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ハウスキーパー澪!(澪視点)

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yuimio

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ハウスキーパー澪!(澪視点)


唯視点見てない方に
澪→唯


澪の家!

澪「ママの代わりに私が仕事行くの?」

澪母「そうなのお願い。ママ風邪でダウンだから、澪ちゃんが家事やってくれば良いの?簡単でしょ?ね!」

澪「わかったからママは休んでてよ」

澪母「本当!?澪ちゃんありがとう♪ちょっと依頼者の情報持ってくるね」

簡単に言うとママが風邪で休んでいる。
その割には元気なんだが。それでも仕事は大事。タイムイズマネーってやつだ。
でも、いくらママのお願いでもテスト控えてるし文化祭でロミオ役やらないといけない。
とどめに軽音部の発表。正直勘弁して欲しい。

マチガイジャナイマボロシジャナイボクラハソコニイター♪

電話だ。律からか?

澪「もしもし」

唯『・・・・もしもし澪ちゃん!』

澪「唯か。どうしたんだ?そんなに慌てて?」

唯『憂が入院しちゃったんだよ!』

澪「憂ちゃんが入院!」

唯『そうなんだよ!それで緊急だから家来てくれない!』

澪「うーん行きたいんだけど、私もこの後用事が入ってるんだ。遅くなって良いなら寄らせてもらうけど・・」

唯『モチのロンだよ!待ってるね!』

澪「ごめんな唯」

唯『気にしないでよ。憂に頼ってた私にも原因があるし』

澪「ははは。唯はそろそろ妹離れしろよ」

唯『憂は優しいんだよ』

と、唯とちょっと話して切った。はぁ、どうせなら唯にジュリエット役をやって欲しかった。律は噛みそうだし。

澪母「ここの家に行って欲しいの」

澪「・・・・・」

澪母「どうかしたの?」

澪「いや、何でもないよ。それじゃ行ってきます」

まさかね。住所は間違いない。でも地図の間違えなんかじゃ・・・ない。

澪「唯の家からが依頼者なんて・・・」

インターホンを押す。

ピンポーン

ガチャ

唯「すみましぇん。集金は待ってください」

澪「いきなり何言ってるんだよ」

唯「ひっ!セールスはおことわ・・・」

澪「さっき電話で話した相手の顔も覚えてないのか?」

唯「澪ちゃん!」ダキッ

いきなり抱き付いてきた。唯のスキンシップってやつか。梓が羨ましい。

唯「用事終わったの?」

澪「いや、これからだよ」

にしても、こうも抱き付かれるのは悪くはないが恥ずかしい//

唯「どういう事?」

澪「梓みたいにいつまでも抱き付いてないで上がらせてくれないか?」

唯「えっ?でも家の中は悲惨だよ」

澪「わかってるわかってる」

唯「澪ちゃんひどーい!」

居間!

