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ギルバート・デュランダル - (2006/04/05 (水) 00:10:32) の最新版との変更点

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//書いていることは決して悪くないんだが、長いね。 **ギルバート・デュランダル(CV:池田秀一) 第二次ヤキン・ドゥーエ戦役で死亡したプラント最高評議院の議長であるパトリック・ザラの後釜に据えられた人物。 自身の夢であり、世界に生きる人々を想う人格者であるが、その裏では目的の為ならば多少の犠牲は必要と割り切って物事を進める気がある。 得てしてその言葉は真実を捉えており、また真実でありながらも誰しもが受け入れられるばかりではなかった。 後にその事が原因で[[ザフト]]側に着いた筈の[[アスラン・ザラ]]の離反、ひいては[[ラクス・クライン]]や[[オーブ]]の思想と食い違い、互いに相容れぬものがある為に再び戦火を生む事となる。 原作第1話ではアーモリーワンの視察に訪れたオーブ首長国元首[[カガリ・ユラ・アスハ]]と会談の場を設け、コロニー内の工廠を見学したカガリに多くのMSを見せた際、「強すぎる力は、また争いを呼ぶ!」と糾弾されたが、「争いがなくならぬから、力が必要なのです。」と詭弁でもあるが、正論でもある言葉をカガリに突きつけた。 ガンダムを強奪されて以降は議会の議長としてプラントに君臨し、ユニウスセブン落下事件を事前に察知しておきながら、落下で生まれる混乱と混沌を利用してその裏に巨大軍需複合体ロゴスの存在があった事を世間に知らしめ、全世界を[[ロゴス]]打倒の風潮に操作した。 デュランダルの思惑のままに世界は動き、連合の上層部に食い込んで戦火を操作するロゴスとザフトが事を構える事になり、ガンダムを強奪した連合の特殊部隊[[ファントムペイン]]を追撃する最中、ミネルバにもロゴス殲滅に関わる作戦への参加を命じ、掲げる思想ゆえに反目しあう[[アークエンジェル]]や[[エターナル]]等の旧三隻同盟討伐を行った。 結果的にFP追撃とAA討伐をした[[ミネルバ]]には[[シン・アスカ]]や[[レイ・ザ・バレル]]を代表する一介のMSパイロットではない[[FAITH]]も所属しており、このように異例な人事から見るにもデュランダル直轄の部隊とも言ってよく、[[デスティニー]]や[[レジェンド]]などの新型MSもミネルバに配属される事となった。 そして、ミネルバに挙げた戦果によってFP壊滅、AA討伐、ロゴス打倒の途中ではFP製大型MSデストロイによってベルリン市街が灰燼に還ったが、この戦闘による被害もデュランダルにはある種容認する節があった。 ベルリン市街の一件を初めとしてロゴス側の非人道的な虐殺事件をうまく報道する事によりデュランダルは世界の流れを操り、結果としてそれは成功する事になる。 世界に平和を齎す事が彼の掲げる確かな信念であったようだが、その道には少なくない、結果から顧みれば確かに救えたであろう人々がいたのは見逃せない事実である。 前作の最終決戦で死亡したラウ・ル・クルーゼと知己の仲だったようで、作中の回想シーンでも幼少の頃のレイと共に話す場面も見受けられた。 ロゴス打倒後、デュランダルはプラントの遺伝子操作技術の粋を集めた[[デスティニープラン]]を全世界に公表した。 これは、遺伝子によって生まれ来る人の役割や生き方、その他諸々の全てを創造・制限しようというもので、これが実現した暁には世界から争いや貧困などが消えるというものであった。 プラン発表直後の各国の反応はまちまちで様子見という雰囲気であったが、その中でもオーブとスカンジナビアの国家がプランに反対を表明し、全世界がプランを受け入れなければ意味が無いと言ったデュランダルはこれを期にザフトvsオーブ連合の最終決戦の火蓋を切った。 決戦の場となった月付近の宙域では、小型γ線レーザー砲[[ネオジェネシス>メサイア]]を備えた機動要塞メサイアにてデュランダル自身が陣頭指揮を執った。 