『国王、追放さる』


ブリガンティの酒場で意気投合したマルローネ(マリー)とイリーナ。
マリーは錬金術の材料になるという【竹】を探すため、イリーナを護衛として西の森へ向かう
冒険に誘う。イリーナも快く承諾し、もう一人酒場で呑んだ暮れていたデュアリス
パーティメンバーへ加え西の森へ出発したのだった。
しかし、彼女等を付け狙う怪しい影も密かに動き始めていた―

―双葉大陸全土に広がる怪しい邪教の集団 ―【ゼロ教】なるこの無法者の集団は
神聖帝国に本部を構える魔界の魔女【ザンビア】による秘密結社である。
ザンビアは帝国の全土に自らの組織網を広げる為、帝都の市民を自らの術で改造し
帝国幹部や、冒険者を付け狙っていた…

そして、同じ頃―
帝国の東軍大将・闇の騎士デスサイズは神聖騎士団団長のアグリアス・オークスと逢引する。
酒場【月影亭】を出た二人はそのまま帝都に北にある【ノースフォレスティア自然公園】で密談を始める。
その話の中で交わされた言葉は、フタバ王国との再戦にてアグリアスを総司令官に任命したいとの
デスサイズからの申し入れだった。
果たして、アグリアスの決断する答えとは……?
最終更新:2008年05月04日 21:43