唯「・・・・・大変お恥ずかしい姿を晒してしまって・・・澪ちゃんのパn澪「それは良いから」

うう・・折角思い出の中でもじっとしていたのに・・・

唯「で、私の家に用事ってどういう事?」

澪「ハウスキーパーで来たんだ」

唯「ハウスキーパー?」

危なかった。メイドと言ってたらムギかさわ子先生が来そうな気がした。

澪「簡単に言うとメイd・・・使用人の事だよ」

唯「使用人って何?」

澪「お手伝いさんの事だよ」

唯「何で家来たの?」

澪「憂ちゃんから依頼されたんだよ」

唯「憂から?」

澪「そうだね。で、本当はお母さんが行く予定だったけど風邪引いちゃってさ。代わりで私が来たわけ」

唯「ほぇ~」

澪「まあ、こんな感じかな?でも代わりで来た家が唯の家で良かったよ」

唯「何で?」

澪「お母さんがよく嘆くんだよ。子供があちこち遊び回って中々出来ないって」

唯相手も大変だろうけど、知ってる人だけありがたい。

唯「使用人さんも大変なんだね」

澪「それじゃ唯は勉強やって良いぞ」

唯「えっ?」

意外な顔するなよ。可愛いじゃないか。

澪「だって、私は仕事で来たんだよ。遊びに来たのと違うんだよ」

唯「そんな~澪ちゃんひどーい!」ダキッ

澪「はいはい。唯には色気がないから抱き付いてもダメだぞ」

唯「そんな~澪ちゃん固いこと言わないでよ~」ギュー

澪「うう・・わかったよ。本当は仕事が終わったら帰る予定だけど今日は泊まってくよ。それで良いだろ?」

唯「本当!?わーい!澪ちゃん大好き!」ギュー

澪「はぁ・・とりあえず離れてくれ」

思わずため息を吐いてしまった。だって唯の言う大好きは友達としてなんだもんな。

澪「じゃあまず、天候の問題がある洗濯からやるか」

唯「じゃあ私はギター弾いてきます」

澪「何言ってるんだよ!唯はテスト勉強やれって憂ちゃんから言われただろ」

唯「じゃあお手伝い!」

澪「それじゃあ仕事にならないよ」

唯「・・・やっぱり私じゃ家事に向いてないんだね」グスン

澪「そういう事じゃないぞ!使用人としてのお仕事にならないって事だよ!」アセアセ

いきなり泣くなんて唯!可愛いよ!

唯「どうせいつまで経っても妹離れ出来ませんよ」グス

澪「わかったわかった一緒にやろう。よく出来たら一緒にお風呂入ろう。な!」アセアセ

唯「・・・・・うん」メソメソ

勢いで唯ととんでもない約束をしてしまった///

レベル1洗濯

憂ちゃんいないとこうなるのか。全自動だから唯もスイッチ押すだけで良いはずなんだけど・・・

澪「二層式だと!」

唯「二層式?」

澪「濯ぎと脱水が別々なんだよ」

唯「へー」

澪「じゃあまず、左側は洗濯槽だからお風呂の水入れるんだけど・・・」

唯「だけど・・・」

澪「ポンプない?」

唯「ポンプ?」

澪「お風呂の水を汲み上げるために使うんだけど・・・・」

唯「憂は洗面器でやってたよ」

澪「・・・・・」

憂ちゃんにムギと腕相撲やらせたい。

澪「・・・・・と言うわけで濯ぎの所にお風呂の水を入れました」

唯「おー」パチパチ

澪「洗剤入れてください」

唯「よっしゃー」ドボドボ

澪「待て待て!入れすぎだ!」

唯「え?」

澪「まあいいや。洗濯物どんどん入れて。まずはシャツとかがいいかな」

唯「ほいよ~」ポイポイ

澪「その間にお風呂でも掃除するぞー」

唯「イエッサー!」

澪「スポンジで洗ってシャワーで流すくらいで良いよ」

唯「了解!」ゴシゴシ

澪「お!濯ぎ終わったな」バシャバシャ

唯「ごしごしーごしごしー」

唯「澪ちゃん終わったよー」

澪「よしじゃあ今洗濯槽に入ってる衣類を脱水槽に入れて。私は食器洗ってくるから」

唯「ほいよ~」バシャバシャ

唯「これでスイッチ回すんだね」グイッ

ドゴドゴドゴドゴ

唯「澪ちゃーん!」

澪「どうした?ああ。やっぱりなると思ったよ」カチリ

唯「どういう事?」

澪「衣類が偏るとドゴドゴ鳴るんだよ。こうやって出来るだけ均等に敷いて・・・」グショグショ

澪「よし!後、脱水してるときに衣類が飛ばないように防止する蓋みたいなのをする。これでスイッチ回すと・・」グイッ

グウーン

唯「おお!」

澪「こんな感じで残りもやって」

唯「了解!」

15分後

唯「澪ちゃん全部終わったよ」

澪「じゃあ洗濯槽の水は排水して普通の水を入れてもう一回洗って」

唯「もう一回洗うの?」

澪「さっきのは汚れ落としで今度は洗剤落としって感じかな」

唯「了解」

澪「洗剤は入れるなよ」

唯「そこまでヘマしません」

しそうだから言ったんだが・・・

20分後

唯「澪ちゃん終わったよ」

澪「じゃあ干すか」

唯「ハンガーとか必要だね」

澪「てことで、干しましょう」

唯「わー」パチパチ

澪「たくさん干せるのは基本的バランス取れれば良いよ。でも外側に大きいのとか干すなよ。
  内側が乾かないから。シャツとかはハンガーで必ず洗濯ばさみ付けて干すんだぞ」

