチングするもよし。
 雪洞(かまくら)を作って、優雅なランチを過ごすもよし。
 天然の滑り台でだだ滑りするもよし。
 歩いてしか行けないような秘境の温泉を目指すもよし。

 行く人の想像力次第で新しい可能性が次々と開けると思います。

 現状、筑波大ワンゲルではスノーシューイングは少ないですが、2008年度以降定期的に活動していきたいと考えています。


【リーダー会について】

 筑波大学体育会ワンダーフォーゲルクラブとは?でも少し書きましたが、筑波大ワンゲルでは山行の計画を立てるときには必ず、リーダー会という場に計画を提案して山行の安全性を審査しなければいけません。
 リーダー会の構成員となるリーダー会員はワンゲル3・4年目のメンバーで構成されます。

 これは、リーダー1人だけで計画を見ていくと見落としてしまう部分があるし、他の様々な人の意見を聞くことができる貴重な機会になるため必要となります。

 リーダーとなる人はただ計画を立てればいいというわけではないので大変になることがありますが、経験豊富な上級生の意見を聞くことで「より安全でより楽しい」山行にすることができると思います。

 ただ、客観的に見ればリーダー会員も登山歴はまだまだ浅いため、リーダー会員も悩みながら審査することもあります。そのため、リーダー会を通して山行のリーダーだけでなくリーダー会員にとっても登山の安全性をより深く考える場にもなっています。

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