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澪「そろそろ律離れしないとな」

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澪「そろそろ律離れしないとな」


初期設定

王道ブレイカー
紬空気

プロローグ

幼馴染みの律との付き合いは幼稚園、小学校、中学校そして現在の高校までに至る。とはいっても私はいつも律の後ろにくっ付いていた。
だから律みたいにたくさんの友達はいない。逆に律には友達がたくさんいてその性格に引っ込み体質の私は憧れを持っていた。
小学校の時は本と律が友達だったと言われても何も言い返せないくらいだ。
律みたいにたくさんの武器は持っていないが私は勉強は出来た。
家が近所と言うのも一点あるのか、中学時代のテストは何かと律は私に助けを求めてきた。
幼馴染みの付き合いであの時の律の目は本当に助けを求める目だったので一緒にテスト勉強をした。結果、律は安定した点を取るので私も安心した。
テストの時は毎回律と勉強した。けれどほとんど律は寝ていたのでテストのポイントを絞った紙を律にあげた。
それでも私は相変わらず友達が少ない。律が紹介してくれる友達と話す。
怪しい友達も居るようだが決してそういう友達とは律は私と話をさせなかった。
理由は私が危ない目に遭うかも知れないからだとか。
つまり本当の友達は律しか居なかった。
この事から解るように私は律に依存していた。反対に律も私に依存していた。
高校に入ると律は軽音部を入ろうと言われて文芸部の入部届けを破いてまで私を軽音部に誘った。
廃部だったのを無理矢理再始動に持ち込んだ。もちろん私も含めて。
音楽室で初めてムギに出会った。彼女は合唱部志望だったが律が強引に誘った。
彼女には申し訳ない事をしたが何故か面白そうだからと入部してくれた。部復帰まで後1人だ。
数日後に最後の1人が入ってくれた。名前は平沢唯という。
元々辞めに来たらしいがムギのお菓子と私達の下手な演奏で彼女は入ってくれた。
ムギと唯。私にとって、友達が出来たのは久しぶりだった。
しかし、考えるとムギは自主的に入部。唯もお菓子に釣られてだが自主的に入部と私だけが律に連れられて入部した。
まだ私は律に依存している部分があるのかもしれない。
ギターの唯は本当に初心者でお茶だけ飲みに来てる子だった。ギターを買った時に律に同じ弦楽器同士だから面倒よろしくと頼まれた。
何も出来ない彼女だったが私のあげたコードの弾き方の本を真剣に読んで覚えて行った。ただ、楽譜の読み方は私が教えた。後、やたら指をぷにぷにされた。まあ、ドキッしたが。
唯は頭よりも身体で覚えて行くタイプらしい。CやGといったコードを曖昧にしか覚えてない。ただ、不思議な事に弾けているのだ。
ただテストでは赤点を取るダメっ子だった。それでも彼女は一生懸命でギターを夢中で練習して赤点になったとの事。
追試の前日にテスト勉強を付き合ったら律より真剣に取り組んでいた。追試の結果は極端に満点だった。
喜んだのもつかの間で今度はコードを空っきし忘れていた。それでも彼女は覚えるのが早かった。
ふと思い返すと彼女は私に勉強で助けを求めてきた時だけ律に似ていた。
最近知った事だが彼女にもまた私と律みたいに幼馴染みがいた。
初めて会ったのは唯の追試の時。和という名の唯の幼馴染み。
それも幼稚園頃からの付き合いで高校も同じだそうだ。しかし、彼女はもう幼馴染みから離れている。
和は唯が離れていくのは寂しいらしいが唯の決めた事に突っ込む気はないとの事。
と言うことは唯はもう1人で大丈夫だと、そう言うことなのかも知れない。
それなのに私は未だに律が居ないと何も出来ないダメな子だった。
この頃からだろうか。
私は唯が気になっていた。時々無意識に唯の方を見てしまう。
理由はわからないけど幼馴染みから離れようとしている似た者同士って感じがしたからだ。


