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SS18唯律「「唯律です!!」」」(2011/02/02 (水) 16:48:45) の最新版変更点

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***SS18 唯律「「唯律です!!」」 唯「あたしたちは今、温泉に来ています!」 律「2人でな!・・・そう。デートだああぁあぁぁ!!」 唯「あ、あんまり叫んだら恥ずかしいよ、りっちゃん」 律「おっおう。悪い悪い」 あたしは唯と連休を利用して温泉地に来てる。澪達は都合が付かなかったみたいだ。澪は来れたら来る。って行ってたけど、関西人いわく、やんわりとしたお断りらしいから来ないだろうな。多分。 てか、デートとか言ったけどめちゃくちゃ恥ずかしかった。まあ、唯は可愛いから付き合えるってんなら全然アリだけどな。な、何言ってんだろあたし。 唯「りっちゃーん。ここのホテルだっけー??」 律「!・・・おう。ここだここ」 ビックリした。急に話し掛けやがって。嬉しいけどな、でも今はダメだよ・・・。唯。 従「三名様でお越しの田井中様ですね。ではここにお名前をーーー」 ここは十九階建てのホテルだ。一応ホテル名は伏せておくが、ムギん家の系列らしくて、相当安く泊まれることになった。来れない代わりにとのことだ。本当にムギには頭が下がる。 そして泊まる部屋は・・・・。 唯「りっちゃん!もの凄い眺めイイよー!!ずぅっと遠くまで見えるよ」 律「ホントだな!こんなとこ本当に泊まっていいのかよ」 そう。最上階の一番いい部屋を準備してくれたようです。ムギ・・・。張り切りすぎ。今度何かお礼しなきゃな。ふぁ~。朝から張り切りすぎて眠いや。 唯「りっちゃんりっちゃん!温泉地だからここ以外にも沢山温泉あるんだよねー?」 律「めちゃくちゃあると思うぞぉー。効能とかも色々あるみたいだしなー」 唯「行こう!!今すぐ行こう。沢山まわりたいよー」 マズイ!ガチで寝るぞこれ。。 律「ゆぅぃ。まだまだいられるんだからぁ。ゆっくりしよぅ・・・・ぜ・・・」 唯「えー!?行きたいよーりっちゃん。りっちゃん?」 律「ZZZzzzz・・・・・」 唯「りっちゃん、寝てるの??」 唯の声が遠い。深く深く堕ちて行く。 「りっちゃん、大好き!」 「おう。あたしもだよ!」 何だこれは?ゆ・・・・め? 「あたしたちはこれからもずっと一緒だぞ」 「うん!」 唯「りっちゃん!りっちゃん!起きてーりっちゃん!!」 律「んあ??」 唯「りっちゃんいつまで寝てるの!?ご飯の時間だよ」 律「ああ、悪い。今仕度するから」 あたしは・・・、寝ていたみたいだ。じゃあさっきのは夢・・・か。そっか、夢だったのか。少し残念だな。何だ、涙が出ちゃうじゃないか。 唯「りっちゃん?泣いてるの?」 律「い、いや。まだ眠いんだよ、うん」 唯「そっか。なら準備したら早く行こ!お腹空いちゃったよ」 気付いてくれよ唯・・。あたしはお前が好きなんだよ。多分。付き合ってる夢までみてるんだ。心の奥底では唯が好きなんだよきっと。辛いよ・・・・唯。 律「・・・・・よし。行こうか」 一時間後。 お腹いっぱいだぁ~。 律「唯ー風呂行こうぜ」 唯「うん!行こーー!」 唯と風呂か・・・。みんなとは入ったことはあるけど、二人っきりは初めてだ。い、いいのか?気恥ずかしい。でも、このドキドキは嬉しい気持ちだ。 律「唯~、先に体洗っちゃお」 唯「うんー」 微笑ましいなお前は。やっぱりお前といると安らげる。癒される。 唯「りっちゃんお肌すべすべ~!いいなぁー。キュッとお腹だって締まってるし。まあ胸はどっこいだけどn 律「おぉい。胸はいいだろ別に!