フタバ王国軍とアージェスト神聖帝国による『ゼ・ダンの戦役』はフタバ王国軍の奇襲にも似た
電撃作戦から始まった。セイバー率いる王国騎士団がゼダンの要塞正面から突撃を開始する。
突然の攻撃に、やや対応が遅れた帝国軍は、弓兵による弓矢の一斉掃射や城内に設置された
投石器による迎撃を開始する。
だが、王国軍の士気は高く、後方からアシュレー率いる第Ⅹ軍団による投石器部隊、攻城砲撃部隊
による連携攻撃を行い、要塞の守備部隊に対し凄まじい強撃戦を繰り広げる。
帝国側は、シュワイマー率いる魔導騎士団や要塞の守備部隊が奮戦し、何とか食い止めようとする。
また、要塞右翼に進撃した王国騎士団を、守備部隊に加わった漆黒の騎士・ペシュメルガが迎え撃つ。
双方、一進一退の攻防が続く中、裏で密かに動いていた闇の騎士デスサイズがファウスト=ヘルム砦に
封印されていた『ガーゴイル』の軍勢を再び解き放ち、要塞の守備部隊へ加勢させた。
が、一方の帝国の陣地内で『カルラゥアツゥレイ』を名乗る反乱組織が帝国の補給地点で突如反乱を
宣言。帝国の指揮は一気に乱れる。
ガーゴイルや守備部隊を薙ぎ倒し、王国軍と合流を図る反乱軍に対し、帝国軍は成す術もなく
合流を果たさせてしまう。しかし、帝国軍の守備はそれでも尚厚く堅牢であり、反乱軍に対し伏兵や
別働隊を使い反撃に出、その隙にガーゴイルが放つ凄まじい魔力攻撃により一気に攻勢に出る
帝国守備隊。 ―が、その時である。ゼダンの要塞の司令官である『闇騎士ガンダムマークⅡ』の
突然の休戦宣言により事態は一変して、一時休戦という形で終局した……
――果たして、神聖帝国軍の思惑とは…?
最終更新:2008年01月28日 02:03