コア形成による惑星の自転加速
コア(核)形成にともなって惑星の自転が加速する単純モデル。惑星自転の起因に関してひとつの示唆を与える良問。
Yahoo!知恵袋より。
【問題】
密度

のシリケイトと密度

の鉄が体積比7:1でまんべんなく混ざっている半径

の球状の惑星が、大きさ

の角速度で自転していたとする。ただし

である。 回転による球からの変形は無視できるとする。
(1) 中心を通る軸まわりの慣性モーメントを求めよ。
(2) 角運動量の大きさを求めよ。
(3) 回転運動のエネルギーを求めよ。
(4) 鉄のコアとシリケイトのマントルに分離したとするとき、中心を通る軸まわりの慣性モーメントはいくらに変わるか。ただし、シリケイトと鉄それぞれの密度は変わらないとする。
(5) 角速度はいくらに変わるか。
(6) 回転運動のエネルギーはいくらに変わるか。
(7) コア形成前後の回転エネルギーの大小を比較し、エネルギー保存則と関連付けて議論せよ。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
角運動量保存により
(6)
(7)
重力による位置エネルギーの減少分が回転エネルギーになった。
最終更新:2011年01月27日 18:47