はさみ撃ち




通常罠 
自分フィールド上に存在するモンスター2体と 
相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊する。 


2スレ目 483 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2009/02/01(日) 11:06:15 ID:OAso2dZEO

6スレ目 743 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/04/20(土) 20:24:09.65 ID:O1D8MEr50

9スレ目 339 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。@転載は禁止:2014/10/06(月) 17:29:18.40 ID:uLTnFKMB0

手札を3枚も消費してようやく1枚を除去できるという、非常に貧弱なカードである
そのあまりの弱さ故に当スレではこれまで3回もの評価がおこなわれてきた
そこで、今回は従来と全く異なる方向からのアプローチをおこなう事とする
今回の評価において注目した要素は「身代わり破壊」である

「身代わり破壊」は特定のカードが破壊される場合において、代わりに別のカードを破壊する効果である
この効果を持つモンスターの中では《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》《プロキシー・ドラゴン》が特に応用が効く効果を有するため
今回はこの2体に注目して説明をおこなう事とする

《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット/Dinowrestler Giga Spinosavate》
シンクロ・効果モンスター
星8/地属性/恐竜族/攻3000/守 0
恐竜族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
(3):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(4):このカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに自分フィールドのカード1枚を破壊できる。

《プロキシー・ドラゴン/Proxy Dragon》
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/サイバース族/攻1400
【リンクマーカー:左/右】
モンスター2体
(1):自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのリンク先の自分のモンスター1体を破壊できる。

この2体は「自身が破壊される場合、代わりに自分フィールドのカードを破壊する効果」
「自分フィールドのカードが破壊される場合、代わりにリンク先のモンスターを破壊する効果」という
正反対の効果を持ち、破壊先の表示形式を問わないという共通点を持つ
この共通点と「代わりに破壊されるカードは身代わり破壊効果を持つカードの効果によって破壊される扱いになる」
という仕様が噛み合う事により、他の効果では起こり得ない5種類もの特殊な現象を引き起こすのだ

それではその現象について詳しく解説していこう

1.特定のカードの効果による破壊を別のカードの効果による破壊に書き換える
《破械童子ラキア》はフリーチェーンで自分フィールド上のカードを破壊する効果と
破壊された場合にリクルートをおこなう効果を持つが、自身の効果で自身を破壊してもリクルート効果は発動できない
しかし、破壊対象に《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》を選択しその身代わりとして自身を破壊した場合
《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》の効果によって破壊された事になるためリクルート効果を発動できる
よってフリーチェーンで《雙極の破械神》をリクルートし除去をおこなうコンボが可能となる

2.戦闘破壊を効果破壊に書き換える
《プロキシー・ドラゴン》のリンク先に《ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン》を置いた場合
どちらが戦闘破壊される場合でも代わりに《ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン》を効果破壊する事ができ
相手フィールドのモンスターを全て破壊することが可能となる

3.魔法・罠の効果による破壊をモンスター効果による破壊に書き換える
モンスターの効果によって破壊された場合の効果を持つ《グレイドル・イーグル》などのモンスター効果を
魔法・罠の効果で《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》を破壊する事で無理やり起動する事が可能となる

4.魔法・罠のみを破壊する効果によってモンスターを破壊する
《プロキシー・ドラゴン》が存在する時に《ダブル・サイクロン》などの魔法・罠のみを破壊するカードを発動する事で
代わりにモンスターを破壊する事でコンボに繋げる事が可能となる

5.表側表示のカードしか破壊できない効果でセットされたカードを破壊する
《ヴァレット・トレーサー》はフリーチェーンで自分のカードを破壊できるものの
表側表示のカードしか対象に取る事ができない欠点を持つ
しかし《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》を対象にする事で間接的にセットされたカードを破壊する事ができ
アーティファクト《アビスコーン》《破械唱導》などのカードの効果を発動する事が可能となる

以上の現象を踏まえると、《はさみ撃ち》と身代わり破壊効果の相性が良いのは3番と5番である
すなわち自分フィールド上の破壊対象が2枚なのを利用した
「罠の効果によって破壊された場合の効果とモンスターの効果によって破壊された場合の効果を同時起動する」
「アーティファクトなどのカードを起動しつつ同時にリクルートも狙う」
といったコンボを狙えるようになるのだ

《はさみ撃ち》という不意打ち、そして身代わり破壊効果を応用したコンボという前代未聞のアプローチにより
コンボを食らった相手は必ず混乱し追い打ちを許してしまうだろう
さあ、君も《はさみ撃ち》で勝利をもぎ取るのだ
18スレ目 619名も無き決闘者 (ワッチョイ 03b1-yZVV)2020/07/03(金) 19:25:45.37ID:JvAyO9n20
  • ギガスピノサバットばかにしてごめんよ
  • これ面白いな。破壊効果持ちのカードのコストを任意のカードで肩代わりできるんだから、自分のサイクロンでユベル進化とかできるのか
  • 破壊の身代わりの破壊という敢えての迂遠な発動方法は想像つかなかったわ
  • かなり応用効きそうな評価じゃないかこれ



最終更新:2022年01月30日 13:40