【解答】虹の広がり角
図のように,半径

の球の中心から距離

の直線方向に入射した光を考える。球面での入射角

,屈折角

とすると,屈折の法則により
入射光と球を出て行く光のなす角を

とおくと,青く塗りつぶした三角形の内角と外角の関係から,
となる。
の両辺を

で微分すると,
したがって,
これを0とおいて,

が停留値をとる

を求めると,
このとき停留値は,
となる。これが,虹を見込む中心角の半分(視半径)である。水滴による虹の場合に,水の屈折率

を代入すると,

° を得る。
同様に,2回反射による副虹の視半径を計算すると,
となり,理論値として50.1°を得る。
最終更新:2009年12月04日 13:45