俺はメディック。元々はコスタリカで傭兵稼業をやってるアメリカ人だった。
1974年に戦場で知り合ったジョンて人に勧誘されたんだ。
ジョンさんの理想に惹かれたし、何より彼が俺と体格や声がソックリだったんで親近感もあってMSFに就職した。
でも戦闘任務は向いてなくて、もっぱら衛生班だったからメディックってわけ。
それから1年くらい経った頃かな、XOFてゆう連中がカチコミかけてきたんだ。
基地は壊滅、命からがらヘリに逃げ込んだんだけど、そのヘリにまで追撃がきた。
ミサイルが飛んできて、ボスが爆発に巻き込まれそうになったんでとっさにかばったんだよ。
就職斡旋してくれたり、一緒に写真とか撮ってくれていい人だったし、恩義に報いようと思ってさ。
そしたらすげぇ重傷でさ、右目は失明するわ左手はチョン切れるわ、挙句の果てに9年間の昏睡で散々でしたわ。
目が覚めたらさ、担当医が「アンタお訪ね者だよ。顔変えたほうが良くね?」っていうから
あっハイてなかんじで整形手術してもらったんだ。そしたらジョンさんと同じ顔。
そりゃぁエーッと思ったよ。9年間音信不通で顔まで変わったらオフクロも腰抜かすだろうなぁ。
さぁ退院するぞ、って時にちょっとトラブったけど、ジョンさんが迎えに来てくれてさ、ホント助かった。
でも帰る途中で交通事故にあってさ、ジョンさん重傷。
長期療養、下手すりゃ引退が必要なほど重態で、しばらく会社に来れそうにないってなって。
したら同僚のミラーさんとかオセロットさんとかがさ、お前、ジョンさんに似てね?つか当面はもう、
お前がジョンさんで良くね?的な流れになってさ。
何か断りづらい空気になってジョンさんの代役をする羽目になったんだよ。
まぁ、社長!社長!なんて呼ばれて満更でもなかったのも事実だしね。
それから俺は会社のためにガンバった。超ガンバった。
ロボット、戦車、ゾンビ等々と戦いまくり、勧誘もせっせとやった。因縁のあったXOFもキャン言わせたった。
この時の会社の雰囲気はあまり良くなかったね。
ミラーさんは社員煽りまくって業績伸ばそうとして必死だったし、ジョンさんの隠し子が暴れるし、問題行動だらけの研究職員とか。
まぁコイツは人事権行使してクビにしたけどwオセロットさんはCQC教えてくれたりとかスゲェ優しかったよ。
でも肝心のドンパチは手伝ってくれなかった。 ホントに仲良かったのは犬くらいかな。
ひとりイイ感じの女性社員がいたんだけど自分探しの旅に出るとかで辞めちゃったしね。あーあモッタイネ。
まぁでも何だかんだでヨロシクやってたわけ。
ジョンさんからも連絡が来て、頑張ったね、もう一人前だね、俺は若隠居だなハハッ、て言ってくれたし。
最終更新:2015年08月31日 21:00