唯「そのままじゃダメなの?」

澪「風で飛んでっちゃうかも知れないだろ」

唯「へー」

澪「・・・・・///」

唯「澪ちゃんどうかしたの?」

澪「へ?いっいや何でもないぞ///」パチパチ

唯のパンツが可愛いのと大胆のがあって見とれてたなんて言えない///

澪「これで、洗濯物が乾くまで待つ。次に食器洗いと言いたいが、私がやったから家の掃除でもやるか」

唯「おー」

レベル3家の掃除

澪「まずはこれを撒きましょう」

唯「何これ?」

澪「お茶っ葉」

唯「でも出涸らしのやつだよね?」

澪「そうだよ。それにこれで充分だよ。
  これを撒いて箒で掃けば誇りも余り飛ばなくて咳き込まなくて良いんだぞ。
  玄関掃除の時水撒くのと同じようなものだな」

唯「おー」

澪「ただし、搾ってな。水含んだままだと意味ないから」

唯のおっぱいも搾りたい//なんちゃって///

唯「へ・・へぇー」

5分後

澪「それじゃあ箒で外に掃きましょう」

唯「澪ちゃーん。ベランダとかにくっついちゃうよ」

澪「ちり取りで取る。ないなら広告をちり取り代わりにする」

唯「なるほど」

10分後

澪「窓拭きやるか」

唯「クレンザーとかあるかな?」

澪「新聞紙で充分だよ」

唯「ほぇ~」

澪「新聞紙を湿らせて窓を拭く」キュッキュッ

唯「おー・・・・oh year///」カァ

澪「どうしたんだ?顔真っ赤だぞ?」

唯「いや///何でもないです//」

澪(変な唯だな?)

10分後

澪「こんなもんかな。お昼にしよう」

唯「わーい」

澪「あっ唯」

唯「何?」

澪「テスト勉強しとけよ。夜テストするからな」

テスト勉強しないと唯はまた赤点取りそうだしな。ただでさえ文化祭近いのに・・・

レベル4食事の準備

澪「お昼何食べたい?」

唯「澪ちゃん!」

澪「へ?//」

唯「ハンバーグとかでも良いの?」

澪「あっ//ハンバーグかハンバーグは夕飯の方が良いだろ」シュン

唯「じゃあ澪ちゃんに任せるよ」

なんだ。私を食べたいんじゃないのか。

澪「うーん。材料見てからだな」

唯「焼きそばあるよ!」

澪「他はないな。じゃあ焼きそばにするか。じゃあ野菜切ってくれ」

唯「・・・・・」

澪「どうした?」

唯「切り方知らない」

澪「どれだけ憂ちゃんに任せてるんだよ?」

唯「・・・・」ジワ

澪「まっまあ一緒に覚えよう。な!」

唯「・・・・・」ポロポロ

澪「そうだ!よく出来たら今日は一緒に寝よう!唯と寝たくて堪らなかったんだよ!」

唯「・・・・・」コクコク

また、勢いでとんでもない約束を・・・///

澪「まずは、人参の皮向きだ」

唯「どうやるの?」

澪「皮剥き専用の器具を使うんだよ。これこれ」

唯「これでどうやるの?」

澪「上から下に下ろす感じで」

唯「よっしゃ!」ガッ

シュッ

唯「出来たよ澪ちゃん!」

初めてには上出来じゃないか。ただじゃがいもとかはまだまだな気がする。

澪「それで周りの皮を剥いてくれ。ただし、やり過ぎて人参を悲惨な風にさせるなよ」

唯「わかった」シュッシュシュッ

澪「・・・・」トントン

唯「出来たよ!」

澪「じゃあ切るんだけど」

唯「・・・」キラキラ

澪「・・・一緒に切るか」

澪「左手は出来るだけ丸めて右手は包丁持ってるから振り回すなよ」ムニュムニュ

唯「う・・うん//」

なんか急に唯の奴元気なくなったな。どうしたんだろ?

