最終更新:2015年11月11日 (水) 23時00分02秒
【マジェスペクター】の概要
ディメンション・オブ・カオスで登場した風属性・魔法使い族のテーマ。
現時点でカテゴリに属するカードは、モンスター5種類、魔法2種類、罠3種類の合計10種類。
それに加え、カテゴリ外ではあるが専用サポートのフィールド魔法である《マジェスティックP》も存在する。
初動は他の環境上位テーマと比べると遅いが、そこさえ克服出来ればかなりのパフォーマンスを持っている。
長所
- マジェスペクターは「相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない」という非常に強力な共通効果を持つ。
- このため、《激流葬》《奈落の落とし穴》《強制脱出装置》や《エフェクト・ヴェーラー》といった相手の罠・手札誘発を腐らせることができる。
- 特殊召喚とモンスター効果を無効にする《マジェスペクター・テンペスト》の存在から盤面を固めやすく、《励輝士ヴェルズビュート》等にもある程度耐性がある。
短所
- 展開をP召喚に依存する性質上、《神の宣告》《神の警告》といった召喚無効には滅法弱い。
- 初動が遅く、動き出す前に1キルされる可能性もある。
プレイの注意点
- 基本的に先行を選択を推奨
- 例外的に、海皇やインフェルノイドといったワンキルが得意なデッキや、ネクロスのような妨害に強く、先行ですることがあまりないテーマに対しては後行を選択する場合もある
- マジェスペクターの後ろに伏せを置けば、相手はテンペストを警戒してくれるため、それだけで多少は牽制になる。ブラフは積極的に利用したい。
- ラクーンとキャットの効果は可能な限り毎ターン使いたいので、ラクーンとキャットにアクセスすることをとにかく意識する。
- トップでペガサスを引いた場合に備え、手札にはモンスターを残す。初手にクロウorフォックスしか存在しない場合は迂闊に召喚しない方がよい。
- 相手の場に伏せカードが存在する場合、常に召喚無効のリスクを考える。
展開パターン
- ペガサス+マジェスペクター
- 基本的な動き。理想は守備表示でキャットを特殊召喚すること。ペガサス+キャットの場合ハンド次第でラクーンかフォックスにするのが無難。
- 守備表示のキャットが強いのは自分の場に伏せがある時限定なので注意。伏せを作れない場合、キャットの代わりにフォックスを展開し、見えてるテンペストで相手を牽制して次のターンまで凌ぐ。
- ラスターP+キャット
- キャットを守備表示で特殊召喚という理想的な初動が出来る。
- 《幽鬼うさぎ》を喰らった場合に致命傷になるハンドの場合、キャットを通常召喚してスタートするのがベターである。
主要な採用カード
マジェスペクターと名の付いたモンスター
- 《マジェスペクター・ラクーン》
- 召喚、特殊召喚時にマジェスペクターモンスターをサーチするデッキの核となるカード。三枚投入必須。
- 《マジェスペクター・キャット》
- 召喚、特殊召喚時のエンドフェイズとタイムラグがあるもののマジェスペクターカードなら何でもサーチすることが可能。
- 初動でキャットを守備表示で立てることが理想的。ラクーンと同じくデッキの核となるカードなので三枚投入必須。
- 《マジェスペクター・クロウ》
- 召喚、特殊召喚時に、マジェスペクター魔法カードをサーチする。
- 現段階では《マジェスペクター・ストーム》と《マジェスペクター・サイクロン》の二種類をサーチ可能であるが、速攻魔法故に相手ターンに発動可能なサイクロンのみを採用することが殆どである。
- 《マジェスペクター・フォックス》
- 召喚、特殊召喚時に、マジェスペクター罠カードをサーチする。
- 現段階では《マジェスペクター・トルネード》と《マジェスペクター・テンペスト》の二種類がサーチ可能。これらの中でテンペストのみ、または両方を採用する構築が存在する。
- これらの罠は採用枚数を増やせばそれだけフォックスがサーチ出来る回数が増えるが、同時に事故率を上げてしまう。採用枚数については十分に注意しなくてはならない
- 《マジェスペクター・ユニコーン》
