Tom Fogerty(トム・フォガティ)/リズム・ギター、ヴォーカル
John Fogerty(ジョン・フォガティ)/リード・ギター、ピアノ、リード・ヴォーカル、他
Stuart Cook(ステュアート・クック)/ベース、ヴォーカル
Douglas Clifford(ダグラス・レイ・クリフォード)/ドラム、ヴォーカル
CCRのメンバーは上記の4人である。が、彼等の歴史はこのメンバーのまま、CCRとしてのデビューより10年近く遡る事が出来る。
元々はジョンの兄であるトムを除く3人が中学の同級生で、ジョンと後の2人は別々にバンドを組んでいた。その後、このふたつがジョンの統率の下ひとつになり、やがて既にセミ・プロとして活動していたトムを巻き込み、1960年頃から「TOM FOGERTY & THE BLUE VELVETS」として活動して行く事になる。この時期はバンド名からも明らかな様に、ジョン以下の3人より4歳年上のトムが主導権を握っており、トムとジョンの兄弟が幼い頃よりローカルラジオ局から流れて来るR&Bを聴いて育っていた事で、主に「ロックン・ロールではなくブルースを演奏していた」(ジョン・フォガティ談)。ここで培われた土壌は、CCRの特に初期の作品に色濃く反映されている。この頃に数枚のシングルを録音しているが、地元のラジオ局等で多少流された程度でヒットには至っていない。
その後1964年にファンタジー・レコードと契約を結び、レコード会社の専属バンドとしてプロの道を歩み出す彼等だが、バンド名をGOLLIWOGSに変えさせられる。変更するバンド名候補を他に持っていた彼等にとって、この名前(「コワモテな奴等」といった意味らしい)は寝耳に水だったらしく、一説にはレコードが出来上がって初めて知った、とも云われている。この頃からジョンがその頭角を現し始め、リード・ギター、リード・ヴォーカル、そしてコンポーザーと、バンド ・リーダーとしての位置付けを確固たるものにする様になる。然し、仕事としては会社所属歌手のバック演奏等が多かったようだ。それでもやはりバンドのサウンドはR&Bがベースになっており、CCRになってからレコーディングされる事になる曲の幾つかも、アレンジこそ違うがこの頃既に録音されている。因みにGOLLIWOGS名義でリリースされた7枚のシングル(14曲)は、1975年に発売された「THE GOLLIWOGS~PRE-CREEDENCE」というアルバムで聴く事が出来る。収録曲「BROWN-EYED GIRL」は'65年当時1万枚売れた事が記録されている。
然し、当時のファンタジー・レコードがジャズ主体であった事や、ジョンとダグの2人が予備役訓練に徴兵されたりして活動にブランクが生じる等、状況は決して彼等に風が吹いていたとは云い難いものであった。ところが、サウル・ザエンツなる人物がファンタジー・レコードの社長に就任する事で、その風向きが変わる……。