****【解答】球面を転がり落ちる小球 【問題】→ [[球面を転がり落ちる小球]] ---- 大球の中心に対して小球の重心位置を鉛直軸からの中心角$$\theta$$で表す。 また,小球の回転角を$$\phi$$とする。 #ref(http://www14.atwiki.jp/yokkun?cmd=upload&act=open&pageid=593&file=Sph-on-sph.bmp) エネルギー保存 $$\frac{1}{2} M(R+a)^2{\dot{\theta}}^2 + \frac{1}{2} I {\dot{\phi}}^2 = Mg(R+a)(1-\cos\theta)$$ ただし, $$I = \frac{2}{5}Ma^2$$ 束縛条件 $$\dot{\phi} = \frac{R+a}{a} \dot{\theta}$$ 大球中心に対する小球重心の半径方向の運動方程式より $$M(R+a){\dot{\theta}}^2 = Mg \cos\theta - N$$ 垂直抗力$$N=0$$より $${\dot{\theta}}^2 = \frac{g \cos\theta}{R+a}$$ 上のエネルギー保存に代入して整理すると, $$\cos\theta = \frac{10}{17}$$ を得る。 ---- 小球の半径$$a$$に依存しない結果になったのは,ちょっと予想外だった。 画像はAlgodooによるシミュレーションで抗力$$N=0$$になったときの$$\theta$$を求めたものである。 #ref(http://www14.atwiki.jp/yokkun?cmd=upload&act=open&pageid=594&file=sphere-on-sphere.bmp) 参考:http://www14.atwiki.jp/yokkun/pages/216.html ----