トロワジェームクロワ資料館 Troisieme Croix
冬用肌襦袢を作ろう
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yamatonadeshiko
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(タダイマサクセイチュウ)
冬用肌襦袢を作ろう
- 冬は、袖がスカスカして寒いですね。昨今のハイテク素材の下着もいいけれど、昔だって今と同じに冬は寒かったはず。どんなの着てたんだろうと思っていたら、バッグの生徒さんからふといただいた冬用肌襦袢。こういうのがあったんだぁ!
- というわけで、冬用のちょうちん袖みたいな肌襦袢を作りたいと思います。
- 110巾の洋生地のダブルガーゼでつくります。
- 今回はミシン+手縫い仕上げで縫います。
- いろんな作り方があるんですが、今回はちょっとこだわりの深めの衿ぐりで、カーブの切り繰越で作ります。
(写真はできあがってから)
◎menu
0.材料と下準備
材料
- コットン100%のダブルガーゼ素材 110巾x1.2m
- 綿のレース 袖周りにつかう予定
- 6コールくらいの板ゴム 40cm 2本
道具
- アイロンとか裁縫セット一式とか
- ミシン (ロックミシンがあると便利ですがジグザグでも)
下準備
- 洗って何度も使うものなので、先に水通しします。
- 洗濯機で一回洗ってもよし。台所用洗剤1.2滴落とした水に1時間つけて糊を落とす。よくすすぐ。

1.寸法計算と必要パーツと裁断
- 普通に売ってる既製品を計ってみました。(MとLは別の会社のもの)
- 市販品は背縫いのない作り方で、前身頃が深く合わさるものが多かった。
- 市販品Mサイズのほうは礼装用だったのでくりこしが6と、深めでした。
- 今回は120cm布を買えばつくれるようにしてみました。(なので出来寸身丈が58cmです)
- 身丈を長く作るなら、出来寸身丈x2+縫い代4cmほどの布が必要になります。
- 着ちゃえば1.2センチ違ってもどうってことない感じ…
| 出来寸です | 市販品Mサイズ | 市販品Lサイズ | 装道のテキストの規定寸法 | 今回は・・・ |
| 身丈 | 59.5 | 60 | 50内外→60 | 58 |
| 袖丈・袖付け | 21 | 21 | 19~21 | 20 |
| 馬乗り | 9 | 12 | 8~10 | 10 |
| 身八つ口 | 7 | 10.5 | 11 | 10 |
| 後巾 | 25.5 | 30 | 30 | 30 |
| 前巾 | 31.5 | 36 | 並幅いっぱい | 並幅いっぱい |
| 袖下あき | 6.5 | 12 | 5 | 5 |
| 衿巾 | 2 | 2 | 3 | 2 |
| くりこし | 6 | 4 | 2 | 6 |
裁ち切り寸法の計算
- 布を120cm買えば収まるようにしてみました。
- 肩当ては残ったところで多少前後してもOK
- 衿は長いので途中つないでもOK
- 裁ち切り身頃=(58x2)+縫い代4cm=120cm
- 裁ち切り袖丈=(20x2)+縫い代4cm=44cm
切り出すパーツ
| パーツ | 裁断する寸法(横x縦) | 必要枚数 |
| 裁ち切り身頃 | 36幅x120 | 2枚 |
| 裁ち切り袖丈 | 28幅x44 | 2枚 |
| 衿 | 6幅x130 | 1枚(途中でついでもOK ) |
| 肩当て | 36幅x30くらいもあれば (残っているところでOK) |
1枚 |
110巾の場合の取り図
- 身頃の片方は耳を使います。
- 衿は途中でバイヤスつなぎにしても。
- 点線は折り山になるだけですので切らないで!
◎切り方チップス
- はさみで少し切り込みを入れて手で一気に裂くと布目が通りますし、この段階で端の糸が何本か抜けますので後からほつれにくくなり、扱いやすくなります。
- 切り口があいまいになるので、ぴったりな寸法に切れないことが難点ですが、自分用なので許容範囲内で。
2.しるし付け
布の基本の配置図
- 2枚を中表にあわせて二つ折り。
- 上から「後ろ身頃・裏」「後ろ身頃・表」「前身頃・裏」「前身頃・表」の順に重なっている。
- 左手が輪、右手が裁ちめになるように配置
- 今回は110幅の洋裁生地なので、手前側が裁ちめ、向こう側が布の耳になるように配置。
後ろ身頃
①袖つけ 折り山から20cm
②身八つ口 ①から10cm
③裾縫い代 右の裁ち目から2cm
④背縫い代 端から2cm(裁ち目なので袋縫いします)後ろ身頃だけ
⑤後ろ巾 ④から30cm
⑥山べら
⑦繰越 山から6cm深さ10cm後ろ身頃だけカットを入れる(下2枚は絶対切りこみを入れないでね!)
⑧馬乗り(脇のスリット) 裾の裁ち目から12cm

