6.弾性

 Phun物体の基本は剛体であるが,「埋め込み発射」にも見られるように擬似的な弾性体としての物性を持つ。弾性をコントロールする物性パラメータのひとつとして,Restitution[はんぱつの度合](反発度と訳しておく)がある。水平面と小球のRestitution[はんぱつの度合]をいろいろ変えて,小球がはねかえる高さを調べてみると,推定されるはねかえり定数eが,両者のRestitution[はんぱつの度合]の相乗平均にほぼ一致していることが確認できた。つまり,ここでも摩擦と同じ手法がとられている。2物体衝突時のはねかえり定数eは,両者のRestitution[はんぱつの度合]パラメータの相乗平均である。
 ただし,「埋め込み発射」はRestitution[はんぱつの度合]パラメータで調節することはできない。

床の反発度を1として,円の反発度1,0.8,0.6,0.4,0.2,0の場合の弾み具合を比較した。

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最終更新:2009年05月31日 18:39
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