澪「ああ!左手それだと危ない!」ムニュー

澪「唯大丈夫か?顔真っ赤だぞ?」

唯「理性は危ないかも///」

澪「律みたいな事言ってないで・・・よしじゃあ炒めるか」パッ

唯「あっ//・・・あぅ」

焼きそばは青のりも良いけどやっぱりベニーちゃんは必要だよな。

澪「唯、ベニーちゃんあるか?」

唯「ベニーちゃん?」

澪「あ///やっ違うぞ紅しょうがだ!紅しょうが///」

唯にベニーちゃんバレた///恥ずかしい//

唯「多分冷蔵庫の中に」

澪「じゃあまずは麺を電子レンジで温めてくれ」

唯「何で?」

澪「その方がほぐれ易いんだ」

唯「へー」ピッピッ

ウィーン

澪「じゃあ炒めるか」

唯「油入れるんだね」

澪「そこは解るんだな」

唯「・・・・・」ジワ

澪「そうだ!調理実習あったもんな」アハハ

唯「・・・・」ジワワ

澪「そうだ!寝る前にキスしてくれ!いつもはママにやって貰ってるからさ・・・」

唯「・・・・」コクコク

澪「///野菜入れて」カァ

どうしよ!?お母さんじゃなくてママって言っちゃった//

唯「らじゃー」ゴロゴロ

澪「まあ、炒めるんだよ」ジャージャー

唯「おー!」

澪「よし唯、麺入れて」ジュージュー

唯「了解であります!」ドパドパ

澪「そろそろ粉末かやくいれる用意して」ジャージュー

唯「何個入れる?」

澪「2個で良いよ。3個は濃いから」

唯「ほい」パッパッ

澪「よし出来た!仕上げにベニー・・紅しょうがを」

唯「ベニーちゃん乗せまーす」

澪「もうベニーちゃんでいいよ//」

唯「お皿はこんなもんかな?」

澪「いいよ。焼きそばを盛って」

唯「完成!」パチパチ

澪「フライパンは水で冷やかしておく」

唯「麦茶でいーい?」

澪「良いよ」

唯「ほいじゃいただきます!」

澪「いただきます」

唯「モグモグ」

澪「パクパク」

唯「うまい!」

澪「そりゃ唯が自分で作ったからな」

唯「おいひーよー」モグモグ

澪「味わって食べろよ」パクパク

唯「ごちそうさま!」

澪「早いな」モグモグ

唯「食べたら眠くなってきちゃったよ」

澪「寝てて良いよ。後やっとくから」

唯「それじゃあお言葉に甘えて寝てきます」スタスタ

澪「・・・・・」モグモグ

澪「ごちそうさま」

レベル2-β食器洗い

澪「・・・」カチャカチャ

澪「・・・」ジャージャー

澪「終了」カチャ

レベル1+α洗濯物の回収、畳む

澪「・・・・」パチパチ

澪「・・・・!」タタミタタミ

澪「・・・唯のパンツ//」

澪「・・・・・」ジー

澪「・・・」クンカクンカ

澪「♪」パァ

澪「ハッ!いけないいけない。唯に欲情してどうするんだ!」

澪「これは!?」

澪「唯の・・・いや、大きさ的に憂ちゃんだよな?」

澪「・・・・」ジー

澪「・・・」グッ

澪「良かった。私の方が大きい」

澪「・・・・・何してんだろ?」

澪「・・・・」タタミタタミ

澪「完了」

とりあえず、今日の私の仕事は終わった。ちょっと怪しい行動したのは唯には内緒だ。

澪「さて、唯に終わったって言って帰るかな。はぁ、結局唯ったら寝てるもんなぁ」

唯の部屋!

