『魔塔の主』


魔界の五大将軍に数えられる魔王軍の将・ガーランドはエレバス山脈に巨大な塔を建設し、
ランス村の娘・リリアを部下に攫わせていた。
ガーランドの目的はヴィンセントたちが所有している『氷の紋章』と『永久氷晶』の二つのアイテム。
以前、ゴルギアス山の氷の洞窟にてヴィンセントたちが苦難の果てに偶然手に入れた代物である。
その二つのアイテムに一体どのようなパワーが秘められているのか?
また、何故ガーランドが狙っているのか?
その目的はようとして知れないものの、彼は攫ってきたリリアがヴィンセントらとの面識があることを
理由に彼女を激しく痛めつけ、拷問する。
果たしてリリアの運命は…?

一方、グラディニア山脈からカルパティア城へ戻ったダンテとロコ。
エヴァンジェリンと再び山脈へ赴くものの、ゼロとヘリオンの消息がまったく分からなくなったため、
彼らはゼロにその運命を託し、またカルパティア城へ戻ってゆく。
そして、ダンテは以前より感じていた疑問をエヴァにぶつける。
――そしてエヴァンジェリンの口から驚愕の事実が告げられる
『皇帝は自らの子息を魔王に捧げた』 ―と。

そしてその時を同じくして、ゼロは山脈から脱出に成功していた。
……が、戦いの最中に負った傷で彼はヘリオンと共にとある村の入り口で倒れてしまったのだった。
最終更新:2008年07月04日 03:00