ベクトル演算--成分 vs 行列--
ベクトル演算公式の証明に対して,成分計算と行列計算を比較してみた。
成分計算における基本公式
アインシュタインの和の規則:同じ添え字の成分積は,その和をとる
行列計算における基本公式
※以下微分を含む公式だが,ベクトル三重積の形

,

は,「BAC-CAB則」から直接導出できるので,省こう。
成分計算では,逆算は次のようになる。
レビ・チビタのエプシロンからクロネッカーのデルタへのギャップが,逆方向の計算の見通しを悪くしている。総じて,成分による計算は,積の可換により見通しがよくエレガントなものになるが,ここにきてようやく行列計算の長所を見ることとなった。
最終更新:2010年10月24日 22:38