第一章

澪「合宿をします!」

音楽室に入っていきなりの合宿宣言。普段の彼女からは想像も付かなかった。

律「マジで!?海?山?」

澪「遊びに行くんじゃありません。バンドの強化合宿で朝から晩までみっちり練習するの!」

朝から晩までは勘弁かな。合宿でもやっぱり遊びたいって気持ちもあるし。

澪「ムギ、別荘とか持ってない?」

紬「ありますよ」

合宿が決まった。荷物の準備や水着を買うことで忙しくなりそうだ。


私は合宿前日に電話をかけた。明日の合宿でちょっと怪しい友達が居るからだ。

電話『・・・・・はい』

澪「もしもし」

電話『澪ちゃん?どうしたの?』

澪「唯の声が聞きたくなった」

唯『ええ~放課後いっぱい話したじゃん』

唯の天然は相当なもののようだ。私なら顔を真っ赤にしてしまうのに………

唯『それで、どうしたの?』

澪「いや、明日遅刻しそうだから電話で言っておかないと」

唯『んも~ひどいよぉ~。私だって憂がいなくても一人で起きれるよ!』

憂……唯の妹。唯の追試の時に唯の家に行ったとき初めてあった。唯と違って礼儀も正しいし頭も良いらしい。
ある意味唯にはもったいない妹。唯にとてもそっくりな妹。和の代わりに憂ちゃんに依存してるのか?と思うくらい仲が良い。
そりゃ姉妹だからそうだろうな。
もし、私が律から離れたら誰に依存すれば良いんだろう?

澪「ホントか?じゃあ明日1人で起きろよ」

唯『やってやるもん!』

…………ちょっと可愛かったのは私だけの秘密にしよう。

澪「な…なあ唯」

唯『どうしたの?澪ちゃん』

澪「唯の幼馴染みって和なんだよな?」

唯『そだよー。和ちゃん生徒会入ったんだよ~』

澪「唯は……」

唯『?どしたの?』

澪「いや…やっぱりいいや」

唯『変な澪ちゃん』

澪「それじゃあ明日寝坊するなよ。お休み」

唯『おやすみー!』

結局唯に言いたいが言えなかった。何というかこのこと話すと唯に勘付かれてしまうからかもしれないからだ。
電話を切ってから私はベッドに寝ころんだまま天井を眺める。
唯と和が幼馴染み。私と律も幼馴染み。ということは私はどっちに似て居るんだろう。
唯なのか?それとも和?いや、私は2人のどちらでもない。

私は私、秋山澪。田井中律の幼馴染みの秋山澪。でも、どっちかって言ったら唯に似て欲しいと思う。
お互い幼馴染みから離れようとしている者同士だからだ。


憂「おねーちゃーん。朝だよー早く起きないと………」

唯「ほぇ?今何時?」

憂「目覚ましが鳴ってから結構たってるけど………」

携帯電話が鳴った。しまった!彼女からかかってきている。これじゃあ昨日言われたことと同じじゃないか!!
折角昨日あんなに力一杯言い返したのに………

唯「はい……もしもし………おはようございます」

唯「………………ごめんなさ~い!!!」


私の予想は当たった。見事唯は寝坊したのだ。それが当たったからと言って私には得をすることなんてない。ただし、損はある。電車に間に合うかの心配事だった。1人旅なら仕方がないがこういった団体行動は時間が命だ。
1人でも障害があるとみんなに響いてしまう。昨日あれだけ大丈夫だと言っていたのに全く……