澪「唯、終わったぞ~」ガチャ

唯「ZZZ」

やっぱり唯は寝ていた。可愛い。近くに寄って唯の髪を触る。擽ったそうに顔を動かす。

澪「それじゃあ私は帰るからな。明日また来るから」

そう言って私は帰ろうとした。

グイッ

唯「・・・・んっ・・・行かないで」

澪「唯?」

どうも寝顔がおかしい。さっきまで気持ち良さそうに寝ていたのに急に顔が苦しさを表してる。

唯「やめて・・・虐めないで・・・・み・・・お・・ちゃん」

澪「唯!大丈夫か?」

落ち着かせようと唯の手を握った。明らかに魘されている。
それなのに私には傍にいて手を繋ぐ事しか出来ないなんて・・・。

唯「・・や・めて・・わた・・しの・・ならな・・いで・」

澪「唯!私が居るよ!大丈夫だから!」

唯「ああああああああああ!!!!!」ガバッ

澪「!」ビクッ

唯「あああ・・・あれ?」キョロキョロ

澪「おい唯大丈夫か!?」

唯「・・・・澪・・・ちゃん」

澪「随分魘されてたぞ」

唯「う・・うう・・・澪ちゃーん!怖かったよーー!!!」ダキッ

澪「うわっ!」

唯「怖かったよ~」ビエーン

いきなり唯が抱き付いて来た。梓に抱きつく雰囲気ではないし、午前中に抱きついてきた雰囲気ではない。
今の唯は何かから逃れる。そして唯の安心な場所を求めて・・・

澪「全く、一体どんな夢を見てたんだよ?」ナデナデ

唯は泣き止んでも私から離れたくないと言い、私は唯の隣に座り頭をナデナデしている。
当の唯は私が逃げないようにべったり抱きついている。

唯「・・・・みんなが居なくなる夢。
  最初に憂が・・・次にあずにゃん、りっちゃん、ムギちゃん。最後に澪ちゃん」

唯が体験した怖い夢。私でも怖い。とにかくまだ唯は落ち着いてない。落ち着かせる必要がある。

澪「でも夢だろ。気にしするなって」ナデナデ

唯「でも夢にしては凄いリアルだったんだよ」

澪「それだけよく眠ってたって事じゃないか」ナデナデ

唯「みんな、私を要らないとか言って・・うう」グス

唯ってたまにバカだよね。誰も唯が要らないなんて言うはず無いのに・・・ちゃんと言ってやる必要があるな。

澪「・・・・」ナデナデ

澪「私は唯を必要だと思ってるよ」ナデナデ

唯「・・・・・」メソメソ

澪「ボーカルやってくれるし、私の詩を誉めてくれる。だから私は唯が大好きだよ」ナデナデ

唯「・・・本当に?」

澪「もちろん。私だけじゃなくて律やムギ、梓に憂ちゃんだって唯を必要としてるよ」ナデナデ

唯「でもみんな要らないって・・・」

夢の話を引きずる唯。私が必要としてる時点で矛盾してるんだけどな。

澪「だったら電話してみたら良いじゃないか?」ナデナデ

唯「・・うん」カチカチ

唯「・・・・もしもしりっちゃん?」

律『その声は唯かぁ~どしたー?』

唯「私って必要?」

律『はぁ?』

唯「私って必要?」

律『唯が居ないと練習ばっかで軽音部つまんねーよ』

唯「そっかありがと♪」

律『おおう』

唯「それじゃあね」カチ

唯「・・・・」

澪「言っただろ。唯を必要としてる人はたくさん要るんだよ」ナデナデ

唯「・・・私って必要とされてるんだ・・・・うう良がっだよ~」ポロポロ

澪「ったくこんな事で泣くようじゃまだまだだなあ」ナデナデ

唯「私にとっては大事なの!」メソメソ

ともかく唯が立ち直って良かった。このままだと文化祭まで響く気がした。

澪「そうか。お夕飯どうする?」

唯「今何時?」

澪「6時頃かな。唯は中々起きないから寝かしといたよ」

唯「うわ~よる眠れないよ!」

澪「自業自得だ」

唯「あう~」

澪「で・・・・そろそろ離れてくれないか?」

唯「ダメ!」

澪「・・・唯」

唯「今離れたら澪ちゃんがこのまま消えちゃうようにどこかに行っちゃう気がして・・・・」ギュー

私は別に唯の前から消えるつもりはない。ただ少しの用だけあるのだが、それだけでも唯は私が消えると思っている。
つかの間の安心。すぐに訪れる絶望。唯の頭は不安でいっぱいなのだろう。なら私はどうすればいいのだろう?

