[名前]ワルズ・ギル
[出典]海賊戦隊ゴーカイジャー
[性別]男性
[年齢]不明(未成年の印象)
[立場]宇宙帝国ザンギャック皇太子、ザンギャック次期皇帝、地球侵略艦隊司令官
[一人称]俺、俺様
[二人称](ゴーカイジャー)海賊ども、おまえ、貴様
宇宙帝国ザンギャックの地球侵略における司令官であり、皇帝アクドス・ギルの息子。
ゴーカイジャーからは「皇帝の馬鹿息子」や「七光り野郎」、「ボンボン」と呼ばれており、バスコからも「バカ息子」と呼ばれている。 敵に対しては情け容赦ない冷徹漢で、プライドが高い上にエリート意識が強く、皇帝の息子という出自を誇示しては部下達を恫喝する。しかし戦闘能力は低く、青色の血を僅かに出血しただけで取り乱したり、自身が立案した作戦が失敗しただけで寝込み、さらにお金に対しては妙に細かいなどといった性格から、幹部や行動隊長には冷ややかな目で見られている。 ただし、軍資金の管理が杜撰な幹部にも問題があるという意見もある。
立案する作戦自体は成功すれば効果の大きいものが少なくないが、成果は伴わなかった。
ゴーカイジャーのことは何度敗北を繰り返してもなお、小悪党の宇宙海賊としか認識していなかったが、彼らの妨害による侵略活動の遅れと戦局の泥沼化に伴い考えを改めざるを得ない状況に追い込まれた。 アクドスの息子であることを自慢しているが、同時に偉大すぎる父へのコンプレックスを抱えており、幼少より周囲から父に似ていない「バカ息子」扱いされていることを自覚している。
彼に地球侵略は荷が重過ぎるのではとアクドスに懸念したダマラスの本心にも気付いていたが、我慢して何も知らない様子を演じ続け、心に鬱屈と孤独を抱え続けていた。そんな中で、表裏もなく自身に忠誠を誓うバリゾーグだけは唯一信頼しており、彼には次第に自身の辛い胸の内を洩らしている。 第37話にて、ダマラスら重臣達を見返すべく、父から与えられた決戦機グレートワルズで自らゴーカイジャー抹殺に出撃する。初戦ではゴーカイジャーに完勝したが、バリゾーグを喪った悲しみを怒りに変え、彼の弔い合戦として再び戦いに赴くも、新たに誕生したカンゼンゴーカイオーに敗北し、爆発に巻き込まれ戦死する。
[身体的特徴]
青と白を基調とした服装をしている。頭部は波を切って進むクルーザーのように見える。
第37話で父親のアクドスが登場したが、風貌はあまり似ていない。血は青色をしている。
[性格]
傲岸不遜な物腰で、父の権力を傘に着たような言動が非常に目立つ。しかし自らのピンチの時にはうろたえてしまう小心者でもある。故に人徳は皆無でギャグ的要素も強い。(実際ジョー・ギブケンに「皇帝のバカ息子」呼ばわりされた時、ワルズ・ギル本人は憤慨していたが、部下たちは誰一人として反論しなかった) 。
しかし、悪役らしい冷酷な一面や一軍の将らしく知恵の働く一面もあり、態度の悪い部下の弱点がゴーカイジャーに見抜かれことを利用し、その弱点に爆弾を仕掛けて敗北時にゴーカイジャーを道連れにさせようと目論んだこともある。
自分がバカ息子であることは自覚しており、加えて子供の頃から皇帝の重臣たちに囲まれていたせいかかなり鬱屈とした感情をため込んでいた。そのため唯一の忠臣であるバリゾーグに「お前が居なければ俺は一人だ」と、疎外感と孤独感の強い一言を打ち明けている。
またダマラスとインサーンが内心自分を蔑視していることも完全に見抜いており、その上で敢えて道化を演じながら、捲土重来の機を狙っていた。
[能力]
単純な身体能力で見ると、グレートワルズに乗り込む際に披露した数十メートルの高さまでジャンプする跳躍力は相当に優れていると言えるが、他は雑兵レベルである。特殊能力らしいものは少なくとも本編中には特に披露されていない。
ザンギャック最強の決戦兵器グレートワルズは誰が使っても地球侵略できるかもというダマラスの発言があるものの、ワルズ・ギルはその機動性を引き出してゴーカイジャーの攻撃をかわし切り、格闘戦で優位に立ち、またデータを活用して防ぐ攻撃・避ける攻撃を的確に見切った戦いを見せており、単に大火力と装甲に任せた戦いならばともかく、このような戦い方ができるということは最低限以上の操縦技術は持ち合わせているのだと思われる。
また人材を発掘する能力に非常に長けており、ゴーミンレベルの末端だったシド・バミックの剣の技術を見抜き、彼が反逆した際処刑ではなく改造して部下に加えることを選んだ。その結果誕生したバリゾーグは皇帝親衛隊長のデラツエイガーと同等以上の戦闘力を持っている。またワルズ・ギルの連れて来た行動隊長ウオーリアンは他の幹部達から忘れ去られていた戦力だったが、特殊能力でゴーカイジャーを壊滅状態に追い込んだ。
さらに皇族でありながら金銭関係にも神経質で、部下から渡されたケース内から(おそらく一億ザキン分ある紙幣の中で)一人一枚分のザキン紙幣が無くなっているのにザンギャックの中で唯一気づいた。(この際「大事なお金」と本気で明言していたので、金銭感覚に関しては案外しっかりと躾けられていたのかもしれない)。
以下、クロス・バトルロワイアルにおけるネタバレを含む
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開示する |
ワルズ・ギルのクロスロワにおける動向
初登場話 |
004:バカ王子と護衛 |
登場話数 |
1 |
スタンス |
対主催 |
死亡話 |
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キャラとの関係
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最終更新:2013年02月26日 20:38