HM/HRミュージックにおける、いわゆる“様式美”の礎をつくり上げた、もっとも尊敬すべきロック・バンド。カタルシス全開のドラマチックな曲展開、エモーショナルなハイ・トーン・ヴォーカル、クラシック音楽のスケールを引用したメロディックかつファストな超絶ギター・ソロ――ディープ・パープルの音楽には、HM/HRの魅力がコンビーフのごとくムチムチと詰まっているのだ。そしてパープルと言えば、なんといっても御大リッチー・ブラックモア(g)であろう。「ハイウェイ・スター」「BURN」における伝説的な高速ソロ、「スピード・キング」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」でのヘヴィ &キャッチーなパワー・リフなど、究極の定番プレイを数多く生み出した天才ギタリストとして、いまなお全世界に圧倒的な影響力を誇っている。また、リッチーの他、デヴィッド・カヴァーデイル(3代目vo)やグレン・ヒューズ(3代目b&vo)、イアン・ギラン(2代目vo)、トミー・ボーリン(2代目g)など、多くのメタル・マスターを輩出していった点も見逃せない。サイケデリック・ムーヴメント全盛の68年、ヘヴィ・アシッド・ロックの傑作『ハッシュ』でデビュー。この頃はまだ、プログレ的な知性を醸していたディープ・パープルであるが、70年リリースの『イン・ロック』の成功により、ハード・ロックの花道をバク進することとなる。以降、『ファイアボール』『マシンヘッド』『紫の炎』など、数々のメタル・アンセムを世に残していった。リッチー脱退後の76年に解散。80年代半ばにリッチー、ギランを中心に再結成を果たした。メンバー・チェンジを繰り返しつつ、現在も活動中だ。
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最終更新:2007年07月09日 13:30