澪「・・・・・」

澪「全く。唯は我が儘だなあ」ナデナデ

私の答えは決まっている。

唯「だって怖いんだもん」ギュー

澪「このままだと妹離れは出来ても、私から離れられないよ」ナデナデ

唯「澪ちゃんなら良いよ」ギュー

唯から意外な答え。憂ちゃんより私が良いってことなのか?

澪「何で?」

唯「だって、私の我が儘聞いてくれるんだもん」ギュー

我が儘。そう、確かに今日は唯の我が儘を聞いてきた。それは半分本心で・・・半分は仕事として・・
でも、決まっているだろ。私。

澪「もし、これが使用人の仕事だったらどう思う?」ナデナデ

唯「え?」

唯の顔が泣きそうになる。煽ったのがまずかった気がした。

澪「嘘だよ。本当は夕飯だけ作って帰る予定だったんだ。でも、ここからは完全に私の意志だよ」ナデナデ

唯「・・・・どういう事?」

澪「唯が離れたくないんだったら私は唯を離さないよ」ギュー

私から唯を抱きしめる。唯は驚いて声を漏らした。

唯「わわ///」

澪「唯が憂ちゃん離れして私に依存してくれるなら私は嬉しい。だって私は唯が好きだから//」ギュー

雰囲気に任せて私は唯に好きと伝えた。多分唯はLIKEと受け取るだろう。

唯「私で良いの?」

澪「また、私に恥ずかしい事言わせるのか///唯は我が儘だな」

澪「何度も言わせるなよ。私は唯の事が大好きなんだよ。LOVEなんだよ///」カァ

唯「でも私、家事は出来ないし頭悪いし、とても澪ちゃんと釣り合う気がしないよ!」

澪「だからと言って唯は目の前の女の子を振るのか?」グス

正直、唯を狙ってる子は多い。特に梓と憂ちゃんには負けてもおかしくない。出したくもない涙が頬を駆けた。

唯「・・・澪ちゃん、目・・閉じてくれないかな?」

澪「わかった」ギュッ

唯「私も澪ちゃんの事が・・」

澪「・・・」ドキドキ

唯「嫌い」

澪「えっ?」

私の暗い視界に更に追い討ちを掛けるような言葉。『きらい』というたった2文字が私の心を壊し始めたかと思った。

チュッ

私の唇に一瞬、柔らかい何かが触れた。

唯「・・・・・なわけないじゃん。私も澪ちゃんの事大好きだよ///」

澪「唯・・」

澪「ありがとう//」

視界が明るくなる。目の前には私の大切な人が涙を流しながら笑っていた。
思いが叶った興奮が治まるまで私もつられて笑った。

唯「澪ちゃんってさ。いつから私の事好きだったの?」

澪「1年の時行った合宿かな。1年生の時は唯と色んな思い出作れて嬉しかったんだ」

唯「ほれほれ。もっと話せ話せ」モミモミモミ

唯が私を求めてくる。それは嬉しい、ただしえろい。

澪「あっ//もう唯のえっち///・・・梓が入ってから唯は梓に首ったけになってて悲しくなったよ。
  私にも抱き付いて欲しいと思ったよ」

唯「りっちゃんがいたじゃん」

澪「律だって唯と騒いでた印象しかないんだ。登下校だって他愛ない話しかしないし」モミモミモミ

私も唯を求める。食べても太らない体質はお尻に回ってるんじゃないかと思ってもみもみしてみる。

唯「澪ちゃんのえっち///」

澪「唯が先にやってきたんだろ!」

唯「反撃だー」モミモミモミ

澪「やっ//唯なんかに負けてられない!」モミモミモミ

ハッキリ言えないが//朝まで唯とプロレスごっこしてた//
まさか唯に倒されると思わなかった//

次の日の朝!