てか褒めてんのか貶してんのかどっちだよ!!」 唯「えー、褒めてるって~。髪だってさらさらだし。あ!りっちゃん髪下げたらあたしと似てる!?」 律「褒めてるのか・・・。ならありがとよ、・・・似てるか??」 ふっと鏡を見てみると確かに・・・・似てないこともない。 律「確かに似てるな」 唯「でしょでしょ~!あたしの勘違いじゃないでしょー」 無邪気だなこいつは。そこが可愛いところでもあるが。むー。 律「お、、お前だって肌綺麗じゃん!指だってスっとしてて。いい体してんじゃん。それに・・・可愛いしよ」 唯「りっちゃんそーゆー目であたしのこと見てたのー?もぅえっちぃよーりっちゃん」 ん?あたし今何て言った?「いい体してんじゃん」??ばっ!あたしのバカぁああ!何言ってんだあたしは! 唯「ん。でも、嬉しいな。あたしのことちゃんと見てるってことでしょ?」 こいつっ!やっぱり好きだ。唯、大好きだ。 律「そう・・・・なのかもな」 唯「へへ」 風呂を上がり部屋へ肩を並べて帰った。二人して一つのベッドに寝転がった。ふわりと唯の湿った髪から、シャンプーの匂いが漂ってくる。やばいって!湯上りでまだ体が火照ってるのが、ドクドクと心臓が脈打ち、体温が上昇する。 ぴとっ。 唯「りっちゃん顔赤いよ?熱でもあるの?」 あたしの額に唯の手が置かれた音だった。その瞬間あたしは完全に感情が爆発してしまった。 律「ゆ・・・・唯!あ、あたあた・・・・あたしは。。。唯、お前が好きだ!」 唯「・・・?あたしも好きだよ」 律「え?ほ、本当か!?意味分かって言ってるのか?」 唯「え?友達としてじゃないの?」 やっぱり・・・・、そうか。 律「ああ。そうだな」 そうであっては欲しくない。でも、でもだからってこんなの。辛いよ、辛いよ唯。気持ちが分かってもらえないのがこんなに辛いなんて。 唯「・・・。ふふ、嘘だよりっちゃん。愛してる。の好きでしょ?」 ・・・・・・え?今なんて?? 唯「だからぁ、意味分かってるし、あたしも好き。あなたを愛してます。・・・んー、こゆのあたしらしくないかなー?」 律「ズ、ズルいよ唯ぃ~。でも何であたしのこと好きになったんだ?」 唯「んー??わかんない!でもね、一緒にいて楽しいし、一番話していて心がポカポカするのはりっちゃん。田井中律、あなただけだよ」 ~~~~っ!! 律「あ、あたしもだ唯!あたしは平沢唯を愛してる!心底お前に惚れてる」 こんなにも嬉しく喜ばしいことがあっただろうか。唯を愛してる、か。我ながら恥ずかしいことを言ったと思うのだが、そんな感情など一切ない。 唯「りっちゃん、目閉じて」 律「唯・・・。へへ」 静かにあたしは目を閉じた。唯が近付く気配がする。緊張しているのだろうか、体が思うように動かない。唯の吐息が頬を撫でるようにくすぐる。 あたしと唯の唇が一つになった。最初は唇をくっつける程度だったが、し、、舌まで入っている。 唯「りっちゃん、りっちゃん」 唯はあたしの唇を貪るように吸い付いてくる。でも、嫌な感情などない。嬉しさでいっぱいだ。そして、二人は静かに目を閉じた。 翌日、お昼前まで眠っていたようだ。唯を起こし、顔を洗う。昨日はろくに街を観られなかったので、二人手を繋ぎ観光することにした。 ぶらぶらと土産屋の辺りを歩いていると、聴き覚えのある声が後ろで響いた。 澪「おーい。律ぅー唯ぃー」 澪のようだ。結局来たのか。 律「おー澪」 唯「澪ちゃぁん!」 澪「な!?何でお前ら手なんか繋いでるんだ!律と手なんか繋いだの小学生以来なのに」 律「んーとだな・・・ 唯「んーとねー・・・ ふふ。 唯律「「なーいしょ」」 お終い。

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