②身八つ口 ①から10cm
③裾縫い代 右の裁ち目から2cm
④背縫い代 端から2cm(裁ち目なので袋縫いします)後ろ身頃だけ
⑤後ろ巾 ④から30cm
⑥山べら
⑦繰越 山から6cm深さ10cm後ろ身頃だけカットを入れる(下2枚は絶対切りこみを入れないでね!)
⑧馬乗り(脇のスリット) 裾の裁ち目から12cm

前身頃
①②③⑤⑥⑧は後ろ身頃のしるしと同じ(4枚にうつってるはず)
⑨前縫い代 端から1cm 裾から20cmまで
●印 後ろ身頃の繰り越しのカーブの先から、縫い代として3ミリ離れたところに
●から●を直線でつなぎ、中心で1cmのふくらみをもたせる。前立て部分と自然な感じでつなぐ。
●から●までを計る +20cm-縫い代2cm=衿つけ流れという名称の部分となる(今回47+20-2=65cm)

⑨前縫い代 端から1cm 裾から20cmまで
●印 後ろ身頃の繰り越しのカーブの先から、縫い代として3ミリ離れたところに
●から●を直線でつなぎ、中心で1cmのふくらみをもたせる。前立て部分と自然な感じでつなぐ。
●から●までを計る +20cm-縫い代2cm=衿つけ流れという名称の部分となる(今回47+20-2=65cm)

肩あて
- 残り布でOKですが36x30cmくらいにカットしてロックミシンかけちゃいました。
- なければ1cmのおりぐけでOKです
- T字型の切りこみをいれます。厳密でなく半分の半分て感じ。
- 肩あきはあとで身頃に合わせてカットを入れる方が楽です。いまは5cmくらいちょっとだけ切っておきます。

3.身頃を縫いましょう
背縫い
- 袋縫いという縫い方をします
- 外表に2枚合わせ、5ミリの場所を一本縫います。
- 中表に返し、折り山から1cmのところを縫います。
- 縫い代は2ミリのキセで左身頃がわに倒します。

肩あてをつけましょう
- 肩あてをつけます。
- 肩当てを二つ折りにし、折り線と背縫いの本線とが重なるように置く。
- 折っていたのを、平らに戻し、上からそっと背縫い代と肩当ての中心線に待ち針を打ち、ふせ縫いします。

- 背縫い代の裏側はこんな感じの1cmくらいの間隔。(身頃の表には針目は出ません)

- 両端だけ縫い付けます。耳ぐけにしましたが、伏せ縫いでもOK

わきを縫いましょう
- 身八つ口どまりから馬乗りまでを縫います。

- 前身頃がわに2ミリのキセで倒します。

- 身八つ口どまりで、きせは自然に消す感じに。

- 縫い代の始末は、ここは耳を使ったので、みみぐけしました。
裾の始末
- 三つ折りにして本ぐけしました。角は額縁にします。
- まつりぐけします。(ミシンでもOK)

衿をつけましょう
衿布を作ります
- 足りない場合はつないで長い布にします。
- 別布を使ってもアクセントになります。
- 長着ほど気にせず、だーっとつけます。
- 衿肩あきの切りこみの先の部分は、地衿の布が少したわむ程度にゆるみを持たせて縫います。

- 衿の縫い代に合わせて、不要な部分の布を切り取ります。

- 衿先は、裾から3cmほど長くなります。
- キセ1ミリで折ります。

- 衿巾2cm縫い代1cmでこんな感じに折って…

- 裾の出来線より1cm先を縫います。

- 出来線で畳みこんで。まつりぐけします。

袖を作りましょう
袖を縫いましょう
- 半分に折ります(ロックミシンで縫い代の始末しちゃいました)
- 縫い代は1cmに折り込んでまつりぐけ等。

- 縫い代2cmで、袖下あき12cmあけて袖口まで縫います。

- 袖口は三つ折りにして、ゴムを入れる口をあけておきます。
- レースを付ける場合は、袖口周り+縫い代2cmで切り、輪にしてから袖に縫いつけます。

- ゴムが通る部分をふさがないように。ふちに。

- でき上がりはこんな感じ

- アップ写真
- ゴムを通せば、袖の出来上がり。ゴムは腕にぴったりしない程度の緩めがいいようです。(40cmくらいでカット)

袖をつけましょう
- 袖と身頃は中表に合わせます。身頃は縫い代の始末をしてあるので折った状態になっている。
- 縫いはじめと袖山、縫い終わりは半返し縫い、他は波縫い。

2012-04-12 19:25:16 (Thu)更新
◎メモ