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****斜面上のばねによる打ち上げ(エネルギー分配) [[斜面上のばねによる打ち上げ]]においては,運動時間についても追跡したかったので,かなり細かい計算をした。おもりと小球の最高点や運動の概観を得るだけであれば,力学的エネルギーの分配を考えればラクである。 ---- おもりと小球は,ばねの自然長において等しい速さをもって分離するので,系の力学的エネルギーは両者の質量比に分配される。したがってエネルギー保存により, 小球の最高点までの距離を$$L$$とおけば, $$\frac{1}{2}kD^2\times \frac{m}{M+m} = mgL\sin\theta \quad \therefore L=\frac{kD^2}{2(M+m)g\sin\theta} \quad (=4.5)$$ また,離れた位置からおもりの最高点までの距離を$$\lambda$$とおけば, $$\frac{1}{2}kD^2\times\frac{M}{M+m}=Mg(D+\lambda)\sin\theta+\frac{1}{2}k\lambda^2$$ したがって, $$\lambda = -\frac{Mg\sin\theta}{k}+\sqrt{\left(\frac{Mg\sin\theta}{k}\right)^2-\frac{2MgD\sin\theta}{k}+\frac{MD^2}{M+m}}\quad(=0.725)$$ よっておもりの最高点は $$D+\lambda \quad (=1.82)$$ となる。また,単振動の振幅は $$A^\prime=\lambda+\frac{Mg\sin\theta}{k}\quad(=0.823)$$ となる。もちろん,これは $$\frac{1}{2}kD^2\times\frac{M}{M+m}=\frac{1}{2}k{A^\prime}^2+MgD\sin\theta$$ から得ることもできる。 ----
****斜面上のばねによる打ち上げ(エネルギー分配) [[斜面上のばねによる打ち上げ]]においては,運動時間についても追跡したかったので,かなり細かい計算をした。おもりと小球の最高点や運動の概観を得るだけであれば,力学的エネルギーの分配を考えればラクである。 ---- おもりと小球は,ばねの自然長において等しい速さをもって分離するので,系の力学的エネルギーは両者の質量比に分配される。したがってエネルギー保存により, 小球の最高点までの距離を$$L$$とおけば, $$\frac{1}{2}kD^2\times \frac{m}{M+m} = mgL\sin\theta \quad \therefore L=\frac{kD^2}{2(M+m)g\sin\theta} \quad (=4.5)$$ また,離れた位置からおもりの最高点までの距離を$$\lambda$$とおけば, $$\frac{1}{2}kD^2\times\frac{M}{M+m}=Mg(D+\lambda)\sin\theta+\frac{1}{2}k\lambda^2$$ したがって, $$\lambda = -\frac{Mg\sin\theta}{k}+\sqrt{\left(\frac{Mg\sin\theta}{k}\right)^2-\frac{2MgD\sin\theta}{k}+\frac{MD^2}{M+m}}\quad(=0.726)$$ よっておもりの最高点は $$D+\lambda \quad (=1.82)$$ となる。また,単振動の振幅は $$A^\prime=\lambda+\frac{Mg\sin\theta}{k}\quad(=0.824)$$ となる。もちろん,これは $$\frac{1}{2}kD^2\times\frac{M}{M+m}=\frac{1}{2}k{A^\prime}^2+MgD\sin\theta$$ から得ることもできる。 ----

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