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いちゃいちゃ!

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いちゃいちゃ!


誰もいないと思っていた部室から聞こえてきたのは、聞きなれたギターの音色。
3年近くも隣で聞いていれば、その主が誰かくらいすぐにわかる。最初の頃とは見違えるくらいに上達したけど、その独特の力強さとあたたかさはずっと変わらない。
私の大好きな、唯の音色…

唯「澪ちゃん?」
澪「うっ、うわあぁぁぁぁぁぁ!?」

いつの間にか至近距離にまで近づいていた唯が、私の顔をじっと覗き込んでいた。目に飛び込んでくるのは、大きな瞳と弾力のありそうな唇。髪の毛からは、ほのかなシャンプーの匂いも漂ってくる。
夕焼けに照らされたその表情はいつもとは別人のように大人っぽくて…私はどうしようもなくドキドキしてしまっていた。

唯「どうしたの?ぼーっとしちゃって」
澪「なん…でもない。唯こそどうしたんだよ。自主練なんてめずらしいな」
唯「うん…ちょっとね。なんだか急にギー太を弾きたくなっちゃて」
澪「そっか…それにしても上手くなったよな、唯の演奏」
唯「え、ほんとっ!?」
澪「あ、あぁ…」

鼻息荒く私の肩を掴む唯は、とてもかわいかった。こういう唯の表情を見ると、こちらまでうれしくなってしまう。
唯がかわいくて、いとおしくて…抱きしめたくなる。

唯「わ…澪ちゃん」
澪「…ゆい?」
唯「なあに?」
澪「演奏、すごく上手になった。でもな、たまに怖くなるんだ」
唯「怖いって?」
澪「なんか…上手になった唯が遠くにいっちゃうみたいで」
唯「澪ちゃん…ふふ」

今度は唯が私を抱きしめた。そしてそっと、キスをした。

唯「大丈夫だよ。私はずっと澪ちゃんのそばにいるから」
澪「…ほんと?」
唯「ほんとだよ♪」
澪「じゃあ…もう一回、キスして」

唯は優しく微笑みながら、何度も私にキスをした。唯の唇が重なるたび、不安な気持ちが消えていくような気がする…
大好き、大好き、大好き…そう何度も言われているようだった。

唯「…澪ちゃん」
澪「ん…?」

唯の手が私の髪にそっと触れた。すると、なんだか不思議な気持ちになってしまう。
すごくドキドキして、すごく苦しくて…なんだか魔法にかけられてしまったような感じだ。

唯「私ね…澪ちゃんの優しいところ、大好きだよ」
澪「わ、私も、唯のあったかいとこ大好きだ」
唯「…ずっと一緒にいようね。大学にいっても、その先も、ずっと」
澪「う、うん…」
唯「私、がんばって澪ちゃんのこと幸せにするからね」
澪「お…おぉ」
唯「赤ちゃんもほしいけど…やっぱり無理なのかなぁ?」
澪「……ば…ばかっ!///」

おわり

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