梓「今度こそ道しるべ…」

唯「ふふっ(それはダミーだよあずにゃん♪)」

唯「(その道しるべにそって行けば私が借りた部屋に…)」

唯「(そしたら澪ちゃん達に何も聞かれずいちゃいちゃできるよ)」

唯「(あずにゃんは恥ずかしがりだからその辺を考えないとね)」

唯「(おっと…こうしてる場合じゃないよ)」

唯「(先周りして借りた部屋に入っておかないと……)」



唯「あずにゃんまだかな~」

唯「来たらいっぱいいちゃいちゃにゃんにゃんだよ」

唯「うふふ~」

コンコン!!

唯「来たっ!はいは~い」ガチャ

唯「わあっ!あずにゃん!どうしたのー?(棒読み)」

梓「……」

唯「?」

梓「黙っていなくならないでください」ギュ

唯「ふぉ!?」

梓「唯先輩…」ギュ

唯「(まさかのあずにゃんからの抱きつき///)」

唯「(これは少し予想外だったよ)」

唯「ごめんね、あずにゃん」

唯「もうどこにも行かないよ」ギュ

梓「絶対ですよ…」

唯「絶対だよ」ギュ

梓「唯先輩…ハッ!!私何を!?」バッ

唯「あれ?(もしかしてあずにゃん寝ぼけてただけ!?)」

唯「通りで予想外の行動をすると思ったよ……」

梓「何が予想外何ですか?」

唯「ううん、何でもないよ」

梓「それよりこの部屋はどうしたんですか?」

梓「私達が泊まってた部屋じゃないですよね?」

唯「まぁ良いから良いから」

唯「ちょっと待ってて」

梓「はぁ?」

唯「(さてさわちゃんから作ってた貰ったこのドレスを着て……)」

唯「じゃーん、あずにゃんどうかな?」

梓「…可愛い///」

唯「えっ?何?」

梓「…似合ってるんじゃないんですか」

梓「どうしたんですか?その服?」

唯「ロンドンでパーティーがあるかもと思って持ってきたんだ」

唯「(本当はあずにゃんと過ごす為に持ってきたんだよ)」

唯「さぁあずにゃんもドレスに着替えて」

梓「えっ?私もですか?」

唯「うん、ここにあるから」

梓「でも何で着替えないといけないんですか?」

唯「あずにゃん…せっかくロンドンまで来たんだよ」

唯「2人だけのパーティーをやろうよ」

梓「…意味が分かりません」

唯「意味分かるよ」

唯「さぁ着替えて着替えて」

梓「そこまで言うなら…」

唯「はい、じゃあそっちで着替えてきて」

梓「分かりました…」

唯「ふふ~(ここまで計画通りだよ)」

唯「(この後にあずにゃんとパーティーをしてそして良い雰囲気になったら…にゃんにゃん)」


唯「おぉー」

梓「どうですかね?」

唯「似合ってるよ!!とっても!!」

唯「(さわちゃんナイスだよ!!)」

梓「そう…ですか…えへへ」

梓「なら着たかいがありました」

梓「それでこれからどうするんですか?」

唯「あそこに座って2人で飲みあかそう」

梓「飲みあかすって…ワイングラス?お酒はいけませんよ!?」

唯「大丈夫だよ」

唯「ほら」

梓「ぶどうジュース…」

唯「ワインっぽいでしょ?」

梓「まあ…そうですね」

唯「あずにゃん座って座って」

梓「はい…」

唯「乾杯」

梓「乾杯です」

唯「美味しいねー」

梓「そうですね。ぶどうジュースですしね」


梓「何ですか?」

唯「今日は一段と綺麗で可愛いよ」キリッ

梓「あ、ありがとうございます//」

梓「(今日の唯先輩、ちょっといつもと違う…)」

唯「(良い感じだよ!このままいけばあずにゃんと…)」

唯「あずにゃん外を見て」

唯「ロンドンの街がこんなに綺麗に見えるよ」

梓「本当ですね!!綺麗~」

唯「あずにゃんはこの街並み以上に綺麗だよ」キリッ

梓「えっ、あっ…はい」

梓「(唯先輩…どうしたんだろ…さっきから)」

唯「(あずにゃん、私の一言一言にやられてるね)」

唯「(もう少しいけば…)」




唯「あずにゃん酔ってきた?」

梓「ぶどうジュースで酔う訳ないじゃないですか」

梓「そろそろ眠たくなってきました…」

梓「唯先輩そろそろ寝ましょう」

唯「(今だ!)」

唯「梓、今夜は寝かさないぞ」

梓「えー寝ましょうよ」

唯「あ、あれ?(…もう一度言ってみよう)」

唯「梓、今夜は寝かさないぞ」

梓「…唯先輩どうしたんですか?さっきから」

唯「(あれ?失敗?)」

唯「(1500円で買った女の子の口説き方って本によれば…)」

唯「(2人っきりで良い服を着てお酒を飲みながら良い雰囲気を作って最後に口説き文句を言えば落ちるって書いてあったのに!!)」

唯「(嘘つき!嘘つき!)」

梓「唯先輩、やっぱり何か変ですね」

梓「私に何か隠してませんか?」

唯「!?」

唯「か、隠して何かいないよ」

唯「ただ私はあずにゃんとにゃんにゃんが…」

梓「にゃんにゃん?」

唯「え!いやその…」ドサッ

唯「あっ!」

梓「これは…女の子の口説き方」

梓「…なるほど」

梓「そういう事だったんですね」

梓「唯先輩は私と…にゃんにゃんしたかったんですね」

唯「その…はい…ごめんなさい」

梓「唯先輩」

唯「はい…」

梓「唯先輩はこんな本を参考にしなくて良いんですよ」

唯「えっ」

梓「唯先輩は自然が一番良いんですから」

梓「そしたら私も…///」

唯「それって///」

梓「…今日は部屋に戻って普通に寝ましょう」

唯「うん」




梓「唯先輩」

唯「何?」

梓「おやすみなさい」

チュッ

唯「あず…にゃん///」

梓「今日はこれだけです///」

唯「(あずにゃんとにゃんにゃん出来なかったけどこれで良かった気がするよ)」

唯「ふふん~♪」

終わり


  • 唯先輩かわ唯/// -- (鯖猫) 2012-06-22 09:32:50
  • 良かったね唯先輩。 ねぼにゃん登場! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-07 03:36:05
  • 良かったね、唯先輩 -- (名無しさん) 2014-04-25 04:57:44
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最終更新:2012年06月21日 00:34