相対論における運動エネルギー
なるべくギャップがない形でニュートン力学の運動エネルギーからの修正を試みようと思う。
まず,運動物体の時間のおくれのために,運動方程式が次のように修正を受ける。簡単のため,1次元運動で考えよう。
そもそも運動エネルギーは,仕事をされた分増加するので,ニュートン力学では,
となる。すると,同様に相対論では,
となる。この( )の中を質量の増加のように見なして

と書くと,
となるわけである。
(静止エネルギーという)は有名な式であるが,このエネルギーが運動のために増加した分,すなわち

が運動エネルギーであるという解釈ができる。
最終更新:2011年02月28日 08:51