結論:どうすれば日本人の横並び意識を刺激して、消費行動を起こさせるのか
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どういう商品、サービスであれば日本人の横並び意識を刺激してお金を使わせることができるのか
日本人の金持ちにお金を使わせる方法を考えよう
結局のところ、日本円だけが一方的に騰がっていく状況は避けられないと思いますので、各企業は超円高を前提に経営戦略を立てる時期が来たのではないかと思います。超円高は裏を返せば、日本人の購買力が日々上がり続けていることを意味しています。 その上、日本には総額でアメリカをも上回る現預金という強力な武器があるため、日本の問題は「いかに日本人に金を使わせるか?」の一点にほぼ絞られるのです。はっきり言って、こんな暢気な状況でいられるのは、世界中を見渡しても日本ただ一国ですよ。他国では投資にせよ消費にせよ、あるいは政府支出(公共投資)にせよ、その原資となるマネーをどのように捻出するかが、大きなボトルネックとなっているのです。アメリカを見れば分かると思いますが。
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金を溜め込んでる団塊に金を使わせる方法
そうだったのかデフレ
訳アリ商品の好調な理由
エコ、環境対策、ロハス商品が売れる理由
日本人の横並び意識
→日本人は横並び意識、村意識が強く、戦後復興期・高度成長期には隣の家も持っているといういう
キーワードで消費が旺盛になった。つまり三種の神器、テレビや冷蔵庫、車などが飛ぶように売れた。携帯電話もパソコンも同じ意識かもしれない。
隣の家も持っているものは欲しいという意識。持っていないと恥ずかしいという意識。所有の意識。
そこから転じて不況下では隣の家も買っていないのに買えないという意識に。買い控え。買うことが逆に悪いような意識。
周りが贅沢していないのに、我が家だけ贅沢はできないという意識、横並び。
→小学校の徒競走。横並びでスタートし、横並びでゴールする。
でもエコというキーワードがつくと購入しても良いという意識に。
環境にいいから買ってもいいよね。
訳あり商品。
訳があるから購入できるというからくり。
金持ち層にとっては、
エコやロハスは消費拡大を促すキーワードである・・・・
低所得層にとってはエコやロハスは節約である・・・
日本人の横並びと他人の目を気にする意識っていい時はいいけど 景気が悪いというニュースが流れると一挙に誰も金使わなくなる
日本人は如何にして日本人になったのか、日本人が国民であることを認識した瞬間とは
→外国との戦争
NHK総 プロジェクトJAPAN "国民"への道のり
国民への道のり~明治日本・農村の記録
ドラマ「坂の上の雲」第一部で扱った明治初めから日清戦争までの時代を、農村を舞台に描く。人々は近代化や戦争とどう向き合い
、「国民」という意識を高めていったのか
”国民”への道のり
~明治日本・農村の記録~
総合 2009年12月30日(水)午後10時~10時59分
ドラマ「坂の上の雲」第1部は、明治初めから日清戦争のころまでを描いた。同じ時代を農村を舞台にドキュメンタリーで描く。村人はいかにして近代化の波や戦争と向き合い、「自分が日本国民である」という意識を高めていったのか?2009年夏、長野県中川村で明らかにされた4000点以上の明治時代の行政文書。また、114冊に及ぶ当時の日記。農村の記録をもとに、人々が国民意識を高めていった道のりをたどる。
農村の記録▽114冊の丑太郎日記が語る近代化と戦争
NHK午後10時からの「明治の日本、国民への道のり、農村の記録」は「坂の上…」一色のNHKにあって優れたドキュメンタリーだった。登場するのは長野県南部の中川村の井上丑太郎さんが残した114冊の日記を解読したものだ。
この村には幻灯が残されており、明治政府がそれを使って衛生観念や家を清潔に保つことを普及させようとしていた事がわかる。
当時山縣有朋は当時の欧米、フランスとオーストリアの戦争を分析してその勝った国は予備役をたくさん持っていたからだと、日本でも徴兵制を敷くべきだと強調するレポートを出している。
いざ徴兵制を敷くと忌避したり逃げたりする国民が5万人もでる。
そこで罰則の強化と村を挙げて兵士を送り出したり、留守宅の援助、帰国したり、遺骨が還ってきた家を丁寧に扱う。
そして徴兵は忌むべきものだという風潮を定着させる。
さらに国民全員に学校教育を受けさせるべく校舎を村単位で充実させる。
しかし教科書に出て来た事は「キクギコヘイはシンデモラッパヲハナシマセンデシタ」と、国のために死ぬことを美化する教育だった。
▼日清戦争で出征した兵士の日記も紹介されるが、相手の国の人びとが死んで行く姿に涙を流す。しかし同時に日本が負けていれば、家族が同じめに会っていたに違いないと思考回路になっている。そして丑太郎の日記にも村を挙げて凱旋集会を開く様子が記されているが、家族が亡くなって悲しむ家庭は気の毒で見ていられないとも書いている。庶民の書いた日記を分析していた埼玉大学の準教授は、人々は近代化や戦争とどう向き合い、政府がどのように「国民」という意識を高めていったのか、指摘した内容はかなり的確だった。
最終更新:2009年12月31日 12:08