結局のところ、戦闘はザフト軍の遊撃・斬り込み的役割を果たすミネルバと同艦所属の最新鋭MSデスティニーとレジェンドがオーブ擁する戦艦エターナルと同艦所属MS[[ストライクフリーダム]]と[[インフィニットジャスティス]]に撃墜された事を期に敗戦濃厚となり、Sフリーダム+ミーティアの大火力によってメサイアは戦闘能力に壊滅的打撃を受け、これを最後に戦闘の趨勢は決まった。 メサイア沈黙後、一般兵を退避させたデュランダルは崩壊しゆく要塞内に残り、訪れた[[キラ・ヤマト]]と対面を果たす。 その際交わされた言葉はデュランダルがキラに抱く疑問だった。 「自分の示すプランを実行すれば人は誰しも確実に幸せになり、また、悲しみがない世界が作れるというのに何故邪魔するのか?」という内容であった。 これに対しキラは「苦しくても、悲しくても、それでも僕らは変わらない明日は嫌なんだ!」と反論。 互いに銃口を向け合うデュランダルとキラ。どちらが引き金を引くとも判らない状況下でその銃爪を引いたのはキラによって戦闘不能にまで追い込まれたMSでどうにか要塞内に辿り着いて二人の場を訪れたレイであった。 胸を撃ち抜かれて床に崩れ落ちるデュランダル。彼を抱きとめたのは場に居合わせた四人目であるタリアだった。 自ら掲げた夢を打ち砕かれ、そして今まさに命まで失おうしている状態でデュランダルはタリアに問う。 「やあ…タリア…。撃ったのは君か?」それに対し「いいえ、レイよ!」と答えた[[タリア>タリア・グラディス]]にデュランダルはそれ以上の事を聞こうとはせず、ゆっくりと瞼を閉じる。 また、タリアは物陰にいたレイをも呼び寄せ、デュランダルとレイの二人を抱きしめて要塞は完全崩壊を経てデュランダルの命は尽きた。 学生の時分にはタリアと付き合っていたが、結局の所、最後には破綻して別れてしまった二人。 当時の彼は科学によって人は完全なる幸せを得られるとタリアに公言していた。 何ゆえ二人が別れたのかは原作にて語られはしなかった。 デュランダルが掲げた思想・目指す夢にタリアは心から賛同しきれなかった、それが正しいものとは思えなかった事から二人の仲は壊れてしまったのかも知れない。 真実はわからない。 しかし、それでもデュランダルは自身の信念を叶えるべく行動し、志半ばで果てる事となった。 掲げるものが正しいから果たされるのではなく、またその逆も然り。 ちなみに原作最終話にてキラが言った言葉に「苦しくても、悲しくても、それでも僕らは変わらない明日は嫌なんだ!」というものがある。 放送後、これが一部のガンダムオタクに反論を浴びせられ、言葉尻だけ捉えるのであればキラの言っている事は遺伝子操作によって人が自由(悲しみや争いというリスクすら背負わなければいけない世界)に生きられない世界など「僕ら(←キラ自身がこの一言で自分の言葉は世界に住む人々の総意である)」というような表現をしてしまった為である。 確かにデュランダルの言う世界にはキラの言う人ひとりの自由や夢というものがない世界だが、それでも確かに悲しみや争いがない世界をデュランダルは提示してみせた。 これは一見して面白みのない世界、画一的な幸福を与えられて生きる世界であるが、それでも戦争に巻き込まれ、家族や恋人、子供を失う人々からしてみれば夢のような話であっただろう。この観点から見てもデュランダルのいう世界は人が目指す恒久平和の世界を実現するひとつの手段といえる。 これを「僕ら」などと間違えた言葉遣いで否定してしまったキラは自身の出自・現在の境遇から省みて「たとえどれだけ厳しい世界でも卓越した力とプラントの歌姫たるラクスやオーブの現元首カガリといったバックグラウンドを持つキラ自身は生きられる」ので彼自身は生きられても力のない、生まれた環境に恵まれない人からすればキラの掲げた言葉である「夢があって、今日と違う明日がある世界(ただし悲しみも戦争も理不尽もある世界)」はさぞかし独善的・利己的・傲慢ものととして見られてしまった事であろう。 前作最終話にて対立したラウとキラにも「滅びるべきヒト」という思想を掲げるラウに対し、それに反発するキラは「それでも守りたい世界があるんだ!」と「確かにヒトは醜い部分があり、偶然実験の成功体として生まれて自分は人並以上の幸せな、闇の無いを場所に生きてラウの言う醜さも憎しみも理解できないが、自身の願いが独善的・利己的である事を認めた上でそれでもヒトを守りたい」という意志を表明していた。この辺りが前作キラと今作キラの評価の分かれ目であったようだ。