澪「すぐ来るってさ」

律「全く何やってんだかね~」

紬「でも次のバスでならまだ間に合うわ」

澪「…………」

律「どうしたの?心配なのか~い?」

澪「そっそんなじゃない!!」

律「またまたムキにならなくても~」

唯「みんな~!!!」

なんとか次来たバスに乗れて電車も間に合った。やっと落ち着いた電車の中で唯が私たちに謝罪をする。
どうやら唯には柔和な顔も武器な用である。あの惚けた顔でごめんねと言われてしまうと誰も言い返せなくなってしまう。と、言うより最初から誰も怒っている人などいなかった。ムギなどハラハラしたと言いながら楽しんでいた。

唯「ごめんね~。まさか寝坊するなんて~えへへ」

律「全く……もうちょっとで乗り遅れるところだったんだぞ!」

紬「でも結果的に間に合って良かったわ」

澪「昨日電話しただろ」

唯「ごめんね~。わくわくしてて眠れなかったんだ」

律「それはわかるぞ~」

紬「私もわかる~」

唯「澪ちゃんごめんね~。昨日電話してくれたのに……」

唯が改めて私に謝る。ちょっと顔をシュンとさせて申し訳なさ一杯って気持ちを表している。
なんだか私がいじめてる気がしてきたじゃないか。

澪「いっいやいいよ。まあわくわくする気持ちはわからなくもないから………」

唯「えっ!!澪ちゃんもわくわくするの!?」

澪「そっそりゃあ私だってわくわくだってするさ」

唯「例えばどんなの?どんなの?」

澪「れっレフティ祭とか」

唯「おお~」

澪「もっもう私の話はいいだろ。それより2人は何してるんだ?」

紬「ZZZ」

唯「りっちゃんはトイレです!」

澪「そっか」

何故だろう。唯とはまだ友達になってから数ヶ月しか立ってないのに唯には興味を持っていた。何というか律とは違った意味で安心出来るのだ。

律「戻った~って・・・ん?」

紬「ZZZ」

律「寝顔撮ろうぜ」

唯「辞めなよ可愛そうだよ」

律「まあまあ」

パシャ

紬「んっんん~」

唯「ほら起きちゃった」

紬「ごめんなさい。寝ていたかしら?」


別荘に着いた。けれどこれは普通の別荘ではない事がすぐにわかった。だって私の家よりもすっごい大きいんだもん!それにこれが一番小さいだって!お金持ちはやっぱり違うなぁ。

律「よっしゃー遊ぶぞー!」

唯「おー!」

澪「おっおい練習は!?」

ガラ~ン

澪「わっ私も遊ぶ~」グス

結局、彼女もみんなと一緒が良いみたいで4人で遊ぶ事になった。あれだけ練習と言っていたのに一番楽しくはしゃいでいた。何て言うか矛盾している。いや、何でも積極的に取り組める彼女が羨ましかった。その結果、夕方まで遊んでしまった。

律「いや~遊んだな」

澪「あっ練習!」

澪「全く律が遊ぶって言うから私まで夢中になってしまったではないか」

しまった!また些細なところで律に依存してしまった。1人でも練習は出来るのに律の言葉に誘導されて一番楽しんでしまった。こんな事なら最初から遊ぶって言っておけば良かったって気がする。まあ、楽しかったから良しとしよう。

唯「美味しかったね~」

律「そだな~」

ごめんなさい。
ここで詰みました。限界です。
ホントすみません。



この後、本当は露天風呂やライブの一言、晴れ着等で澪→唯。唯もライブの姿、新歓ライブの助けで唯→澪になる。しかし、梓入部によって唯澪とも王道ルートになる。→ある日たまたま2人で音楽室に居た時お互い両思いだったと分かる。トイレに誘われてキスを攻められる。
Aルート(キスする)→律と梓にばれて2人は激怒。軽音部が崩壊状態になる。クラス、憂に和まで唯と澪の敵になる。しかし、澪「唯と一緒なら乗り越えられるよ」と言って和解を目指すエンド。
Bルート(キスしなかった)→音楽室に戻ると律と梓がキスしている。→考えてない。

ホントすみません。

初出:2->>556,739

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