- 自分のモンスターゾーンに存在するPモンスター1体と相手のモンスター1体を選択してバウンスする。自身を選択することも可能。
- 効果処理時に選択したモンスターの片方が存在しなくなった場合も、もう片方をバウンスする。ユニコーンで対象にしたマジェスペクターをサイクロンやトルネードのコストに使うといったコンボも可能。
- 詰みに持っていける程の制圧力の高さがあるが上級モンスターなのが一応ではあるがネック。
- 《マジェスペクター・フロッグ》
- 召喚・特殊召喚時にマジェスペクター魔法罠をセットする。
- マジェスペクター下級モンスターで唯一《ライオウ》を単体で処理できる貴重なカード。可能な限り投入推奨
マジェスペクターと名の付いた魔法・罠カード
マジェスペクターの魔法罠カードは自分フィールドの風属性魔法使い族をリリースして発動する。
- 《マジェスペクター・サイクロン》
- 相手のモンスターを一体破壊する速攻魔法カード。ストームよりも速攻魔法という点で優れており、採用率はこちらの方が圧倒的に高い。1~2枚投入が目安。
- 《マジェスペクター・トルネード》
- 相手のモンスターを除外する。フリーチェーンで使いやすいが2-1交換とアド損なカードである。しかし、マジェスペクターはアドバンテージの取得が容易なのでそこまで気にならない。
- 環境に存在する【彼岸】に対して強く打てるカードなので有用性が更に高まった。しかし、初手で引き込みすぎるとそのまま負けてしまうので採用枚数には注意。
- 《マジェスペクター・テンペスト》
- モンスター効果を無効にするか、特殊召喚を無効にするカウンター罠。制圧力が高くこのカードの存在そのものがマジェスペクターの強みの一つである。
- 投入枚数に関しては意見が分かれるところ。デッキの枠やトルネードの採用枚数との兼ね合いを考えると2枚が無難と思われる。
- 《マジェスペクター・ソニック》
- マジェスペクターモンスター一体の打点をターン終了時まで2倍にする。
- 通常のマジェスペクター魔法罠と違いコストがないところが使いやすい。コンバットトリックや戦闘以外での除去が困難なマジェスペクターではテンペストによる拘束力を高める効果がある。
話題の構築・採用候補カード
- 《竜剣士ラスターP》
- P効果で自身の隣のスケールを割ることで同名カードをデッキからサーチする。
- 初動の強化の他、イグニスターの打点とスペックもこのデッキではありがたい。他にPカードを引けないと腐るというネックがあるので採用枚数には注意。
- 《竜呼相打つ》
- デッキの竜剣士、竜魔王を相手がランダムに選んで選ばれた方をPスケールに貼るかもしくは特殊召喚する。
- ラスターPが選ばれた場合はPスケールに、ベクターPが選ばれた場合は特殊召喚するのが基本。ベクターPはスケールに貼るとキャットやラクーンをP召喚出来なくなるので推奨しない。ベクターPは4エクシーズやイグニスターP、ダイナスターPの素材にしてしまおう。
- 《エキセントリック・デーモン》
- P効果で自身と魔法罠を一枚破壊。モンスター効果で自身をリリースしてモンスターを一体破壊するハイブリッドなモンスター
- スケールが7のためユニコーンのP召喚に使える。伏せ破壊もマジェスペクターとは噛み合い、モンスター効果の方で《ナチュル・エクストリオ》を処理できる点も優秀。可能な限り投入推奨。
- 《魔装戦士 ドラゴディウス》
- 相手によって破壊されたターンのエンドフェイズ時、自身を除く攻撃力2000以下の戦士族、魔法使い族をサーチ出来る。
- 全てのマジェスペクターモンスターにアクセス出来る。また、自身のPスケールも2であり、P効果もマジェスペクターが苦手とするライオウやダークロウを打点で処理しやすくなると相性抜群のカードである。可能な限り投入推奨。
- 《魔宮の賄賂》
- 相手の魔法罠を無効にして破壊する代わりに相手がカードを一枚ドローするという効果を持ったカウンター罠
- 《ハーピィの羽根帚》や《神の宣告》で負けが確定する場面で安全を確保できる。しかし、相手の盤面に直接干渉することはできず、不利な状況で引きたくないカードなので採用枚数は考える必要がある。
- SR
サンプルレシピ
参考リンク
コメント
最終更新:2015年11月11日 23:00