王国軍の士気は高まりつつあった―
警備の薄さを突かれ、魔王軍と神聖帝国軍の混成部隊に奪われたクレストの門奪回の為、パルパティーン元老議員はオリフィスの門と王都から遠征軍を出撃させたのだ。
折りしも帝国ではレスターク領・ティンタージェル城にて武闘祭が開催されており、援軍の見込みの無い帝国軍は苦戦を強いられ徐々に後退していくしかなかった…
が、その刹那― 魔界より一人の黒い騎士がクレストの門の戦場に降臨した。
その容姿は王国軍騎士セイバーのそれと全くの瓜二つ…漆黒の剣と鎧を纏っている以外は―
黒き騎士は結界を張り、セイバーと1対1の対峙をする。セイバーは渾身の一撃で自らの移し身と激闘を演じる。
―しかし、決着はあっけなく黒き騎士の軍配で幕を閉じる。そして…エクスカリバーの刀身には深い傷を残した…

一方、ガーディアンの森では二つの強大な魔力が一進一退の攻防を繰り広げていた…
時代はまさに戦乱の時代を迎えようとしている―
最終更新:2006年11月10日 19:42