唯「・・・・・いつの間にか朝日が昇ってる」ツヤツヤ

澪「唯がいつの間にか積極的になってたからな」ツヤツヤ

唯「でも、澪ちゃん食べれたからいいや///」ダキッ

澪「私も唯食べれたからいい//」ギュ

唯「澪ちゃん朝ご飯食べたい」

澪「じゃあ一緒に作ろう」

唯「うん!」

レベル4朝御飯

朝御飯は本来ハウスキーパーの私の仕事。でも昨日の約束で唯と共同作業だ。
ただ・・・さてどうしたことだろう?

澪「なあ唯、私の服無いんだが・・」

唯「澪ちゃんはこれ」

澪「なっ///いくら唯しか居ないとはいえ恥ずかしいよ///」

唯「ほれほれ♪」

澪「いやあああああああ!!」

5分後

澪「ううう・・・本当に誰にも見せないでよ//」

唯「もちろんだよ!澪ちゃんの裸エプロンは私だけの特権だよ!」

澪「じゃっじゃあ///トーストと目玉焼きで良いよね?」

唯「了解!」

澪「・・・・サラダ作るから」ジャー

唯「・・・」ジー

澪「唯//」

唯「気にしないで」

澪「集中出来ない///」

唯に食べられた。

15分後

唯「いただきまーす!」ツヤツヤ

澪「イタダキマス」

唯「おいひーよ!澪ちゃん!」

澪「タベタラカタヅケナ」モグモグ

唯「うまうまー」パクパク

レベル2食器洗い

澪「スポンジに洗剤付けて泡が出たらお皿にササッと♪」

唯「ササッと♪」

澪「水洗いで良いよ」ジャー

唯「完了!」

澪「よし!テスト勉強やるか!」

さっきの仕返しは唯には大ダメージだ!

デンワデンワデンワ♪

唯「もしもし」

憂『あっお姉ちゃん!私だけど・・・』

唯「憂ーどうしたの?」

憂『DG細胞の力で今日退院出来ると思うんだよ』

DG細胞?憂ちゃんはキング・オブ・ハートに挑むのだろうか?

唯「そうなの?」

憂『だから、使用人さんにお金払っといてね。お昼までに帰るからツーツー』

唯「だって」

澪「1日分だから唯を1日好きにしていい分と同じかな///」

唯「随分高いね///」

澪「そうだぞ」

唯「まずは何の命令かな?」ワクワク

澪「勉強だろ」

何を期待してるかわからないけど勉強を期待してたんだな♪

お昼

ガチャ

憂「ただいまー」

憂(・・・家の中が甘ったるい)

唯「憂ーおかえりー」

澪「憂ちゃんおかえりー」

憂「澪さんいらっしゃい」

唯「憂ー私と澪ちゃんと付き合う事にしたよ」

憂「えっ?」

澪「こらこら。この事は秘密だって言っただろ」

憂「は?」

あー。やっぱり理解できないよな憂ちゃんでも・・・・

憂「えっと全然わかんないんだけど・・」

唯「お子様はわからないんだよ」

澪「頭は憂ちゃんの方がいいぞ」

唯「つまり、憂は澪ちゃんの事をお義姉ちゃんと呼んで良いんだよ」

憂「え?お姉ちゃんはお姉ちゃんで澪さんはお義姉ちゃん?」

澪「憂ちゃんからお義姉ちゃんだなんて//」テレ

憂「・・・」

憂「」フラッ

唯「憂!また倒れちゃったよ!」

澪「寝かしとけば大丈夫じゃないか?」

唯「じゃあ私も・・・」

澪「唯は勉強だ!」ゴン

唯「いたーい!」

しまった!可愛い唯に律と同じクラスの鉄拳をお見舞いしてしまった!
でも、これも記念。私と唯の記念をどんどん増やしてく。
いつか2人で振り返れるために・・・

おわり


規制喰らってなかったらまた投下させてもらうよ。
お付き合いありがと
どうでもいいけどクリアファイル目当てでDIME買った人は自分以外にもいるよね?


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