『国王令書』


― ゴートラウムの町へ辿り着いたDとナターリャ
しかしDは『陽光症』で倒れてしまい、苦痛に堪えかねた彼は土を掘りその身を埋める。
当人の事情を知らないナターリャは、ただ困惑する。
Dを手伝い、一旦は宿で休息していたナターリャだが心配になって彼の側に寄り添う。
降りしきる雨の中、その場に通りすがった宿の女主人『チュチュ』の計らいにより、
陽光症から回復したDと雨に濡れたナターリャは彼女に介抱されたのだった。

― 一方、フタバ王国の元老院では『新王都』の建設計画の経過について議論が展開されていた。
最高議長『パルパティーン』の話によると、既に建設に取り掛かっており、基礎工事も終わっている
という報告であった。
フタバ王国による西方の未開拓地域ヘの進出… 
    ― のちに『ノーランディア』と呼ばれる古代王国復活への趨勢ともなる出来事であった。

― そして、神聖帝国のカルパティア城に一人のMS族の男が密かに乗り込んでいた。
その名は『魔竜剣士ゼロガンダム』。彼の意図するところとは一体なにか……?
時代は確実に人々の運命を巻き込みつつあった―
最終更新:2008年01月28日 02:18