//書いていることは決して悪くないんだが、長いね。 **ギルバート・デュランダル(GILBERT DULLINDAL)(CV:池田秀一) ジオンの赤い彗星…ではなく第二次ヤキン・ドゥーエ戦役で死亡したプラント最高評議会の議長であるパトリック・ザラの後釜に据えられた人物。 人々を想う人格者であるが、その裏では目的の為ならば多少の犠牲は必要と割り切って物事を進める気がある。 ガンダムを強奪されて以降は議会の議長としてプラントに君臨し、ユニウスセブン落下事件を事前に察知しておきながら、落下で生まれる混乱と混沌を利用してその裏に巨大軍需複合体ロゴスの存在があった事を世間に知らしめ、全世界を[[ロゴス]]打倒の風潮に操作した。 デュランダルの思惑のままに世界は動き、連合の上層部に食い込んで戦火を操作するロゴスとザフトが事を構える事になり、ガンダムを強奪した連合の特殊部隊[[ファントムペイン]]を追撃する最中、ミネルバにもロゴス殲滅に関わる作戦への参加を命じ、掲げる思想ゆえに反目しあう[[アークエンジェル]]や[[エターナル]]等の旧三隻同盟討伐を行った。 結果的にPP追撃とAA討伐をした[[ミネルバ]]には[[シン・アスカ]]や[[レイ・ザ・バレル]]を代表する一介のMSパイロットではない[[FAITH]]も所属しており、このように異例な人事から見るにもデュランダル直轄の部隊とも言ってよく、[[デスティニー]]や[[レジェンド]]などの新型MSもミネルバに配属される事となった。 そして、ミネルバに挙げた戦果によってPP壊滅、AA討伐、ロゴス打倒の途中ではPP製大型MSデストロイによってベルリン市街が灰燼に還ったが、この戦闘による被害もデュランダルにはある種容認する節があった。 ベルリン市街の一件を初めとしてロゴス側の非人道的な虐殺事件をうまく報道する事によりデュランダルは世界の流れを操り、結果としてそれは成功する事になる。 前作の最終決戦で死亡したラウ・ル・クルーゼと知己の仲だったようで、作中の回想シーンでも幼少の頃のレイと共に話す場面も見受けられた。 ロゴス打倒後、デュランダルはプラントの遺伝子操作技術の粋を集めた[[デスティニープラン]]を全世界に公表した。 これは、遺伝子によって生まれ来る人の役割や生き方、その他諸々の全てを創造・制限しようというもので、これが実現した暁には世界から争いや貧困などが消えるというものであった。 プラン発表直後の各国の反応はまちまちで様子見という雰囲気であったが、その中でもオーブとスカンジナビアの国家がプランに反対を表明し、全世界がプランを受け入れなければ意味が無いと言ったデュランダルはこれを期にザフトvsオーブ連合の最終決戦の火蓋を切った。 決戦の場となった月付近の宙域では、小型γ線レーザー砲[[ネオジェネシス>メサイア]]を備えた機動要塞メサイアにてデュランダル自身が陣頭指揮を執った。 Sフリーダム+ミーティアの攻撃を受け、メサイアはこれを最後に戦闘の趨勢は決まった。 メサイア沈黙後、一般兵を退避させたデュランダルは崩壊しゆく要塞内に残り、訪れた[[キラ・ヤマト]]と対面を果たす。 学生の時分にはタリアと付き合っていたが、結局の所、最後には破綻して別れてしまった二人。 当時の彼は科学によって人は完全なる幸せを得られるとタリアに公言していた。 デュランダルが掲げた思想・目指す夢にタリアは心から賛同しきれなかった、それが正しいものとは思えなかった事から二人の仲は壊れてしまったのかも知れない。 また、コーディネイターは遺伝子の相性が合う相手としか子供を作ることができないため、婚姻統制がしかれており、それも原因のひとつと思われる。 真実はわからない。

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