『幻魔公爵の手紙』
神聖帝国西軍の本拠地、カルパティア城ではエヴァンジェリン、アグリアスらが集まり、
今後の帝国の行く末について魔界との関係を断つか否かの話し合いが進められていた。
そこに同席していた
ダンテは、エヴァンジェリンに『マグレスの真書』を手渡す。
それに反応したエヴァンジェリンはダンテ、青子らを部屋から出て行くように言い、アグリアスと
二人きりで話をするのだった。
『―ネロ殿下は魔界の影響を受け過ぎ、既に侵食されている…皇帝ももう手遅れかもしれない…』
『そんなバカな―』
魔界との契約を結んだフィルス皇帝の真の意図とは一体…?
― 一方、
セイバー一行はトゥルースの町にて旅人から国境越えの最短ルートである
『ヤッサバ坑道』の情報を得る。
話によると、熟練の旅人でも滅多に通らないほど危険なところらしく、セイバーらは町での
旅の準備に勤しんだ。― その時、街に不気味な霧が立ち込め始め…セイバーの真名を、
『アルトリア』を呼ぶ声が彼女の耳に入る。驚愕するセイバーだが、その声はもうしなかった…
― そして、
フタバ王国では三名の聖騎士団の騎士と、王立魔法研究所の宮廷魔術師に
国王からの招集が掛かる。
書簡を受け取った、カイ、ジークフリート、
ルフィーアの三人は聖城アストレアへ赴くのだった。
最終更新:2008年01月28日 02:16